日々よしなしごと~シニアのスマホ~
スマホを使い始めて何年になるのだろう? 私の場合、いわゆるガラケーの携帯からスマホに替える時にそれほど躊躇はなかったと思う。まだ普通に仕事をしている時でもあったので、ある意味早く取り入れた方がいいだろうという判断があったと思う。
友人の中には、未だにガラケーの人もいれば、携帯電話そのものを持たないという人も何人かいる。
特に親しい75歳の友人は、後者の方でパソコンもほとんど使わない。
携帯、スマホを持たないという人は、何らかの信条のようなものがあるらしく、こういう方たちの特徴としてスマホは持たない、という時にかなり敢然とした態度で「持たないことにしてるの」という。理由を聞いても、なくても大丈夫、必要ないし・・とか、いつも持ち歩かないといけないのが嫌だとか、そもそもデジタル機器に振り回せれるのが嫌だ、そんな感じの返事が返ってきて、まあ人それぞれだからね、と言って話を打ち切るのが常だ。
一方で、80歳近くになってスマホを使い始め、twittterをやり始めたある時からフォロワーが何万人になったとかいうすごい先輩シニアマダムもいる。最近、70代後半80代で生き生きとマイペースに豊かに暮らすシニアマダムの本がいっぱい出てる。そういう方たちもfacebookやtwitterはしなくても、LINEなら普通にやっているようだ。
スマホ使わない派と使って楽しむ派とどちらがいいか、ということではないが、日常生活の中でこれだけスマホが入り込んできて、今の社会ではスマホを持っていることが前提の社会インフラの構築を突き進んでいるのは間違いない。デジタル化に対してどんなに拒否反応があったとしても、これは避けようのない現実だし、未来もさらに加速されるのは間違いない。
私も、この流れに何の不安や不満がないわけでもないが、少なくともその便利さと同時にさまざまなリスクも承知の上、自分なりに防護もしつつ、可能な限り乗っていくしかないと思っている。
その上で、持たない派の友人に、やっぱりスマホは使えるようになった方がいいよ、その方がいろいろ便利だし・・・と説得してスマホ派に巻き込もうかどうしようかと迷っている。
というのも、それぞれの価値観や生き方とも関係するので、スマホ持つ持たないについても、その方の矜持としてということもあるので、強制はもちろんできない。しかし、先に言ったように、スマホありきの社会インフラが中心になり、各サービスや防災害に対応するためにも、本当はとても大きなことではないかと思うし、これからの行政の合理化(はしいては国民生活にも影響はあると思う)のためにも、自分たちの暮らしやさらには命を守るためのツールにすらなっていることを考えると、価値観や生き方だからともいえなくなるんじゃないか・・・
もうひとつ、頑なに拒む人の本音は、今更デジタル機器を使いこなす自信がない、ということもあるのかも。
でも、78歳でPCのスイッチから入り今や何万ものtwitterのフォロワーがいるマダムだっている。遅すぎることはない、しかし早い方がいいに決まってる。最初から食わず嫌いで面倒だから・・・という理由なら、そんなナンセンスなことはないし、やってみると案外面白くて楽しめるかもしれない。
なので、今度友人にスマホに挑戦して欲しいと伝えようと思う。
もし、使えるようになったら、きれいに咲いている花の写真を送ったりいろんな情報を伝えることもできる。庭仕事とTVと隣近所や時々会う幼友達だけのコミュニーケーションから、大きく世界は広がるんじゃないか、と思うんだけどなあ・・・
とにかくダメ元でもね・・・いやちょっとしつこく言ってみようかな。