病院のデザインはいい
こんにちは。
マーケティング室のチョウです。
今かしま病院に健康診断に行ってきました。
採血したりレントゲン取ったりと、もろもろ一式してきたのですが、
病院の雰囲気も、昔ながらの「なんとなくそっち行ったらレントゲン室ですよ。」的なアバウトなデザイン誘導から大分かわって
地面に部屋の前まで続く動線が書いてあったり、独特なマークが記入してありオペレーションが簡単に、また、より患者にわかりやすいような仕組みを色々と取り入れてきてるなーと感心しました。
やはり流行っている病院はユーザー視点での仕組みづくりが出来ているんでしょう。
今まではデザイン業界とは疎遠だった病院業界も、最近どんどんデザインの重要性を経営に取り入れるところが増えてきており、
その中でもかなりグッとくる病院を紹介します。
山口県にある「梅田病院」
webをちらっと見ただけでも
「おや、ここは普通の病院ではないな」感がすごいのですが、
なにより館内サインのデザイン性が飛び抜けて素晴らしい病院なんです。
病院の最良のサービスは「清潔であること」を基点にデザインされた梅田病院のサインは
シーツや白衣のように洗濯ができるサインなんです。
新たな外来棟の “交通整理” をするモニュメンタルサインも洗濯が可能で、こちらはジッパーで着脱できます。
もともとあるモニュメントに布製のサインで包む事で看板にありがちな硬さを緩和させ、
病院が持つ患者さん一人ひとりへの優しさを印象づけてます。
そのサインの姿は人が包帯を巻いているようにも見えるし、
産科らしく、赤ちゃんをやさしくくるんでいる産着のようにも見えます。
なんとなくサインがモノというよりは人の指っぽく見えて
「総合受付はあっちですよー」って言っているような感じがして
ただでさえ緊張する病院内で、少しでも患者さんをほっとさせたい。そんな病院の意志が見え隠れする素晴らしいデザインです。
このデザインにしようとした出発点ってどんなところだったんでしょうね。
「病院って冷たい雰囲気だよね」
「サインが人っぽいと面白くない?」
「だんだん看板って汚れてくからなんとかしたい」
「病院の理念を病院全体で表現できないかな」
どんなデザインも必ず最初に何か小さな疑問や問題があります。
それを自分で正確に意識できたらもうデザインの半分は終わり。
何が必要なのかは自動的に出てくるので
あとはプロにまかせましょうw
とりあえず今朝飲んだバリウムが早く外に出る事を祈りつつ午後もがんばります。
[書いたひと チョウ]
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