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マレーシア移住|クアラルンプールで賃貸コンドミニアムを契約しました(初期費用公開)

こんにちは。palmtreeworldです。

去年の4月からマレーシアに移住してきて、後2ヶ月で1年になります。

初めて家を探してた頃、不安と心配で全てを疑っていた自分を思い出します。マレーシアに移住、留学を計画している皆さんはいかがですか。

移住は軽い旅行とは違って本格的に決めていかないといけないことが多く、無駄に神経質になっていた気がします。

家を探している皆さんにこの記事が少しでも役に立つことができれば嬉しいです。

マレーシアで理想の住まいを見つけるための条件リスト

まず、家を探す前に夫と話し合い、希望の条件リストを作ってみました。

以下のリストはあくまでも希望であって、全てクリアしていません。でも7〜8割ほどの条件を達している物件が見つかり、満足しています。

  • 予算内の家賃、保証金

  • 間取り、階、眺め、高層

  • 水圧

  • キッチン

  • Fully Furnished

  • セキュリティ

  • コンビニ、スーパー

  • Wi-Fi速度

  • 駅、バス停

  • 駐車場

  • 排水口/匂い

  • 天井のファン

  • バルコニー

  • 日当たり

  • 鍵の仕組み

  • Facility

  • 配達受け取り場所

  • 築年数5年以内

  • モスクの場所

  • ジムまでの距離

  • その他(近隣にairbnb利用は多いのか、ゴミの捨て方、虫対策・消毒)

コンドミニアム探し・不動産屋(エージェンシー)と打ち合わせ

マレーシアには2015年から5回ほど来たことがあり、数年に渡って移住を考えていました。移住することを決め、2022年7月には下見し、2023年4月1日からマレーシアでの移住生活が始まります。

夫との会話

なんの根拠もなく、なぜか心に余裕がありました。この時点では。

1ヶ月以内に見つけようという気持ちでマレーシアに着いて1週間目、たくさん調べました。主に以下の2つのサイトで調べて、その他は日経の不動産さんにも問い合わせてみました。

気になる物件3件ほどまとめて、その物件を持っている不動産屋(エージェンシー)にお問い合わせします。

担当者との連絡は基本的にWhatsAppです。全て証拠にもなりますし、便利です。基本に聞かれるのは以下のような情報です。

  • Tenant name(物件名)

  • People stay(人数)

  • Nationality(国籍)

  • Occupation(職業)

  • Company(会社名)

  • Move in date(入居日)

  • Lease term/period to stay(滞在期間)

  • Furnish request(家具の要望)

  • Viewing date(内覧日)

  • Budget range(予算範囲)

  • Pets (Yes/No) ペット(はい/いいえ)

  • Special Remark(その他/特記事項)

まずは上記の情報を伝え、気になることがあれば、追加(間取り、駐車場の有無、家賃)で質問します。条件が合えば、見学の日を決めます。実際にお問い合わせしてみるとネットにアップされている物件がなかったり、内容が異なる場合があります。

内覧のポイント|後悔しないよう、写真やメモを残す

物件プール
例の物件

何件もお問い合わせしてみましたが、結局見学の日が決まったのはたった一つの不動産屋。でも第一志望で一番気になっていた物件が見れるから良かったと思います。

内覧の当日。担当者さんと約束の時間通りに会えました。2つの物件をみることができましたが、どちらも入居者がいて少し遠慮してしまい、細かく見れませんでした。

入居者と不動産屋に了解してもらって、所々写真は撮れましたが、写真さえも遠慮してしまい後から後悔しました。記憶だけでは思い出せないので、もし気になる部分があれば、後悔しないよう、写真もしくはメモでちゃんと残しておいた方が良いと思います。

WhatsAppでお問い合わせした時、5月の中旬くらい入居できると返事もらいましたが、契約を進んでるうちに6月1日になりました。

物件選びから入居までの流れ

最初見た物件が気に入ったので、直ぐ契約をすることにしました。他の物件をみる必要はないかと判断しました。

家を探し始めてから入居までの流れは以下になります。

  1. 4月1日:マレーシア入国、移住スタート(airbnbの生活続き〜)

  2. 4月1日〜:ネットで物件を探す、不動産屋へ問い合わせ

  3. 4月9日:Agencyと打ち合わせ・物件内覧

  4. 4月10日:仮契約 保証金(Advance Rental / 1ヶ月の家賃分)

  5. 本契約書
    ※退去時、家主が返事するまでの期間、公共料金の支払い方法などについて質問

  6. 質問に対して追記された本契約書

  7. 修正後の本契約書

  8. 署名

  9. 5月15日:本契約書済み(不動産屋、家主、契約者 ‐ 全員サイン済み)

  10. 保証金を含め、残金振込

  11. 6月1日:引っ越し完了、入居スタート

不動産屋(エージェント)のライセンスの確認方法

不動産委員会に登録されているのか、以下のサイトで確認できます。

http://search.lppeh.gov.my (※Eから始まる番号を入力)

正式な契約後、不動産屋に支払う初期費用はいくら?

分かりやすく(事例1)家賃Rm3,000(約94,000円)と(事例2)家賃Rm2,400(約75,000円)の2つのケースで作成してみました。ご参考にしてください。

事例1)1年半契約、家賃3,000リンギットで想定して計算した例になります。

  • Advance Rental(仮契約時に払う保証金):Rm 3,000 / 家賃1ヶ月分Refundable Security Deposit(保証金):Rm 6,000 / 家賃2ヶ月分Refundable Utillity Deposit

  • (公共料金保証金 ‐ 水道と電気):Rm 1,500 / 家賃半分Stamping Fee(印紙代)

  • +Service Charges(契約書作成料):Rm 280 (+Rm 400※不動産による)

  • Refundable Access card Deposit(カードキー保証金 - 2枚分):Rm 200

合計Rm 11,380(約 355,400円)

つまり、初期費用として支払わないといけない金額は「Rm 11,380(約 355,400円)」です。

印紙税(Stamp duty )の計算方法

印紙税 (Stamp duty)

印紙税(Stamp duty )の計算法:https://1-million-dollar-blog.com/calculators/tenancy-agreement-stamp-duty-calculator/

関連記事:https://propertyguru.com.my/property-guides/stamp-duty-and-administration-fee-for-tenancy-agreement-28223

事例2)1年半契約、家賃2,400リンギットで想定して計算した例になります。

  • Advance Rental(仮契約時に払う保証金):Rm 2,400 / 家賃1ヶ月分Refundable Security Deposit(保証金):Rm 4,800 / 家賃2ヶ月分Refundable Utillity Deposit(公共料金保証金 ‐ 水道と電気):Rm 1,200 / 家賃半分

  • Stamping Fee(印紙代)+Service Charges(契約書作成料):Rm 222 (+Rm 400※不動産による)

  • Refundable Access card Deposit(カードキー保証金 - 2枚分):Rm 200

合計Rm 9,222(約 288,000円)

つまり、初期費用として支払わないといけない金額は「Rm 9,222(約 288,000円)」です。

冷静に判断すべきのエピソード|契約トラブルから再スタート

正式な契約に至るまで、仮契約を一回破棄しました。理由は信頼関係が壊れたからです。

最初、家賃に駐車場代が含まれていると聞きましたが、急に話が変わって駐車場の費用は含まれてないと言われました。仮契約が終わり、家賃1ヶ月分を支払った時点です。

不動産Agencyと夫の会話

話がころころ変わることがあると聞いてはいましたが、まさかここでこうなるとは思いませんでした。月Rm100、払える払えないという単純な話ではありません。

契約というのはお互いの信頼関係で結ばれること。そこが大事なのに…少しイライラした私達は契約を廃棄することにしました。向こうの言いなりにはなりたくないですし、物件は他にもありますので、焦らず慎重に進めていきたいと思いました。

不動産Agencyと家主との会話

何日間後…

不動産Agency、家主、夫の会話

不動産の担当者さんからの連絡がきて、交渉です。一度信頼がなくなった状況だったので、悩みました。

  • 契約したい理由:物件と不動産屋が気に入ってる、他の物件をまた探すのがだるい

  • 契約したくない理由:家主との信頼関係

悩み悩んで、再契約することにしました。

なぜなら、物件が気に入ってるし、できればこの不動産屋の担当者さんに契約を頼みたかったからです。

不動産屋の担当者さんは家主の意見に偏らず、色々頑張って調べてくれたり、返事もわりと早く返してくれました。家の探しは家主も重要ですが、不動産屋の担当者さんの役割もとても大事です。良い人に出会うかどうかに全てが決まります。

そういうことで、駐車場の費用を含めて家賃Rm2,400、1年半契約でお決まりです。※ネットは個人で契約

入居|本契約書から快適な生活への第一歩(署名・お支払い)

本契約書は全て英語で書かれています。

家主と不動産の情報を確認し、偏った不利な条件はないのか、誤りはないのかを確認します。確認したい内容についても詳しく聞きます。

例)退去したい場合、家主にはいつまで告知しないといけないのか(期間)、修理の負担、公共料金の支払い方法など

本契約書の誤りがある部分と明確にしたい部分を訂正してもらい、署名します。本人、家主、不動産屋の署名が全て揃えば、本契約は完了となります。

初期費用の詳細と支払い方法・注意点

入居の日が近づき、不動産屋に以下について聞いてみました。

  • 支払い合計金額:Total payment amount

  • 振込先の受取人:Recipient for the transfer

  • 引越しの日程:Schedule for the moving day

返事がきたので、初期費用の詳細を最終的な確認し、全てを支払います。

  1. Advance Rental(仮契約時に払った保証金)Rm 2,400 / 家賃1ヶ月分

  2. Refundable Security Deposit(保証金)Rm 4,800 / 家賃2ヶ月

  3. Refundable Utillity Deposit(公共料金保証金 ‐ 水道と電気)Rm 1,200 / 家賃半分

  4. Stamping Fee(印紙代)+Service Charges(契約書作成料)Rm 222 (+Rm 400※不動産による)

  5. Refundable Access card Deposit(カードキー保証金 - 2枚分)Rm 200

1.:最初の家賃は不動産屋名義の口座に送金。次の月からの家賃を家主名義の口座に送金。

2.〜5.:不動産屋名義の口座に送金。
※我が家の場合、不動産屋の担当者名義の個人口座に送金しました。個人口座だったので、少し心配しましたが、家具を交替してもらった費用を除外するためだと言われました。

お支払い方法は銀行口座を利用し、送金しました。送金した金額が届いたのか不動産屋に確認し、証拠になりそうなデータは全てちゃんとまとめて残しておきましょう。

振込先に間違いがないよう、ご注意ください。

入居|掃除、鍵受け取り、修理について

掃除はいつ終わるのか、入居はいつできるのか、鍵はいつ渡してもらうのかなど、WhatsAppでやりとりします。

いよいよ、約束の入居日です。

家主に会うことなく、不動産屋と軽くチェックし、鍵を渡してもらいました。

入居してから修理が必要だとわかった部分は後から伝えておきました。修理ができる部分とできない部分がありますが、便器のノズルがゆるくなっているのと天井のファンの動きが弱いこと、ボロボロになっていた家具1つの写真を送信しました。

便器のノズルは修理してもらい、家具は新しいものに交換してもらいました。天井のファンの修理はできないと言われ、諦めました。限度があるので、程度良いチェックで終わりました。

マレーシアでのリアルな家探し、心配と期待

最初、家探しの事例をネットで調べると良くない意見が多く、心配していました。実際、家を探してみるとそこまで神経質になる必要はなく、慎重に進めれば良いと思いました。

国によってルールが異なり、そこで誤解を招くことは多少ありますが、全てを疑うことは良くないと思いました。入居の日、家主に会うことはなかったのですが、家具を交換した時に家主に会うことができました。会ってみると親切な方でした。結果的に家主も不動産屋の担当者さんも良い人で良かったです。

今住んでる家は半年経ちますが、暮らしやすくて満足しています。

マレーシアでの生活を始める方や引っ越しを準備している方、暮らしやすい家が見つかることを心から願います。

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