情報リテラシー論 第11回
最近一気に寒くなってきて、本当に雪の降る地域で生きていけるのか?と不安になりつつあります、ぱるむです。
雪の降らない地域出身なので楽しみだと言うと決まって
「楽しいのは最初の3日間くらいだ」と言われます😅
まあ確かにいろんなところで不便なことが起きそうですよね。
最近運動不足なので、雪道で転けて大怪我とかしないように気をつけたいと思います。
今回の情報リテラシー論は、苦戦する紙媒体と電子書籍ということで
主に新聞、雑誌、書籍と電子書籍、電子コミックのお話でした。
今回の授業初めの動画は、初耳学というテレビ番組の切り抜き動画でした。
内容をまとめると、
『1日の読書時間0の学生と1日に2時間以上読書する学生に
同じテーマの論文を書かせると
読書時間0の学生の論文はほとんどがコピペで
最後の方にちょこっと自分の意見を書くだけだったのに対し、
2時間以上の読書をする学生の論文はしっかりとした
“論文”になっているものが多かった』
という調査結果がある。
文章は構造体であり、文章のひとつひとつの意味の塊を
きちんと繋がなければ全体としてまとまりに欠けてしまう。
まとめサイトのようなものを見て
あまり難しくないような内容のものを貼り付けるだけでは
論理的な思考はできるようにならない。
多くの情報を繋いでいく能力はどうやって身につけるのか?
⇒本を読むこと
というお話でした。
そう考えると、私のこのレポートも毎回授業内容をコピペしているようなもので
自分の意見も書いたり書かなかったりしているわけで、良くないのだろうか?
でもレポートと論文は別物か?などと考えたりしました。
1日に2時間以上の読書が文章力の向上に効果的である、と知っていても
課題に追われるこの生活の中で2時間を捻出するのはなかなか難しいし
2時間あるなら慢性的な寝不足解消を試みたいと思ってしまいます😅
まずは新聞について。
現代の若者は、確かに新聞離れしているものの文字離れはしておらず
むしろ自分から発信をしています。
新聞の発行部数は、インターネットが始まった直後から減少傾向にあり、
2000年には4700万部あった一般紙が2021年には3000万部に、
630万部あったスポーツ紙が240万部になっています。
新聞各社はWeb版に力を入れているものの無料会員にとどまる人が多く、
有料版の購読者獲得に難航しているのが現状です。
しかし、世界的に見れば日本人はすごく新聞を読んでます。
そして、dマガジンの影響について。
dマガジンは破格の月額400円で電子雑誌が読み放題という
NTTドコモが提供するサービスで、
サービス開始4年で会員数は363万人を超えていました。
一冊400以上する雑誌を何冊も読めるとなれば
電子雑誌ばかり読むようになるのも納得ですよね。
今回の講義の中で、1番興味が湧いたのが
電子データを読み込んでその場でプリントアウトして本に成形する自販機の話。
これはスウェーデンで既に設置され始めている書籍の自動販売機で
自動販売機の中に雑誌本体がストックされているのではなく、
電子データを読み込んでその場でプリントアウトして
本に成形してくれるらしいです。
例えば、この雑誌の○ページから○ページまでだけが欲しい、というときは
そこだけを印刷して本として成形してくれたりするのでしょうか?
でも、データさえあれば品切れも起こらないし
(紙が不足している、みたいな状況はあり得るかも?)
受注生産なので廃棄もないし、大量の在庫をストックするわけでもないし、
印刷も数分で完了するということで、
めちゃくちゃ便利なのでは!?と思いました。
ぜひ日本にも上陸して欲しいです。
最後に、電子書籍のお話。
日本では電子書籍は流行らないと言われてきており、
マンガ以外は苦戦しています。
2019年に紙と電子のマンガの売り上げは逆転しており、
2020年にはコロナ禍の巣ごもり需要もあってか
電子を含めたマンガの売上が過去最高を記録しています。
別の講義で、たまたま長岡造形大生に向けて実施した
読書に関するアンケートでは
約7割の人が電子書籍は使用していない、と答えています。
また、「今流行りの電子書籍について思うことがあれば記入してください」という
自由欄には
・目が疲れる
・ネット環境が悪かったりすると読めないのでもどかしい
・便利だとは思うが、個人的に紙の質感が好きだし紙で読んだほうが
内容が頭に入ってくる気がする
・手軽だとは思うが、紙が好き
・画面越しだと目の疲れがひどい
・紙がやっぱり一番読みやすい
・とても便利で重宝しているが、
紙を捲る感覚だったり匂いだったりのロマンがない
・多分使わない
・本は紙派なので使いたいとは思ったことがない
・紙の本のように装丁を楽しめないのが残念
・やってみたいけど踏み込めずにいる
・不具合でデータが消えるのがこわい
・紙が好きだし所有感があるので本が好きですが、
かさばらないしデジタルでもいいのかなーとかも思う。
・広告が面倒
などマイナス的な意見が多かったです。
私も、確かにかさばらないし、スマホ一台で管理できるのは便利だと思いますが、
紙媒体のページを捲る感覚とかが好きだし、
画面を見ていると目が痛くなってくるので長時間読むことが出来ず
あまり電子書籍に移行しようとは考えていません。
なので、紙と電子の売上が逆転しているという事実に驚きました。
一部の大学生と世間一般とでは
電子書籍の利用について、結果が変わってくるようですね。
電子書籍を積極的に利用する傾向にあるのはどういった人たちなのか
年齢層ごとに違いがありそうで興味深いなと思いました。
今回のレポートはここまでにしたいと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
他にも、
・紙媒体のない新しいニュースメディアとして注目のNewsPicks
・雑誌の本文までキーワード検索できるアプリ「フジサンリーダー」
・ブックスキャンという1冊110円で本をスキャンしデータ化するサービスの概要
・スマホ普及に伴う縦スクロール形式の漫画の登場
・Google検索で29種類の動物をARによる3D表示が可能へ
などの話も興味深かったです。
気になる方は先生のブログなど、ぜひご覧ください!
最後に。
紙の文字は反射光、液晶画面の文字は透過光(直接光)として脳が認知し、
反射光の場合は脳が分析モードになっているのに対し
直接光の場合は脳がパターン認識モードになっているため
脳の思考が違ってくるそうです。
そのため液晶画面を見ていたも誤字脱字に気付けなかったり
紙と電子では同じ本を読んでも頭への入り方が違ったりするそうです。
その点、Amazon Kindleは間接光が目に届くような仕組みになっているそうで
電子書籍を読むための端末としてちゃんと考えられているのだなと驚きました。
直接光ではないので目も疲れにくいと記述があり、
ぜひ試してみたいなと思いました。
これを機に読書ツールの選択肢が増えれば
1日2時間以上の読書も夢じゃないかも?なんて思ってます。
以上、ぱるむでした。
これは横田秀珠先生(https://yokotashurin.com)の情報リテラシー論、授業レポートです。
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