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メキシコ旅行記 2022春 -グワナファト編-

先月行ったメキシコ旅行の記録後半。前半のカンクン周辺編はこちら↓


4/15

慣れない場所なので早起きしてしまったけど、家族みんなが起きて準備するのをゆっくり待ってからみんなで車に乗ってチキン(Pollo)のチェーンレストランに行った。

グリルチキン。香ばしくてうまい。

そこからの帰りがけに行ったスーパーに入ってるパンが異次元の安さだった。ロールパンひとつ1円とか?あとはレジ際にバイクが売ってて面白かった。

それから友達の奥さんの祖父母宅に行った。金曜は毎週ファミリーディナーがあるらしい。家庭的〜。

そこで彼女の親戚一同に会った。みんな英語喋れないから仕方ないけど、めちゃくちゃに騒がしいスパニッシュ飛び交うなかひとり訳も分からず佇むのはちょっと居心地悪かった。家庭料理的なものを色々食べたけどどれもうまかった。

そこに夜までいた。親戚の若い子たちが英語や日本人の物珍しさに寄ってきて色々質問された。見せ物じゃねぇぞと思ったけど悪気ないのは分かるので優しく接した。しかし「日本語で何か言ってみて」ってほんとムカつく質問だよなー。

そしてようやく家に帰った。慣れない家族行事にかなり疲れてしまってベッドに倒れ込んだ。


4/16

今日は昨日会った親戚の子の誕生日パーティに参加するとのこと。観光してぇんだけども。

車で繁華街を抜ける。

車で少ししてからその家に着いたけど見るからに豪邸だった。やっぱみんな金持ちなんだなこの家系、と思った。

人見知りと気まずさと言語のわからなさで孤独を感じながら一日過ごした。
一族でワイワイする感じ、すごく幸せそうで楽しそうだったけど俺は全然好きじゃないなと改めて思った。

でようやく終わって帰ったらもう午前0時を過ぎてた。
シャワー浴びてクタクタになりながら寝た。


4/17

今日はもともと友達と飯食いに行く予定で、ようやく家族行事から解放されるかと思ったのに、飯食いにいくのにみんなついてくることになってしまった。何の悪気もないしむしろ家族ゴトにウェルカムな姿勢はありがたいんだけど、自分の気質に合ってないし何より海外からわざわざ来てるのにそういうのに付き合わされたくないよと思ってしまった。まぁでも今回は彼の結婚式メインで来てるし家にもお世話になってるから仕方ないか。

車で山の上の方のレストランまで移動した。
ちなみにグワナファトは岩山に囲まれた山間の街で、どこに行くにも坂を昇り降りしていた。住居も急勾配のところに所狭しと建っているので、建物の隙間を階段で行ったり来たりするなかなか体力のいる作りになっていた。

泊まってた家の近所。街のどこからでも山が見える。

途中で友達にsimカードを買ってもらい、ようやく外で携帯が使えるようになった。

買ったのはプリペイドのSIMなのだけど、カード代と1.5GBデータ+国内通話、SMS、FacebookとWhatsApp(日本のLINEみたいなやつ)無制限で$10ちょいと破格すぎて目が回った。というかやっぱりカナダは高い。
カナダで使ってるのは1GB+USカナダ通話SMS無制限で$25(+税)。

レストランに着いて、メキシコ版ラザニアみたいな?エンチラダを食べた。
しばらくそこに居た。疲れて眠かった。

エンチラダ。トルティーヤとチーズとビーフのレイヤーにトマトソースがかかったもの。


各々食べて休憩してから車で移動することに。どこに行くのかと聞いたらまた親戚のうちに行って夕飯だと。本気で言ってんの?世界が血縁関係までで完結してんのか?

で着いた家は昨日よりさらに豪邸だった。絵に描いたような豪邸。車が8台とかあった。そこで金持ちたちに囲まれてぽつんとしてた。

そこにしばらく居たけど、退屈だし夜にダウンタウンでやってる音楽イベントに行きたかったので、勇気を出してウーバーでひとりで行くことにした。

でも前回のメキシコ旅行も今回も全くのひとりで行動したことはなかったし、何よりスペイン語が喋れないので不安になり、ダメもとでカンクン旅行で一緒だった別の友達(以下 友達G)に連絡してみたら行けるとのことだった。ありがたすぎる。

で友達(以下 友達O)に付き添ってもらってなんとかウーバーに乗った。
ドキドキしながらダウンタウンへ。緊張して歩き回る余裕はなかったけどなんとか待ち合わせ場所で友達Gと合流。

歩いてすぐのとこの屋上のクラブへ。小さいけどわりといい雰囲気で音楽もいい感じだった。観光名所であるピピラの丘が見えて眺めがよかった。

クラブからの景色。街の上のピピラの丘にある巨大な銅像が奥に見える。

その日は日曜ということもあり日が変わる前には店を出て、友達に車で送ってもらった。

しかしこの数日間の閉塞感とクラブで友達と遊んだギャップが凄すぎて、やっぱり改めて自分は家族タイプはないんだなと実感した。

4/18

この日は友達Oが仕事の日だったので、ついにひとりでダウンタウンに出かけることにした。
ウーバーに乗車しスイスイとダウンタウンへ。

⁨Plaza de San Fernando⁩という広場のレストランで朝食。これまで全てにおいて人任せだったから考えもしなかったけど、そういえばメニューの読み方も頼み方も何も分からなくて焦った。
なんとかググって注文。

頼んだチラキレス。朝食セットでコーヒーとオレンジジュース、バゲットがついてくる。

なんとか会計を済ませて街歩き。美術館とかまわろうと調べたけど月曜は軒並み休みだったのでほんとに歩くだけになってしまった。

べンチで休んだりしながら昼まで歩いて、それからピピラの丘に登った。前回の旅行でも来てたので懐かしかった。

丘からの景色。街が一望できる。

それから午後になって、ティンダーでマッチした子と会った。写真のセンス良くて話が合いそうだったので、地元のおすすめを案内してほしいと話を取り付けたのだった。

待ち合わせて彼女が勧めてくれたダム兼公園へウーバーで向った。
ダムはピースフルな雰囲気でよかった。

街外れにあるダム公園。休日は人で賑わうそう。

そこからダウンタウンへのんびり歩いて彼女がお勧めしてくれたレストランへ行き、そこでワカモレを食べながらしばらくそこで時間を過ごした。

それから予定してた友達Gとの約束の店まで送ってもらって別れた。
ちょっと鼻につく感じのファンシーなバーに夜までいてから店を出て少し夜の街を歩いた。やっぱ地元の人といると安心感がある。

それからまた車で送ってもらった。


4/19

この日は結婚式で着るスーツを買いに隣町のLeonまで出た。
家族で車に乗って移動。
Leonはかなり大きい街で、車で走った限りは都会というよりは色々大規模な街、買い物する場所って印象だった。
日系企業が多いそうで、標識に日本語があったりして面白かった。

Leonへの入口。

この機会のためだけにスーツ買うのはもったいない気がしたけど、カナダで買うよか絶対安いし今後も着れそうなやつを一着買うことにした。

それから近くのモールでランチを食べた。スシを興味本位で食べてみたらクソまずくて食べきれなかった。無味。不味すぎる。人生で一番まずいスシだった。

スシという名のなにか。醤油にチリペッパーが入ってた。

それからグワナファトに戻ってまーた家族の集まりがあるらしかったので、自分は予定があると行ってダウンタウンで降ろしてもらうことにした。

友達が誰もつかまらなかったので、映画館に行ってみることにした。いつも旅行先では映画館に行くようにしているので。

少し歩いてローカルの映画館へ。
上映時間的に全く興味なかったけどファンタスティックビースト3を見ることにして会場へ入り、始まったらなんとスペイン語吹き替えだった。理解度ゼロ。そもそもシリーズ見てないし話の予想も立てられずひたすらに映像を追って過ごした。
途中で音量がガタガタ変わったり、照明が途中まで消えなかったり、観客がかなりうるかさかったり色々面白かった。

映画館。通常上映のチケットがだいたい300円くらい。

終わってからウーバーで帰った。

ところで、この旅行でめちゃくちゃ役立ったのがウーバーとwiseのデビッドカード。
ウーバーは言わずもがなタクシーのようなサービスでアプリ上で全て完結するのだけど、言語がわからない自分にとっては英語(たぶん日本語もOK)で配車から決済まで全てやれるのは最高だったし、ボラれる心配もなくて安心だった。
wiseは国際送金サービスで元々日本ーカナダ間の送金でだいぶお世話になってたんだけど、彼らはデビッドカードも発行してて、各国の通貨をあらかじめ自分のwise上の口座に入れておくとそこからデビッド決済ができるというスグレモノ。今回これにめちゃくちゃ助けられた。カナダのクレジットカードをメキシコで使うことももちろんできるけど手数料が全然違った。
そしてメキシコの通貨がなくなった後も自分の口座にある別の国の通貨(自分の場合はカナダドル)を自動的に安い手数料で両替して引き落としてくれる。最強すぎた。これからも旅行では必ずこれを使うだろう。

wiseについては送金手数料が一定額無料になるクーポン付きの招待リンクがあるのでここに貼っておきます。僕も無料になるのでみんなここから登録してくださいお願い


4/20

今日もウーバーに乗ってダウンタウンへ。先日閉まってた美術館を巡った。

まずはMuseo de Arte Contemporaneo Primer Depósitoという近代美術館へ。カフェ/バーも併設されてていい雰囲気だった。

Museo de Arte Contemporaneo Primer Depósito

それから同じ通りのギャラリーに入ってみたら若めのオーナーがツアーしてくれて色々喋った。こういう感じの地元民との出会い理想的。

入ったギャラリー EnVisionArteで好きだった作品。

夕方に先日会った子(以下 友達J)に連絡をとり、彼女とその友達と遊んだ。

彼女たちの案内でいろんな店を回った。地元のバーやレストランなんかを。
それから彼女がオーナーのレストランに行き、屋上を開けてもらってそこでダラダラした。この日は420(4月20日)というウィードカルチャーの記念日みたいな日だったのでみんな喫煙してた。
街を見渡せる屋上で夜更けまで座って話をしてた。どこからかマリアッチの演奏が聞こえていた。居心地が良かった。

日が変わる前に大通りまで出てウーバーに乗って帰った。


4/21

あっという間にグワナファト来てから1週間だ。

朝、ワクチンを打ちに行く友達Oワイフの父親の車に乗せてもらってダウンタウンへ。今日も一人歩き。

昨夜行ったばかりの友達Jのレストランに朝食食べに行ってみた。

チラキレスとカモミール。

そこで少しのんびりしてから店を出て、昨日行かなかった美術館へ行った。入ったトイレが思いのほか汚くて残念だった。

そういえばトイレの汚さは日本からカナダに来た時も結構なショックだったけど、メキシコとの落差はそんなもんじゃなかった。ここの美術館もそうだったけどそもそも便座が付いてないトイレが普通に多い。どうしろってんだよ。
ちなみにメキシコはトイレットペーパーをトイレに流せないので横に置いてあるゴミ箱に捨てる。これが潔癖症の自分にはかなりキツかった。

美術館を出て通りをブラブラしながら、先日買い忘れたスーツ用のネクタイなんかを買った。

通りの様子。毎日晴れてて気持ちよかった。

夜は友達Gが遊ぼうと言ってきたので会うことになった。いいタイミング。

近場で待ち合わせてからバーを梯子した。

一軒目に行ったファンシーなルーフトップバー。景色がよかった。

夜遅くまで色々回ってから帰ったらもう12時過ぎだったけど、家のみんなはまだ起きてて結婚式の準備をしてた。少しだけ手伝ってからシャワー浴びて寝た。


4/22

この日は結婚式前日ということもあり彼らの準備に一日付き合ってた。

朝から車で移動。朝飯に路肩の店でサラダとオレンジジュースを買った。ちなみにメキシコのオレンジジュースは基本その場で搾ってくれて、どこでも満遍なく美味かった。

それから先日スーツを買いに行った街、Leonへ向かった。今日はサイズ調整してもらってたスーツを引き取りに。
引き取ってからの買い出しに寄った業務スーパーのコーラの品揃えがエグかった。

見渡す限りのコカコーラ。

グワナファトへの帰りにタコスを食べに行った。ローカルな店で安くて美味かった。こういうとこたくさん行きたかったな。

タコス。いろんな種類の肉がある。

それから親戚の家へ荷物の積み下ろしだとかの色々で行き来した。あっという間に夜だった。

夜更けにようやく家に帰れた。もうくたくただった。


4/23

いよいよ結婚式。

早朝からパーティ会場に荷物運んだ。ゲストなはずだけどこれもはや主催者側だな俺と思ってた。

それから一度帰ってスーツに着替え会場に向かった。会場が前の旅行の時に観光で行った巨大な教会だった。観光客にたくさん写真を撮られた。東京で言う明治神宮的なところかな。

会場。Templo de San Cayetano Confesor

セレモニーはかなりスタンダードというかカトリックな感じだったしスペイン語だったので完全に置いてかれてた。

それが終わってからパーティ会場へ移動。友達O家のテーブルに座った。彼の家族とは前回の旅行ですでに会ってたのでそこまで孤独ではなかった。食事中はマリアッチが会場を回ってた。

新郎新婦のダンス。

でケーキカットやスライドショー、親族とのダンスなどあり、日が暮れてきたころにDJが爆音で音楽をかけはじめたんだけど音質が悪すぎて驚いた。音割れも酷いし接続も悪いのでよく音が途切れるし。これで金取れるなんてちょろいな。

そんなことはお構いなしに、会場の老若男女みんながフロアに出て踊り始めた。みんな飲んで騒いでだったのでこれはシラフでいられんとビールを飲んだ。

会場にはゲストが200人くらいいて、外国人は自分ひとりだったのでかなり目立ったし視線を感じてたんだけど、でも物珍しさからかいろんな女の子にダンスを申し込まれて、こんなにモテることもないなと思いながら辿々しいステップを踏んだ。Kpopに感謝。

で夜更けにようやくDJが終わってさぁ帰るぞと思ったらそこからバンダ(伝統的なバンドの生演奏)が始まり深夜までそのままみんな休み休みダンスし続けてた。結局セレモニーは2時間ほどで、それから深夜までずーっとダンスの時間だった。これがメキシコの結婚式かという感じ。結局8時間とかダンスタイムだった。

午前1時を過ぎてようやくみんな帰り始め、自分も2時過ぎに花嫁の両親とタクシー乗って帰れた。主役の二人は会場の寝室に泊まる流れだそうだった。

すごいカルチャーショックだったけど振り返ると楽しかったな。

4/24

昨日かなり遅かったしくたくただったのでさすがに少し遅く起きた。

買い出しして昨日のパーティ会場へまた向かった。あれだけ騒いだのにまだ二次会的なものがあるらしい。そのエネルギーどこからくるのまじで。

ダウンタウンで食べ物を買って会場へ。もうすでに少し人が集まってた。サンドイッチ的なものやトマトライスなどを食べた。素朴に美味かった。

会場に大量に用意されてたチチャロン。豚の皮を揚げたお菓子。パンに挟んだりもする。


今日はほんと昨日のパーティの残り香って感じで、あまり人もいないし家族中心にダラダラするだけの会だった。でもそれだったらせっかくだし街出て人と会いたかったな。でも彼らはこういう家族でダラダラする時間を大事にするんだろうな。価値観の違い〜。

でダラダラ過ごして午後になり片付けが始まり、それが終わった夕方にようやく帰れた。体がボロボロだった。

まだ早い時間だったから何かしたかったけど体力も気力もないのでプレゼント開封に付き合ったけど疲れてうまくリアクションとれなかった。

それを察してか友達がこっちはいいから風呂入れと何度も催促してた。

終わってようやく風呂入って寝た。泥のように寝た。


4/25

いよいよ帰国が迫ってきた。
朝のんびり準備して友達Jのレストランへ朝食兼昼食を食べに行った。

レストランで彼女と再会。のんびりと飯を食べた。モヤテス?みたいな名前のトーストを食べたけど美味かった。

パンの中身をくり抜いて豆とチーズを詰めたトースト。付け合わせのソースがかなり辛かった。


店を出てお土産探しを手伝ってもらった。色々話しながらいくつか街のお店を回った。

それからどこかで休憩しようということで、街の入り口にある広場に座って話した。彼女のいつも持ち歩いてるというノートにメッセージを書き込んだ。文字ちゃんと手で書いたのいつぶりだろう。


そのうちに友達Gから連絡があったので、言われた店に向かうことにした。

友達Jとは途中まで一緒に歩いてから別れた。また会えるんだろうか。こんなに気の合う子になんてもう出会えないだろうな。
きっとまた会おうと言って別れた。

連れてってもらった屋内のマーケット。Mercado Hidalgo

それから少し歩いて言われた店へ。
そこでトマトジュースにチリペッパーやホットソースが入った謎のドリンクを飲みながら友達と色々話した。

しばらくしてから次の約束の時間になったので店を出てお別れを言った。次会えるのはいつかな。どこかできっと会えるよな。何回もハグして別れた。


それから友達O夫婦にピックアップしてもらい、車で郊外のちょい高級なレストランに行った。
そこでファヒータ?鉄板焼き的なものを食べた。美味かった。

エビ、豆、野菜、米の鉄板焼き的なもの。この日頼んだのはエビのファヒータ


少しそこで過ごしてから帰った。


家には両親もいて、みんなで囲われてプレゼントもらったりお礼言われたりして照れ臭かった。
その挨拶を終えて風呂に入って寝た。


4/26

ついに帰国の日だ。
のんびり身支度してからブランチを食べ、荷物を持って家を出た。さよならグワナファト、さよなら友達たち。

平日だったので空港まであっという間についた。少し待ってから荷物をチェックインして搭乗口へ。友達Oとお別れをした。
次はいつになるかな。次は向こうが来るといいな。

グァナファト空港。ゲートが4つしかない。

空港はかなり小さかったのであっという間にゲートについた。それから待ってたけどまさかの飛行機が遅れてどきどきしてた。メキシコシティでの次の乗り換えに間に合うか。

で結局1時間近く遅れて飛行機が飛んだ。機内でもずっとドキドキしてた。

メキシコシティ空港についてから全力で走った。乗り換えまで残り30分しかなかった。
かなり大きな空港だったしゲート番号書いてなくてかなり焦ったけど、着いてみたら降りたゲートのほぼとなりだった。なんだよちくしょう。
搭乗の列に並んだ後でおみやげに空港で買ったメキシコのチップスたちを席に忘れてきたことに気づいた。ちくしょう。

でなんとか間に合ったけど今度はこっちの飛行機も遅れに遅れて結構1時間以上遅れて離陸した。まぁこの次がないだけ気持ちが楽だった。


ようやっとトロント空港に着いてみたらもう午前0時を過ぎてて、降りた瞬間の空気が寒くてカナダを感じた。
入国審査は秒で終わった。ビザ持ってるよね?はいOK、みたいな適当さだった。助かったけどせめてビザくらい見なよ。
荷物も乗換がかなり短かったので心配してたけど無事届いてた。

もう公共交通機関の通常の時間は終わってたので、疲れてヘトヘトだったしウーバーを頼むことにした。全く待たずに来てさすがトロントと思った。
ちなみにめちゃめちゃ高くて、メキシコでほぼ毎日ウーバー使ってたのに、この空港から家までの一回だけで軽くその総額を超えた。
まぁメキシコのがかなり安いというのもあるだろうけど。

2時前に家に着いた。
長い旅の終わり。



ここまで長い休暇をとったのは働いてる時としては初めてで、さすがに後半体力がもたなくてしんどかったけど、今回かなりディープにメキシコを体験できたと思う。
メキシコは旅行者からすると物価も安いし飯は美味くて人も気さくで最高だけど、格差や治安の悪さが地域によってはかなり深刻で、滞在中にも行方不明者が遺体で発見されたりして根深い問題も身近に感じた。

友達Jが言っていた、メキシコはその暴力性を乗り切るために陽気さやカラフルな色彩でバランスを保ってる、という言葉が頭に残った。

どの国もそれぞれの問題を抱えてるけど、旅行や滞在するうえではやっぱりそういうことを感じたり知って考えることは訪れる人の責任だよなと改めて思った。

まぁとにかく豪遊して美味いもの食べて色々な文化に触れて上っ面でモテて、目まぐるしくも楽しい18日間だった。
またいつか戻ってきたい。

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