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思い出深いゲームたち10選

#自分の人生においてトップ10に入るゲームをあげてけ
というハッシュタグのツイートを見て、思い出深いゲームを自分も語ってみようと思った。
熱中したゲームはたくさんあるが、その作品との出会いを切っ掛けとして、その後の自分の行動を変革した作品を中心に語ってみる。
プレイ時間だけを見るともっと長時間遊んだ作品も多いが「沼にハマるきっかけになった作品」を中心に、アナログゲームと電源ゲームも合わせて紹介したい。

Advanced Dungeons & Dragons 2nd Edition

D&Dを知った契機はD&Dがよくわかる本だったが、地元では赤箱を買うこともできず、よくわかる本の記載を元にオリジナルルールで補って無理やり遊んでいた。

TRPG敬老会必携書:D&Dがよくわかる本

上京を機に大学のTRPGサークルでAD&D2版を遊ぶようになったが、既に日本語版の展開は終了していた。新宿紀伊國屋でかろうじて残っていたAD&D2版日本語版のルールブックを買い、英語版サプリはイエローサブマリンやポストホビーで買い揃えた。
下宿で英語サプリを読み漁り、少しでも強い呪文・使える技・キットの組み合わせを考え、セッションで披露するのが楽しかった。

表紙がボロボロ崩れることで有名な日本語版AD&D2版PHB&DMG



Dungeons & Dragons 3rd Edition

大学サークル以外のAD&D2版プレイグループについてはほとんど情報は持っていなかったが、未訳RPGカテゴリーだったのでニッチなゲームだろうという認識は持っていた。
D&D3版が出た時、AD&D2版から引き続き乗り換える組だけでなく、赤箱時代のD&Dから復帰してくるプレイヤー・DMが多くて驚いた。
サードパーティ製品も大量に出たし、海外通販サイトもだいぶ使いやすくなったし、プレイ人口も増えたし、3版への移行は本当にドラマチックだった。
大学サークル以外にプレイの場を広げ、DACなどコンベンションでもプレイするようになった。D&D3版・3.5版で遊んでいる時期はかなり長かったと思う。



ネクロスの要塞

お小遣いの100円を握りしめてお店に行ってネクロスの要塞を買い、友達と遊んでいた。
お互いのカードを混ぜて遊ぶと後が面倒なので、誰か1人のコレクションを使ってカードを箱に入れて配置していた。その人の所持状況によってゲームの難易度が大きく変わるので「このレベル、ボスしかいねえじゃねえか!他の敵持ってないのかよ!?」と怒号が飛び交うこともあったし、プレイできるキャラにも限りがあった。
TRPGと電源ゲームをつなぐアナログゲームだった思い出。

大人買いしたネクロスの要塞コレクション



ドルアーガの塔(ゲームブック)

ゲームブック初体験は双葉社の青本だったが、「マッピング楽しい!」と実感した初めての作品がドルアーガの塔の2作目「魔宮の勇者たち」だった。
友達から借りてプレイし、ゲームに詰まったらマッピング結果を見せて相談しながら解いていた。
その後、3作目の「魔界の滅亡」を買ってプレイしたものの、1作目の「悪魔に魅せられし者」は地元では手に入らなかった。上京して古本市で見つけてゲットできたときは嬉しかったな。
その後、スーパーブラックオニキス・パンタクル・ワルキューレ3部作を遊び、ファイティングファンタジーシリーズに古本で手を出すようになった。
創土社で復刊されたり、ファイティングファンタジーコレクションが出たりと良き時代になった。ありがたや。

ギルガメスだけでなくメスロンもタウルスも好きになった。



ウィザードリィリルガミンの遺産(FC)

はじめて遊んだウィザードリィがファミコン版2のリルガミンの遺産
ファミコンが1日1時間と言われていた時代、プレイ時間に制約がない友人の家が絶好の溜まり場となっていた。彼の家で私がGoodパーティ、彼がEvilパーティを担当して武器の貸し借りをしながら遊んでいたなぁ。
1階のモートモンスターと2階のヴァルチャーをメインに狩って13レベルまで上げてから本格的に探索していた。石垣環の漫画にもどハマりしたので、キャラ毎にオリジナル設定も考えてプレイしていたなぁ。
その後は中古で狂王の試練場を買い、新品でダイヤモンドの騎士を買い・・・とウィザードリィにハマっていった。

ウィザードリィRPGコレクション
ウィザードリィコミックスと小説



デビルサマナーソウルハッカーズ(SS)

FC版の女神転生1やSFC版の真女神転生1は友人に借りて少しだけ遊んだものの、当時はそこまではハマらなかった。
ところがセガサターン版のソウルハッカーズにどハマりしてから一気に女神転生シリーズに傾倒していき、FC版女神転生1・2、SFC版真・女神転生1・2・if・旧約、魔神転生1・2、PS版ペルソナ、SS版デビルサマナーと買い漁って片っ端からプレイした。
そしてTRPGの真・女神転生誕生篇でキャンペーンを始めた直後くらいに覚醒篇がリリースされて身内だけでなくコンベンションでもプレイしていた。



黒の断章(SS)

クトゥルフ神話とハードボイルドに関心を持つきっかけになった作品。
ラブクラフト作品やクトゥルフの呼び声TRPGの存在は知っていたけれど、強い関心を寄せずに来ていた。
サターンで遊ぶことにハマっていた時期にこの作品を知り「クトゥルフ神話がどんなものかが分かりそうだ!」と思って手を出した。
SS版はボイスが付いているので、塩沢兼人が声を当てていることでラスボスが一瞬でバレるのも面白かった。序盤で怪しいと思ったら中盤も怪しく最後まで怪しかった。
この作品にハマっていたので、その後に出たデモンベインなどにもすんなり楽しむことができ、その経験はのちにコンベンションでのクトゥルフ+D&Dに活かされるようになった。
黒の断章のガイドブックにオススメハードボイルド小説が紹介されていて、そこでレイモンド・チャンドラーやカート・キャノンを知り、ハードボイルド探偵ものに遅くにして目覚めるきっかけにもなった。

この当時のPCからSSへの移植が凄かった・・・



ソードワールドRPG

田舎でも手に入る単行本フォーマット、d6しか使わないお手軽さ、リプレイの出来の良さで、地元にいるときに猿のようにハマってプレイしたTRPGの1つ。
(他にはロードス島コンパニオン・T&T・ウィザードリィRPGくらいだが)
地方という限られた環境でもTRPGで遊ぶ機会が得られたことは本当に大きかった。


電子版も持っているけど、やはりこの表紙が好き



アイスウインドデイル(PC)

AD&D2版末期に出たバルダーズゲートとアイスウインドデイルは「AD&D2版の作品が日本語で発売される」という稀有な状況をもたらした。
未訳RPGカテゴリに入っていたAD&Dを再び表舞台に引き上げた功績は計り知れない。
D&DのPCゲームは正直「そこじゃない」「別にそれがやりたいわけじゃない」とハズレが多い印象なのだが、バルダーズゲート以降のD&D作品は「これがやりたかった」「こうやって遊びたかった」と思わせてくれる作品が本当に多くて嬉しかった。
バルダーズゲート2で遊んでいる友人が多かったが、私は自分で6人分のキャラ作成ができるアイスウインドデイルにどハマりして何度も遊び倒した。
AD&D2版は3版以降と比較して回復リソースが貧弱だけれど、ヒーリングポーションを潤沢に提供して店でも買える環境を公式でやってくれたのは大きかった。それやって良いんだ!と安心できた。

ヒーリングポーションを潤沢に提供すれば良いと気付かされた本



世界樹の迷宮(DS)

マッピングの楽しさをゲーム機のハード特性を活かして提供してくれるのは大きかった。
語り口がゲームブック(ファイティングファンタジーっぽい感じ)だったことで、DSのゲームにハマるだけでなくゲームブックにも復帰するきっかけになった。
アタッカー・タンク・バッファー・ヒーラーなどの役割分担や、方向性はありつつもビルドの幅があるのが楽しかった。
大きな盾を構えたパラディン系クラスがしっかり頑張ってくれているのも嬉しい。

サントラが付いてきたのが良い


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