【両もも】痛みのような…痺れのような…そんな症状【痺れ】
こんにちは。女性のための整体やさん ぱれっとです。
今回は患者さんからの質問。
「両ももになんだか痛みのような…痺れのような…そんな感じの違和感があるのですが腰からの症状ですか?」
ん〜…それだけではちょっと分かりませんのでもう少し詳しく聞いていきましょう!
症状が出ている範囲はどの辺ですか?
「太ももの前の方から外側ら辺ですかね?」
実際に体を診ていないのではっきりとは言えませんがこの時点で考えられるのは、
【感覚異常性大腿痛】
太ももの前から外側にかけて、痺れ・痛み・触った感覚が分かりにくいといった症状のこと。
【外側大腿皮神経の障害】
外側大腿皮神経が鼠径部で圧迫されることによって引き起こされます。
外側大腿皮神経は腰椎の第2〜5番から出る神経で太ももの前や外側の筋肉につながっている。
(大腿筋膜張筋・縫工筋)
鼠径靭帯の下を通って、太ももの前〜外側の皮膚とつながっている感覚神経。
(鼠径靭帯と縫工筋に挟まれている。)
【考えられる原因】
・腸腰筋、縫工筋の緊張により外側大腿皮神経を圧迫している
・ベルトや下着などにより長時間の締め付けがある
詳しく症状と原因をみていくには実際に患者様のお体を診なければいけませんので、一度来院してもらうことになりました。
ここまでだいたいの予想を立ててきましたが、思い込みにより大事な症状や検査を見落としてはいけませんので、ここはフラットに検査していきます。
【状態チェックの結果】
・腸腰筋の緊張
・骨盤前傾により鼠径靭帯の張力増加
・脱水による血流低下
・内臓下垂
が診られました。
鼠径靭帯を緩める検査をしたところ、症状が緩和されましたので今回の症状は外側大腿皮神経の影響によるものと考えられます。
原因がわかれば、あとはその神経を邪魔しているとこを取り除いてあげるだけです。
筋肉や骨盤を整えることでかなり改善が予想されます。
が、再発を防ぐためには根本から整える必要があります。
なぜ、腸腰筋が緊張したのか?
今回の場合は[お仕事中の姿勢]に原因がありました。
細かく診ていくと[足趾の筋力低下]と[水分不足]がさまざまな原因のトリガーになっていました。
日々の小さな原因が今回のように大きな症状になりますので、定期的にお身体のメンテナンスをすることが大切です。
5年後10年後と長く健康でいるために。