きっと、永遠じゃないからこんなに愛おしいんですよね
京都にある昭和ラブホテル、シャルマンが閉店してしまう。
しかも知ったのは閉店する数日前。もうあまりの衝撃にそれはそれは落ち込んで、悲しくて…シャルマンに行きたいと暴れ回る悪夢を見たくらい。
次の日起きて夢じゃなかったんだとまた落ち込む。同じく悲しんでいる方がTwitterのTLにはたくさんいて、改めてシャルマンの存在がどれほど大きかったのか思い知らされる。
本当は東京に帰るはずが奇跡的にシャルマンに会えることになったので、お別れの挨拶をしてきました。
思い入れの強いお部屋とまだ行けていなかったお部屋、計4部屋はしご。
340号室・ブルーマウンテン
初シャルマンのときに選んだ部屋。
ここまでの完成度のファンシーメルヘン部屋を作っておきながら、どうして1番目立つあの部分がアレでOK出たんだろう。やっぱり悪ふざけにしか見えない。
でもこのねずみの顔をHPで見た時、私はシャルマンに惚れたんだった。
この部屋は100%なくなってしまうだろうね
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2部屋目
シャルマンは全ての部屋に対し紹介文がある。その紹介文だけ見て部屋を選ぶのもシャルマンの楽しみ方の一つ。2部屋目は上記の紹介文に惹かれ、入室してみた。
225号室・フィフスアベニュー
なるほど鏡張りのトンネルってこういうことかー!!!という感じで楽しい。なんだか喫茶店みたいで素敵。壁がベロア生地なのが個人的なお気に入りポイント
かっこいいだけじゃなくこんなヘンテコなスペースも共存している。ハイクオリティかつどこかチグハグだったりクスッと笑えるユーモアがある感じ。あーこれぞシャルマン。大好きよ。
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330号室・ライムライト
ラブホなのにテニスができちゃうお部屋🎾
アミューズメント系のメゾネットのお部屋はシャルマンの真骨頂。
テニスができるだけで本当にすごいのに、それ以外の部分もかっこよすぎないですか?煌々と光るネオン。部屋全体が私たちを楽しませようとしてくれてるみたい。こんなに全部の部屋で全力出してたら、そりゃ維持大変だよ……ってネオンを見て悲しくなっちゃった
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327号室・スカイハイ
最後は個人的に大好きなお部屋へ。本気でここに住みたい。浮かれ南国風がかわいいの🏝
上の階はアスレチックルーム。キラキラ光る空間に古そうな機器が並ぶシュールな光景。
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ロゴ入りアメニティ類も写真に収めてきた。全てに抜かりなくロゴが入っているの、こういう部分も含め大好きなんです。この子達はどうなるんだろう。改装後も使ってもらえるなら良いけどなあ
お部屋レポートは以上。ほんとはもっと書きたいけどこれくらいで。
決して家から近いわけではなかったけれど、魅了されて片道2時間弱かけて通いまくったシャルマン。
結局行けた部屋は、全69室のうち20室でした
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「違う姿になったとしても、どうか来て下さいね。」
従業員の方から頂いたお言葉。
シャルマンはただの閉店ではなくリニューアル。シャルマンには未来がある。大好きなシャルマンがそういう選択をした以上、ただ嘆き悲しんでいるのは違うかなと。
たとえ自分が好きだったシャルマンとは違う姿になってしまったとしても、私はシャルマンが大好きだからこそ、リニューアル後の姿も自分の目で見たいな。
そして、あんな昭和のセンスが炸裂した素晴らしいホテルを、そのまま令和の今まで残してくださったことに感謝しかない。どう考えても割りに合わないのに。
そのおかげで私は自分の目で見たシャルマンの素晴らしさを自分の言葉で後世に語ることができるんだもの。京都に最高のラブホがあったんだよ!ってね、自分が生まれてない時代の片鱗を語れるの、幸せだなあと
実際は前向きな気持ちとそれでも悲しい気持ちと、ジェットコースター並みに不安定だけど(笑)
とりあえず今の率直な気持ちを書き殴ってみました。もしこんな駄文を最後まで読んでくださった方がいたら、、ありがとうございます嬉しいです🥺
シャルマンありがとう、大好きだよ!!
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