なんとなくデッキ構築論(初心者向け)その②~カード1枚の仕事量~
(ナンバリングにあまり意味はありません、書いた順です)
遊戯王に限らずカードゲームにも限りませんが、自分の手札を有効に使った方が勝利に近づくのは言うまでもありません。現実世界では手札の質・量に差がありますが、遊戯王では違います。
ではなぜ勝敗が決まるのでしょうか。少し考えてみましょう。
・それぞれの環境・デッキによるが、8~10枚程度しか使えない(と思っておく)
前提条件としてですが、現代遊戯王では2~3ターンで決着がつくことも珍しくなく、となると初期手札と合わせて少しもつれるとしても8~10枚程度しかカードを使えないことになります。(展開によるサーチ、リクルートはここでは考えから除かせてもらいます)
とはいえ、手札2枚から4妨害などの盤面がポンポン出来る昨今、十分と言えば十分な手札数です。
とにかく両プレイヤーとも量は同じですね。(先行は枚数としては1枚分少ないですがその分有利なこともあるのはご存知の通りです)
・最低でも1枚分の仕事はしてもらいたい
遊戯王では質・量に差はないと言ったがアレは嘘じゃ。
量はともかく質の差は如何ともし難いですね。
例えば『強欲な壺』と『壺盗み』どちらを採用するか問われたら99.9999%の人が『強欲な壺』を選ぶと思います。なぜなら質が高いので。(当たり前)
ここまで格差がないにしてもそれでもそれぞれのカードには質の差が存在しますね。基本的には質の高いカードを採用するべきですが、質の差を覆す要素がシナジーやコンボです。このような要素もトレーディングカードゲームの面白さの一つですね。
基本的に新しいカード程質の高い傾向にあります。古いカードを使うなら愛が必要になるでしょう。
・状況によって仕事量は変わる(ファール、ヒット、タイムリー)
(イメージ的にこんなかなってので野球用語を使用しましたが正確性は担保しません)
例えば死者蘇生を例に取ると、先行1ターン目では蘇生できるカードが無いので(展開途中ならそうでもないですけど)仕事量は0(ファール)、2~3ターン後には適当に蘇生できるカードがあって適当に使ったら1(ヒット)、盤面捲くったり展開に非常に寄与するような勝利に貢献する使い方なら2にも3にもなる(タイムリー)。
と下手な例えですが、制限カードである死者蘇生は1枚以上の仕事をできる確率が高いので制限になっている訳ですね。
・以上3点から投入するカードを考える。
デッキを構築する際、仕事量は先行後攻1ターン目の動きを元に考えると思います。(と言うかそれ以降は複雑すぎて考えるのは不可能ですね)ある程度の流れを想定しておくと良いデュエルが出来ると思います。
それぞれ投入したカードは最高のパフォーマンスを発揮し、最高の盤面をあなたに提供するでしょう。盤面を築いたり、崩したりの攻防の後、トップデッキに来たカードはどの程度の質を持っているでしょうか。ある程度の流れを想定しておくと良いデュエルが出来ると思います。
初回の展開にしか寄与しないカードで構成されたデッキでは、捲り性能が低く逆転出来ないかもしれません。かと言って捲くり性能を追求すると展開が安定しないかもしれません。
デッキの構築段階である程度の流れを想定しておくと良いデュエルが出来ると思います。