静かなところ
昨夜はムーブメントセラピーという
ボディーワークの個人セッションを受けました。
5月から毎月一回受けていて多分6回目。
胸郭のひろがりが起きて
体型も変わったし
呼吸のしやすさ、
股関節の可動域のひろがり、
腰痛も劇的に減った。
そして昨夜は特別な感じがした。
頭の中がただ静かになる。
ただそこにいて平和な感覚。
例えば、
かなり遠くで
クラクションが鳴ったとき、
部屋にいて宅急便が届くと知っていて、
玄関ドアのベルが鳴る時も、
道すがら誰に呼び止められた時も、
携帯の通知音、
日々お知らせとしてなる音たち。
それらに適切に注意を向けられる感覚。
一瞬も怖いと思わない感じ。
最初からそうとしか感じない人は
何も変に思わないし、
多分それ自体に怖さなどない。
きっと。
子供時代の失言や失敗が
まわりから許されなかった時のように、
今ですら判断する時に
起きる怖いという感覚。
自分のひとこと、発言、
判断一つで未来が決まる
そういう恐怖みたいもの。
失敗=安全なところから
自分はいつでも追い出されるという感じ。
ああ、私は失敗したんだという
悲しみを避けるために
ただただ耐える
子供っぽい健気な感じ。
今現在ですら
笑い話で済まされない人たち。
それゆえにどの距離感で
接すればよいのか
わからないという感覚。
自分にどれだけ厳しいのがよいのか。
他人や子供にどれほど忍耐強く
優しさを与えれば適量なのか。
身体にその爪痕を残して
大人になっていくから
それすら個性と
言えるのかもしれないけれど
そういう人は
もっと静かに驚かずに
生きたかったと思う。
過ぎたことはもう良いとして、
私の中にも静かな人生も
ただ静かな時間が
あると知ることができた。
そんな体験が起こりました。
自分の中が静かってとてもよい。
漣のような日常。