【3キーワード】なぜこんなにコロナウイルスが騒がれているの?
いま世界の話題は新型肺炎と呼ばれる「新型コロナウイルス」です。
ウィルス?肺炎?
そんなのよく世界各国で起きてるし、なんで今回はこんなに騒がれてるのかよくわからない。
そんな方のために、3キーワードを軸に簡単に解説します。
<<コロナウィルスは初めてじゃない>>
コロナウィルスとは大きく分けて2種類あります。
・風邪のコロナウィルス
・重症化するコロナウィルス(×2つ)
もともと風邪の原因となっているということで、日常的に蔓延しており冬季には風邪患者の35%がコロナウイルスと言われています。
ヒトが持っているウィルスでヒトからヒトへ感染します。
現在、中国の武漢市から発生しているコロナウィルスが世界中の騒ぎになっているかというと、「感染源(宿主動物)」が今までとは異なるからです。
・風邪のコロナウィルス=宿主はヒト
・重症急性呼吸器症候群コロナウイルス=宿主はキクガシラコウモリ
→約20年前に中国で大流行
・中東呼吸器症候群=宿主はヒトコブラクダ
→約7年前に中東で大流行
・新型コロナウィルス=宿主は竹ネズミ・アナグマ・蛇(未特定)
つまり、今まで発生したコロナウィルスとは違う種別のモノで対策されていないウィルスであることが世界中を脅威にさらした原因の1つです。
<<ワクチンが無い・・・!>>
新型コロナウィルスに対するワクチンは、まだどこにも存在しません。
最近になりワクチン製造の研究が開始され、世界中の研究所と製薬会社が協力して開発を勧めています。
ただ、いまから取り組み始めても数ヶ月から数年かかると言われているため、いますぐ治る特効薬は無い状態です。
また、コロナウィルス自体は変異(形を変えて抗体が効かなくなる)ことが多いようで、根本からの対策がまだまだ難しいようです。
※よく変異するウィルスの代表例として、インフルエンザウィルスがあります。
インフルエンザA、インフルエンザB、新型インフルエンザなどなど、どんどん変異してヒトへ感染していきます。
<<爆発的な感染力 ~感染したら命の危機!?~>>
今日(2020/1/28)で、107名が亡くなったと報道されています。
日本国内でも4人目の感染者が確認され、これから感染拡大が懸念されています。
ただし、死亡した方に多くは「高齢者か呼吸器に病気があった」と発表されており、感染者の中には無事回復した人もいるようです。
新しいウィルスで実体がつかめていないため、世界中が混乱している面もあるのかもしれません。
感染力も強いようで、約20年前に流行したSARSと同等という専門家もいるようです。
(SARSは感染者数は8,098人、死者は774人)
今日の段階で新型コロナウィルスの感染者は4,515人、死者は107人と中国政府から発表されています。
2019年12月には”原因不明の肺炎”とされていたときから、爆発的に感染者が増えています。
こんな脅威をもつコロナウィルスですが、予防することもできるようです。
感染予防としては、インフルエンザと同じようなことが有効とされています。
・手洗い
・うがい
・マスク着用
・アルコール消毒
このあたりを行うことで、コロナウィルスもインフルエンザも感染が防げるかもしれません。
ということで、3キーワードは
「コロナウィルスは初めてじゃない」
「ワクチンが無い」
「爆発的な感染力」
です。
もし話題に困ったら、この3つを思い出してみてください。
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