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コンテナの置き配用アプリを作ってみた

続編案内

「2mくらいの精度のGPSトラッカー」を作って、評価したら置く場所の制限が厳しかった。

元々のGPSトラッカーを作ったきっかけが、“「置き配」に使えるか” だったので、一緒に使う「コンテナの置き配用アプリ」を作ってみる事にした。

クラウドの緯度経度情報と地図アプリを組み合わせて場所を表示するアプリを作る方法は資料がいろいろとWEBに転がっているので、比較的順調にできた。(作ってもらった)

GPSトラッカーを評価している時には、自作のGPSトラッカーのGPS精度は2m以下で、地図アプリの表示は5mが一番細かい表示なので、気がつかなかった問題を今回は書いてみる。

挿絵

駐車場に表示に関しては航空写真を元にイラストマップを作成した。   それに測位したデータを表示したらずれた。       

GPSトラッカーを評価している時にはあまり気にしてなかったけど、アプリで正しく表示されないのは致命的だ。

GPSトラッカーの置き方が悪いのだと思っていたけど、それだけでは無かった。

なんと、地図がずれていた。

測位データを扱う人には一般常識らしいけど、素人の私は知らなかった。
国土地理院のホームページに答えが書いてあった。

地震などで地殻変動が起こると地面はずれるけど、毎回それに合わせて地図を直すと、地図の更新が大変だから基本の地図は1997年の緯度経度で表示されている。

だから、今と1997年との緯度経度のずれが国土地理院のホームページで確認出来るようになっていた。

このホームページで私が評価していたところを確認したら40cmくらい近く移動していた。
ただ、40cm以上ずれているように見えたので、これはGPSトラッカーの実力不足。。。

試しに東北の地震があった場所で見てみたら、地図のずれは1mくらいあった。

この時、置き配用アプリを作っても駐車場の表示は無理なのかと思った。 きっと大きな会社の人が、何度も評価をしているから正確なものができるのだと思う。

とりあえずそんな事を思いながら、今まで測位したデータを見直してみた。

挿絵

ちゃんとコンテナの上にアンテナを置いて測位したデータはコンテナの上をさしている。ちょっとずれてるけど。

同じところにずれている?!

という事はイラストマップの地図を同じようにずらせばできるはず、と思った。

足は軽いので駐車場をヒトマスずつ自分で作ったGPSトラッカーで測ってみた。その結果をアプリの担当者に伝えて、駐車場の設定位置をずらしてもらったら、ちゃんと測位位置が駐車場番号と一致するようになった


10台くらいの駐車場でアプリ作って成功したけど、何百台もある駐車場のマップは作った事が無いから、まだ、人に使ってもらえるレベルでは無いけど、まずは一歩前進。

何百台も管理する駐車場なら、駐車場が表示されるだけでは使ってもらえないと思う。

次回、「コンテナの置き配に関して改めて考えてみた」につづく

                     PALTEK TEAM.i NoW.young

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