リーマンショックからアベノミクスまで
リーマンショック後、株価はゆるやかに回復傾向にあり、私の主力株であるトーセイ(8923)も、40,000円くらいまで回復した後、20,000円から40,000円くらいの間を行ったり来たりしていました。
私はというと、本業の弁護士業の方が忙しく、この時期はあまり株取引をする時間が取れなくて、トーセイをすこしずつ買い増していたくらいで、あとは本業の収入がキャッシュポジションとして少しずつ積み上がっていました。
私の記憶だと、東日本大震災が起きた2011年3月の時点で、トータルの株式収支は若干のプラスになっていたのですが、東日本大震災で株価が大きく下がり、また収支がマイナスになってしまいました。しかし、このときは、キャッシュポジションに多少の余裕があったほか、本業の収入も安定して得られていたので、株価の下落はどちらかというと渡りに船であり、22,000円くらいで100株を追加で買い増し、保有株式数を250株程度にしました。
一方、フジミインコーポレーテッド(5384)の方は、リーマンショック時の株価の下落がトーセイほどは激しくなかった反面、リーマンショック後の株価の回復もさほどではなく、リーマンショック時に購入した1,000株程度を継続して保有していました。
そうしたところ、2012年の年末ころから、アベノミクスだということで株価が上がりだし、トーセイも一気に150,000円まで上がっていきましたが、すぐに下降に転じ、最終的には60,000円から80,000円あたりで落ち着きました(なお、2013年7月に1株が100株に分割され、分割後の株価でいうと、600円から800円となります。)。
このときは、株価の上昇にあわせて少しずつ売却を進め、株価の下落にあわせて買い戻していって、最終的に2015年の年末時点の保有株式数は16,000株(株式分割前の160株に相当。)となっていました。
この間、結婚や子どもの誕生といったできごとがあり、2015年には約4000万円で自宅を購入したりもしましたが、本業の収入が積み上がっていたほか、トーセイの売却で得た資金もあり、キャッシュポジションがそれなりに大きくなっていました。
私には、アベノミクスがどういったものなのかよくわかりませんでしたが、とにもかくにも一時的に株価が大きく上がり、それなりの利益をもたらしてくれたので、ありがたいことでした。このころは、本業だけでなくプライベートも忙しく、株式投資に向けられるエネルギーがあまりありませんでした。