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江戸川区よりお届け 柄をたのしむニット 

東京都江戸川区。豊かな川が流れるにぎやかな街の一角に、とあるニット工場があります。

そのニット工場はホールガーメントという、縫い目のない製法で編み物を作っています。

通常の編み物ですと、袖や身頃をパーツごとに編み、くっつけて仕立てますが、ホールガーメントは始めから終わりまで編み続いているのが特徴です。
そのため、『無縫製ニット』と表現されます。

こちらが今回ご紹介のニット、
『木春菊』のお花を、幾何学柄に描きました。
服のかたちに合わせ図案をデザインした、ニットでこそ活きる表現です。
2色の糸をつかった、奥行きのある色合いと、陰影によりさりげなく柄がたのしめます。

編地の裏目と表目で柄をあらわしています。


それでは、ニットができるまでをご紹介。
データの設計からはじまります。

原画にあわせて、柄を作っていきます。設計に丸一日以上かかることも。


ひとつずつ目を組んでいく緻密な作業!編図にもその人のセンスが反映されます。

データが編み機と連動していて、指令が送られます。

編み機下部からニットが出てきました。

大きなプリンターのような機械で、中の針が忙しそうに左右に往復しています。

工場は24時間稼働することもあり、職人さんが交代で糸を繋いだり機械の様子をみています。

一枚を作るのに約一時間以上、じわりじわりとニットが編み上がり、姿をあらわします。


どんどん出来てきました


じゃーん!一着編み上がりです。ぽとりと落ちたときは感動しました。


ここから洗いや糸始末をしてきれいに仕上げます。



陰影によりさりげなく柄がうかびます。

綿がメインなので、今の時期にちょうどよい着心地。
季節が進めば、インナーに着るのもおすすめです。



木春菊柄プルオーバー
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木春菊柄プルオーバー
¥18,700(税込)ネイビー/ベージュ/レッド
綿92%/ナイロン6%/ポリウレタン2%
品番:KPO24400D

*ホールガーメントは株式会社島精機製作所の登録商標です。

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