おてフェスに参加するまでの話

おはようございます、皆さま元気でいらっしゃいますでしょうか?
パルファムロゼ店主Lillyです。いやぁ令和になってからというもの春夏秋冬がまったくもって狂っていますねぇ。
七月に入ったばかりだというのに、そしてついこの間六月だったというのに猛暑の様な日々が続いていますね……皆様生きていますか?
店主は基本的に家の中に引きこもりなので何とか生きながらえております。

さて今回は少々推しの召喚士としてのお仕事とは別件の店主もやっぱりオタクだったんだなぁというお話でもあり、人生初の大規模イベントの参加体験レポを書く前のテニプリ遍歴みたいなものです。よかったら楽しんでいってください。



テニプリの歴史みたいな話


今回7/1に許斐剛著書、テニスの王子様の夏フェスライブに参加してきました。
皆さま、テニスの王子様はヲタ活をしていれば聞いたことくらいはあるタイトルだと思いますがどうでしょう?テニプリが誕生して早20年。ロングセラーでもあり、同時に色々な伝説を生んだ作品でもあります。テニプリすごい……。

まず余談ではあるのですが、私は結構テニプリを尊敬している面があって、というのも私が知っている限りなのですが、元々アニメの主題歌ではなくキャラクター(声優)がシングルを出す、という文化は元々歴史を辿るとらんま1/2(1989年)あたりかららしいんですよ。キャラソンという存在はその頃から存在していたんですが、主流とか定着とか今の時代より当たり前ではなくて、ましてや主役級のキャラの曲はあってもモブに近い様なキャラとか、登場回数の少ないキャラとかはやっぱり歌わせてもらえる状態ではなかったんですよね……。
2009年頃に涼宮ハルヒの憂鬱とかでキャラソンブームというのがめちゃくちゃ流行ったというのもあるんですが、テニプリのすごいなという所はアニメ化してから約半年後の2002年には青学のキャラソン・ユニット(青酢とキャップと瓶)が誕生していた上に、青酢の方のWHITE LINEはアニメのEDに使われてたくらいです。ハルヒよりも前にちゃっかりキャラソンというものに目をつけていたテニプリすごいな……という話。それもそうなんですけど、何がすごいって2002年時点でテニプリは11枚ものCDを制作してた、という事です。
いや……多分どこのジャンルだったとしてもそんな事ってあるか……?いや多分ないんじゃないか? もしそんな狂ったテニプリ以外のジャンルがあったら皆さん教えてください。アニメ放映開始半年後にキャラソン出して年間通して11曲も出すような狂ったジャンルがあればぜひ……。

それで、その翌年には今度は他校のキャラソンが出始めて、それもちゃんとそれぞれのキャラに持ち曲が与えられる訳なんですよ。中には出ない(というか特に観月はじめ役の石田彰に至っては絶対キャラソンを出さない事で有名なので……(あ、石田彰は歌は歌わないですがCD内部で「トーク」系のものは参加してくださいます。私は一曲だけ知ってますね、石田彰が歌った事のあるやつ。遥かなるときの中での曲だったかな?石田彰さん曰く自分のファンなら敢えて聞いてくれるなと言ってるくらいには完全に歌わない宣言をしている方でもあります。ちなみに私は普通に遥かなる時の中での曲を知っているのですが、石田彰の歌好きですよ……。下手とかではないですし、キャラ崩壊という訳でもないので、なんでしょう……石田さんなりの拘りとしての判断なので中々難しいなぁという点ですね)

それでですね、キャラソンの時点でもいわゆる業界初に近い事をやらかしてるテニプリですが、2003年には「テニラジ」と言われるテニスの王子様 オン・ザ・レディオが放映開始。さすがにアニラジは昔からあったのでテニスの王子様が一役買った!とかではまったくないのですが、同年に別の方でやらかします……そうです、テニスの王子様ミュージカルです……。


2.5次元ミュージカルを定着させた「テニミュ」という存在


そもそも漫画原作からの舞台化っていう文化は、全くなかった訳ではないんですよね。宝塚ではベルサイユのばら、あとはセーラームーン(ヒーローショーっぽいですが)なんかもありました。
その中で、テニスの王子様ミュージカルは、そもそも少年漫画のミュージカル化という事自体が異例で、スポーツ物(?)というジャンルで出たということも、キャストが男性だけなのも真新しいというレベルでしたし。そもそも漫画原作のミュージカルっていう文化に馴染みがなかった時代ではあるのでほんっとに先駆けというか火付け役と言っていいレベルの事をやらかしてるんですよね。

だから制作側も手探りだし、認知度もないし、評判も決して良かった訳じゃないんですよ。それが今や2.5次元ミュージカルっていう存在はもはや「あって当たり前」だし人気な漫画原作なら「ミュージカル化されるもの」くらいの認識に至るまでには主流になってる訳ですよ。これの封切をしたのがテニプリだっていうことを一応知っているので私としてはテニプリって本当に尊敬出来るな、次々新しい事やってくれるじゃん……。2.5次元ミュージカルの元祖と呼ばれる……すごい事です、本当に。だからミュキャストってレジェンドって言われるんだよな……という話。びっくりですよね、歴史ってすごい。

これらの点があるからこそ、私は長年テニプリという存在をある種の「商業コンテンツ」として尊敬してます。だって普通にすごいですもん……。色々な人が関わっているとは思いますけど許斐剛先生って先見を見る目があるんだなぁと思うばかりです。あんなにお金を稼ぐ(言い方が悪い)メディアライズ、マーケティングが上手い漫画家見たことないですよ、しかも当人が新しい事大好きで莫大な金使ってでもやり遂げる意思のある方なんだろうなって思うし本人が一番楽しそうにやっているので本当にすごい。

ところですごいと言えば、原作者のグッズが販売されているのも原作者のキャラソン?主題歌?が発売されてるのも、普通に聞いたことがないので狂ってる(ほめてる)と思います。先生に対しては畏怖の感情すら持ちますからね。行動力が人間離れしてると思います、さすがに。これが天才か……。

漫画家では?と思う反面本人はハッピーメディアクリエイターと名乗っているのでもう何もわかりません。ただ調べた感じ、許斐剛先生は漫画家と歌手が夢だったとの事なのでやりたいことをやりたい様にやっていた結果がコレなんでしょうね。すごいね先生……
テニスの王子様 SWEAT&TEARSってゲームでは声優として参加もしてますしね……先生、どこを目指してるんでしょう?

ちなみに更なる余談ですがテニスをする少年漫画なのに「乙女ゲーム」が出ている事実も大概狂ってると思います。
今までこの手のバトルもの(?)ゲームでほんのりの乙女ゲーム要素があるものは発売されてた記憶が私にもあるのですが(例えば最遊記等もほんのりテイストであったと思います。がっつりではないですが)テニスの王子様はガチの「乙女ゲーム」を発売しています。ドウイウコト?

学園祭の王子様(文化祭の話)とドキドキサバイバル(遭難する話)
どっちも面白いのでswitch版でまた出てくれないかなぁ~~~~~~と思います。いろんな意味でネタ満載なので面白いんですよ、普通にゲームとしても。


店主とテニプリの関わり


私とテニプリの歴史といいますが、店主は元々オタクだったという話を顧客の方々にはめっちゃめっちゃすると思うんですよ。まあ実際上記で書いた様に色々とその時代をリアルタイムで生きていたし触れていた時代の人間ではあるので。ただ私、最初からテニプリにハマってた訳じゃないんですよね。
私がテニスの王子様を初めて認知したのは多分テニプリのアニメ第一話だと思います。その頃はまだランドセルしょってた頃で、新しいアニメはじまったなーくらいの認識でした。ただスポーツアニメではあったのでそこまで興味はなかったですし、友達がテニスクラブに通い始めてクラブ見に行ったらテニプリのリョーマのラケット?と同じものが販売されてたかなんか?でリョーマのパネルが置いてあった記憶がなんとなくあります。コナミスポーツクラブだったのかもしれない。こればっかりは記憶に残っているだけで、ちゃんとわかっている訳ではないので実情はわからないです。

そんなあーなんか知っているわぁくらいのノリだったテニプリですが、それから数年後、当時私がハマっていた漫画作品といえば最遊記とかNARUTO、家庭教師ヒットマンリボーンなんかも友人の勧めで読んでたかなくらいの印象です。漫画よりも小説派だったので、ハリーポッターとかシドニィ・シェルダン著作の本とか或いはダレンシャンやオペラ座の怪人あたりを食べておりました。色々な意味で。なのでテニプリって手付かずだった訳ですが、夏休みに祖母の家へ遊びに行ってたまたま叔父が無類の漫画好きだったことから、テニスの王子様の原作に触れるキッカケがあったんですよね……。
祖母の家、やっぱり祖母が居る以外何があるわけでもないですか暇ですし、やっぱりそういう時の娯楽なんて叔父の漫画を借りて読みふけるかTVを見るかくらいな訳じゃないですか。まあジャンル的に興味はないけどとりあえず読むかぁ暇だしと手に取ったのが始まり。
それはもう色々な意味で吃驚しましたよ、だってテニス漫画だと思っていたのにテニスしてないんですよ? え?ってなりませんか。どこまであったかは覚えてないんですけど不動峰が出てた事と、山吹が出てた事は確かです。その当時の私は伊武君が好きでしたから……それから亜久津も。跡部は居たようないなかったような、多分居たかな、宍戸さんのシーン読んでた記憶はあるのでみたいな感じです。つまりは原作の関東大会あたりですよね……。
いや面白……となったのが私とテニスの王子様の「始まり」です。

店主の過去の話をチラっと知ってる人はわかると思うんですが私は毒親(搾取・管理虐待・ヘリ親)持ちだったので、学生時代はまるでお金がなく精々父親へマッサージするというお手伝い労働による金銭源しかなかったので(マッサージ5分100円)たかだかしれたお金しかもってなかったんですよね。ここだけの話ですが子持ちの方みんなに言いたいんですけど、幼少の頃からお小遣いという制度を設けて、なおかつ「やりくり」させるという教育はちゃんとした方がいいですよ。それに+してお手伝い=労働対価も基本搭載した方が良いです、これは私の家がお小遣い0 労働対価だったからこそ起こりえた事実ですが、経済管理能力がクソゴミになりますし、得たお金は使わねばならないと強迫観念にとらわれます。私も未だに完治はしていませんね……上記の条件の上ことあるごとに「没収」されていたので(態度が悪い・無駄な買い物をする等の罰則として)お金が入る=使い切ってしまわなければ奪われる=浪費家の出来上がり です。マジで。本気でそうなるから親御さんがもしこの記事に目を通してるなら

・月1のお小遣い制度(経済管理を覚えさせる為)
・お手伝い等は労働対価を払う(働くという事は稼ぐという事である事への教育=ブラック企業につかまりにくくなる)
・罰則での金銭の没収は「ほどほどに」する

これらを取り入れてくれた方が良いと思います。自分の子供をブラック企業に追い込みたかったり、浪費家に育てたいとかなら別ですけどね……そうなったらもはや虐待ですが。

まあなので、テニプリを買うために私がしたことと言えばマッサージという労働と、その労働で得たお金でブックオフ等にいって漫画を集める。ただそれだけです。新刊で買う事なんて私には難しかったですし、中古でもかなり安くなってないととても買えるどころではなかったので、なかなか原作には触れられなかったので私はある程度の時期までは原作をちゃんとは読めてなかったんですよね、かといってアニメを見る余裕もなかったので飛び飛びの知識でした。それでもまあオタクなのでFA見たりなんなりしてキャッキャしていた時代です。そのあたりにたまたまブックオフにあった海堂君のChainReactionというシングルを買ったのですが、思えばこれが人生で二度目に買ったCDでしたね。人生で初めて買ったCDは小学生の時にSAILワゴンで100円程度で置かれていた聞いたことも見たこともないけどなんとなく気になったから買ってみたCDでした。ちなみにこのCDは生涯お気に入りの曲になります。

この時代私はパソコンは持っていたのでまあ色々と情報を集めたり動画をみたりは出来て、その時にドキサバの存在もしりました。今思えばガチで夢をみたのはこのゲームのせいでもあります。恐るべし公式メディア。
このゲームは上記の都合から私が手に入れられる筈もないゲームでしたね、学プリも含めて。学プリは中古でなんとか買えましたが、ドキサバは発売してそんな日数が経ってなかったのでとても手がでない。それも二本……高額ですから……私にとってはあまりにも。
だから私、誕生日に友人にお願いしました。誕生日プレゼントくれるならこれがいい、と。このソフトがいい……と。値段も値段だからみんなでカンパって形でも良いから、と。結果1本分と半分くらいは友人が現金でくれる形で入手し、残りは買った店がヤマダ電機とかだったので、ポイントを出してなんとか買えた……というレベルです。あの時の友人には感謝しかないですよ、ホント。ありがとう友人……。そうやってある意味苦労して?手に入れたディスクはそれはもう楽しかったというか、感動したというか。
そこでまあとある人物に対して「誰此れ?興味ないな……興味ないから序盤に攻略しとこ」→「は!?!!??!?!?!?!?!?!?好きすぎる!!!!!!!!!!」となった子がいるんですけどね……。これで二度目の気狂いが発生してずっぷりです。

いやー怖いですね、乙女ゲームって……。

そんなわけでズプズプして学校も卒業して暫く。
この頃にネットで知り合った友人が年上だったんですけど、その子がまあ誕生日とかクリスマスになると中古でも良ければといってまとめた巻数の漫画を贈ってくれる子だったんですよね。今でも付き合いがある良い友達です。
その子のおかげで巻抜けはあるけどテニプリを当時発売していた巻数ほぼ全巻を入手したんですよね。ちなみに店主は一度だけ許斐剛宛にファンレターを出したことがあります。目を通してもらえたかはわからないですけどね、あの神は当時も忙しかったでしょうから。
凄い分厚いファンレターになってしまったし、当時の私の熱量といったらお恥ずかしいレベルです。みんなは推しの登場コマ数数えて同じ学校のメンバーの試合コマ数より少ない事を嘆く手紙なんて出しちゃダメだぞ!普通に気が狂ってて怖いからね。あの時はごめんなさい先生……私も十代半ばに毛が生えた程度の小娘だったんです……。

それからしばらくして、完結まであと少しという状態。その頃はまだ一応連載していたので発売を心待ちにしていました。その頃には社会には出ていたので(給料全額没収でしたけど)数百円くらいは貰えたので、新刊で最終巻を買う事くらいはできました。
で、原作コミック完結巻を読んだ時の私ですが、Dear Princeの歌詞みては???????????になったのを覚えてます。あと浦山しい太の存在にも は?????????ってなりました。わけわからん……まじめに。

店主、キャラソンやテニミュ、テニラジに触れてなかった訳ではないのでキャラソンの存在は知ってました。まあ当時はニコとかつべとか盛んでしたし、ミュに至っては空耳とかでさんざんネタにされていたから触れては居たんですよね。キャラソンに関しては友人が知っていたのもあって(CD買った事もありましたし)古い曲はかなりデータを持ってたんですよね。友人から借りたりなんなりを駆使してウォークマンにデータをぶち込んだのはいい思い出です。ただバカ程データ圧迫してましたけど……。ただ店主は2.5次元苦手だったのもあってミュは本当に本当にちょっとだけしか触れてなかったんですよ。仁王・柳生の(まさとばーちょん)のペテン師だぁ?とか、加藤和樹達の氷のエンペラーとか、青学・氷帝のあいつこそがテニスの王子様とかはちゃんと知ってます。そういえばそういう意味では城田優(初代手塚)の事は見たことあったんですね……。
なので色々知っていると言えば知っていた訳ですが、少なくともDear Princeは知らない訳ですよ。知らない訳ですから当然漫画に歌詞がかかれるということはすなわち?????????につながるわけです。まあそのなんていうか、これもまあ今となったら有名な伝説ではありますからね。その後Dear Princeが聞けるようになって初めてあれが感動につながるわけなので、後から見た人たちにとっては感極まるものもあるんだろうなぁと逆に面白いです。常に周囲を置いてきぼりにする、それがテニプリクオリティです……。

さて、そんなこんなでテニプリにドプっていた店主ですが、店主はテニスの王子様最終巻で「は?」となりました。そうです、新テニの発表です……いやだからまじわからんて……映画の予告じゃねーんだぞと思いました。そんなこんなで赤也と白石のダブルス迄は追っかけていたんですけど、それ以降環境が変わったりなんなりで実家を出たり、色々な出会いがあったりしてテニプリは卒業しちゃったんですよね。テニプリは私にとってですが十代の間にかかわってきた実家ジャンルであり、同時に青春時代でもあった訳です。

そこから遠ざかって約10年。テニプリから離れたとはいっても時々思い出してはルークの殺し屋と呼ばれた男を見たり、あいつこそはテニスの王子様とかペテン師だぁ?を聞いたりとかそれからキャラソンやテニラジを聞いたりとかはたまにしていたので全く触れてない期間という程ではなかったのですがまあテニプリヲタ!とは呼べなかったわけですが、まさか戻ってくる事になるとは夢にも思わなかったのです……

きっかけは、顧客の依頼から。

元々実家ジャンルではある訳ですから、というか多分ハリーポッターとD関係を除けば(ハリーポッター・D関係は活動を辞めたことがないので)一番長い活動ジャンルがテニスの王子様な訳ですけど、やっぱり触らなくなると色々忘れていくものですよね、とくに当初のとか。それから私は原作を巻抜けで持っていたという状態だったので特に四天宝寺の所は結局揃えられず終いだったんですよ。私が持っていたのはラブルスだけ……ラブルスは大好きでした。だから白石と不二の試合は見事に抜けてたり、千歳と橘の試合もなんとなく覚えてたり覚えてなかったりそういえばそんな話あったなぁくらいだったんですよね。

勿論過去に何度かテニプリ関係のイメージでお創りしたことはあります。
その時も懐かしいなぁという気持ちで毎回作ってました。ただ戻るきっかけにはならなかったんですよね、実際最新の話はついていけないですし。でも運命というのは数奇なものですよね……数奇すぎて吃驚します。当店の顧客の方でメルカリ以外で「初めて」ご依頼を受けた方、そして未だにご依頼くださる方からある日、助けてくれというDMが来ました。
某キャラにはまった、というお話でした。

元々原作のそのキャラは一度過去に話題に出たのですが、その当時は引っかかっておらず、私もそんなキャラいるんだーくらいのノリで返してたんですが、新テニスの王子様 ミュージカルにいって帰ってきた結果、その方に沼ったので助けてほしいというご依頼だったんですよね……。なるほど。
でもそのキャラについて知ってもらうにはとにかく何がいいたいかわかってほしいから「ミュの配信を見てくれ」と頼まれたので、ミュの配信(舞台後のレンタル)を一緒に見る事になります。解説付きで。

上記にも書いたのですがそもそも私は一応見ては居たけど基本的に2.5も実写化も受け入れにくいタイプではあります。まあ苦手意識があるといいますか、まず二次元的人物を三次元にもってくるのって難しいですし、三次元に持ってきた結果、二次元的な造形を表現しきれず、声帯も骨格も違うわけですから、言ってしまえば別人としてしか見れないんですよね。コスプレをしているようにしか見えないというか……それが舞台となるとダンススキル・演技スキル、キャラらしい所作、言動、視線の動かし方、しゃべり方の癖、その他もろもろ沢山のスキルが必要になってきます。それってすごい難しい事で、大変なことで、解釈の不一致を起こさずに見るのは非常に難しい訳なんですよ。だから店主は出来る限り漫画原作、アニメ原作の作品のミュージカルや声優の顔出しイベントはとにかく避けて通るタイプなんです。勿論解釈ド一致する演者さんもいました。それがテニミュにおいては初代比嘉メンバー、初代仁王・柳生、初代跡部だったわけです。とはいえ全部の映像に目を通したわけではないので(怖くて見れなかったですし、何より当時は見たいと思っていてもお金もなくて外出もまともに許されてなかったのでミュージカルなんて現地で見れるはずもなかったんです、とにかく触りたいと思っても触れなかったコンテンツがミュージカルなので……。)
そもそも店主は芸術教養的な意味では親に割と力を入れられてた方なので、バレエとかアイススケートとか、海外のミュージカル、本格的なミュージカル映画等は叩き込まれていたんですよね、そういうのと比べるとやっぱり2.5ミュージカルって見劣りしてしまう部分も少なからずあったと思うんです。それもあっていわゆる「動作ヲタク」でもあるんです。仕草の一つ一つ、表情の一つ一つ、発声の一つ一つを見てしまう。故に楽しむのが難しくなってしまう。ある意味めんどくせぇオタクなんです。
ちなみに動作フェチの話をすると私は何度でもいいますが、アイススケート選手のキャンデロロはキレが良くてしなやかで好きですし、プルシェンコは軸ブレを起こしているにも関わらず強制的な軌道修正が出来るので好きです。故に私がミュの初代仁王君をこよなく愛しているのは、あの人の動きが気が違ってると思うレベルで「ボーン」を感じさせないからです。猫か?猫なのか?どんな筋肉してたらこんな動きになるんだ?人間やめてないか?と思ってしまってます。比嘉メンバーも割とそういうバケモノじみた所があるなと思ってますね、私バケモノじみた身体能力大好きです……。もしおすすめの気が狂った動きのミュキャストが居ましたら教えてください。多分見ると思います……。

そんな動作ヲタな店主ですが、そのご依頼者さんが狂った演者さんも狂った動きをするんですよ。やっぱずば抜けておかしな動きをするんです。頭がバグる……なるほど、となり、なるほどとなりました。それから解像度が高かったんですよね、キャラに対する。勿論他の方々、前田君演じる赤也とか、GAKUさん演じる橘とか、もうビックリしました。今はミュージカルもこんなにレベルが上がってるんだ……と。私が知っているミュはやっぱりどこか少し素人感が出てしまう子も居るイメージでしたからね。今はもうすごい動きが出来るのがデフォなのかな?というくらい綺麗だったので、改めて過去のものも見てみたいなという気持ちにさせられましたね。
まぁ実際、今は衣装もウィッグもメイクも発展していますから、そういう意味では過去と比べても再現度が桁違いなんだろうなって思います。

そして依頼の過程で原作を読んでほしいという事で新テニスの王子様の方の原作を揃え、アニメにも一通り目を通し……結果、なんというんですかね……実家に戻ってきてしまった。それに伴って初代白石(B)のヒデ様の存在を知り、うわ、この人もすごいなとなったり、益子君の白石みて洗練されたダンスだ!となったり、3thの千歳があまりにも蛇っぽくて千歳っぽいな(これはあくまで店主解釈です)となったりして、返り咲いてしまった次第です。

そして……まあそんな感じでその依頼者様とは依頼者と店主という関係でありながら同ジャンルを追っかける同志としても交流するようになった訳です(元々趣味が似ていたというのもあります)

とは言え私は久々に実家に戻ってきたわけですから新しいイベントとかに関してはわからないので、やっぱり何と言いますか……ね。という。そこで情報をくれるのがそのご依頼者さんなわけですよ。

それでまあ先生がおてフェスの開催を告知した時に一緒に行きますか?と聞かれた当初は「うーんどうだろう……いやでも、幸村の声優さんと木手の声優さんが居て、手塚・リョーマ・リョーガのキャストさんが居るんだったら見てみたい気もするなぁ……」というどっちつかずな感じでいったん保留にしていたんですけど、その後でまあ色々ありまして、私にも行きたい事情が出来たので、先行三回、全部応募したんです。とはいえ店主はその、なんて言いますか……SSやS席じゃなければいっそ見たくない!というような性格だったので、SSとS狙いしかしなかったんですよね。N席も注釈席も嫌だ!!!!という我儘です。人によっては見れるだけいいだろ!って思うかもですが、いい席で見れないなら見ない!!!!どうせ映像販売は後日されるだろうし……とゴネてたんです。まあご依頼者さんは優しいのでそんな私の気持ちを理解してくれてたわけですが。

でも私にとって人生初なんですよ、本当に……。偶然イベントに遭遇して、握手会してる置鮎(手塚)と津田(乾)を見かけたという事はありましたがそれくらいでしょうか……?あとは他のジャンルですとサンホラのライブに行ったことが一度だけありますね、あれは復興祭でした。NHKホールです。ちなみに私が席にこだわるのはこの人生初のライブで「最前列の左端」という一見よさそうな座席だったのに機材によって左半分の全てが見えなかったという最悪な事例を体験した事による一種のトラウマです。中央スクリーンの左側全部見えないって本当にあの機材と座席の置き方どうにかした方がいいと思いますね。キレていいですよあれは。人権がないです……。だからN席や注釈席の様な下手すると見えないような席になるのだけは嫌だったんですよね、特に人生初の「大規模イベント」だったので。サンホラの時よりも断然規模でかいですから。

故に本当にチケットはどうやら戦争だったようです、後から聞いた話かなりの激熱だったみたいで。まあ人気ジャンルですしね。
先行三回、全落ちして正直私も同行者の依頼者さんも諦めてました。多いに、まあここまでやって外れるんだからあきらめもつくよね、って感じで。
だから最後の一般販売の時、店主は最後の賭けだからと、頑張りました。

まず事前にカード情報を登録し本人確認に不備がないように、そしてV6回線(有線)であるパソコンでログイン済み、チケット販売ページに即飛び出来るようにしつつ
同居人に頼んで同居人の方のアカウントでも購入できるようにスマホを預け……。ダブったらリセールに出す予定でしたし、同居人もつれていけばいいなくらいに思っていたので。まあ実際そう簡単にダブる倍率ではないのは間違いなかったんですけどね。
結果的に何とか購入できたS席。そしてその数秒後に完売表示。あれは本当に強運だったと思いますね……いやあよかったよかった。二枚取れたので当然ですが依頼者さんと一緒に行くことになり、二人でヤッターとなりましたよ。
ちなみに協力してくれた同居人は「リロードしても販売購入画面までいってもアクセス集中ですすまない」といってたのであの日のスマホ勢の購入者さん本当に大変だったと思います。パソコンはこういう時強いは本当にあるので……回線がそれなりのもので有線PCの方はね、もうぜひチケットバトルはパソコンですることをお勧めします。アクセス集中の時って結局回線の安定って関係してくるので……。

とりあえずそんな訳で参加する事になったんですよ、ほんと……良かった。というのがまあ私がテニソニに参加するまでの流れです。

体験レポは別記事にするので今しばらくお待ちくださいね。
多分めっちゃ動きの話すると思います。

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