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映画の感想(ミーガン・きさらぎ駅)

Amazonプライムで久々に映画を見たので記憶がフレッシュなうちに感想を残しときます。 ※ネタバレを含みますのでご注意ください。

ちなみに私は基本的にホラー映画しか見ません。


『ミーガン』
去年話題になったミーガン。
ホラーというよりSF作品だと思っていたのでゴリゴリの暴力描写が出てきてびっくり。(そこまでグロくはない)
ユーザーに恐ろしいほど忠実なAIロボットという設定だが、終盤のシーンで「この恩知らずのクソガキがぁ~!!!」と人間以上に人間臭い感情爆発のブチギレが飛び出し思わず笑ってしまった。
ジェマの姪っ子・ケイディを守るべく敵を排除する姿に、初めのうちこそ「ミーガン有能!頼りになるぅ!」と爽快感を感じていたものの、徐々にエスカレートする暴走に『エスター』を観た時の胸糞感に似たものを覚え始めた。

まとめ:ユーザーがON/OFFを制御できなくなるロボットは怖い。

今使ってるPCも「更新してシャットダウン」を選択したはずなのに勝手にパワー入ったりして怖い。


『きさらぎ駅』
2chの有名スレッドが映画になっていたとは…。
どうやってストーリー組み立てるんだろ、と興味本位で鑑賞。
元スレはまとめサイト等で一通り読んだことがある程度の予備知識で見始めたが、結構色々つけ足されている印象。

まずスレ主・はすみは2chで実況してなかった。
あと、きさらぎ駅の世界に迷い込んでしまったのははすみ以外にいたという点。
きさらぎ駅のスレッドに代表されるような、所謂パラレルワールド系ホラーという大枠でオリジナリティ強めに製作されたんだろうか。

異世界と元の世界が2chスレッドで繋がり、リアルタイムで異世界の不気味さを体感するあのスリルが「きさらぎ駅」というコンテンツの醍醐味だと認識していただけに、元ネタを知っている人にとっては少々肩すかしを食らうかもしれない。

また、最後まで見ると分かるが、結局「はすみ」こと葉山純子は何を知っていて何が目的なのかが謎だった。
あの女子大学生を異世界の生贄にすることと引き換えに、異世界に置き去りにされた女子高生を救いたかったということ?
結局人間のエゴイズムが一番怖いよね、という人怖話にも見えてくる。

以下、箇条書きで感想ポツポツと↓
・「危ないから線路の上歩いちゃダメだよぉ」爺の感情のこもっていない声が気持ち悪くてGood。危線歩駄爺。
・一緒に異世界に巻き込まれた男女グループのDVしそうな男、要る?
どういう目的で配置されたのか不明。
・どこからか聞こえる祭りの音をもう少し詳しく描写してほしかった。
異世界の人の気配を匂わせる何かがもっと欲しい。
・「さぎのみや駅」と聞いて反応してしまう元西武新宿の民。
・元の世界への扉が目前で消失してしまった時の女子大学生の絶望の演技がGood。

まとめ:きさらぎ駅の元スレを知っている人にとっては「何コレ?」となる可能性




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