結婚式って楽しい!みんなの1分間ハナヨメ教室[LESSON:25]
LESSON:25
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意外と知らない
新郎タキシードの歴史とは?
結婚式は新婦が主役と思われがちですが、もちろん新郎も主役です!
新郎が着用するタキシードは男性用の礼服の一つで、一般的に夜間の宴席で着用されます。
衣裳には、それぞれドレスコードがあり、格式によって「正礼装」「準礼装」「略礼装」というスタイルに分かれており、タキシードは基本的に、夜間着用することができる「準礼装」とされています。
正礼装のモーニングコートは、前部はウエストまでシングルブレストでボタン1つがけ、後部は膝丈で後ろ身頃にウエストラインから裾にかけての長いフックベンツが入っているのが特徴です。
【昼正礼装 モーニングコート】
また夜の正礼装の燕尾服(テールコート)は後身頃が燕の尾に似ていて、絹地の襟とパンツの2本の側章が特徴で、白い蝶ネクタイを合わせることから「ホワイトタイ」とも呼ばれています。
【夜正礼装 燕尾服(テールコート)】
昼の準礼装はディレクタースーツで、ズボンはグレーと黒のストライプ、または白の千鳥柄です。夜の準礼装はタキシードで、ズボンには側章が1本入っています。
略礼装は昼夜兼用で、ブラックスーツやダークスーツになります。
欧米では、昼と夜で(厳密には式典と宴席)で礼服が区別されており、日本では、時代の変化に伴い燕尾服(テールコート)の着用が減少し、タキシードを正礼装とする場合が増えてきているようです。また、タキシードの別名は「ブラックタイ」とも呼ばれることがあります。
名前の由来は、ニューヨークの、タキシードパークですが、タキシードパークは公園ではなく、
グリズウォルド・ロリラードが1885年に開発した別荘地の名前になります。
御曹司のグリズウォルド・ロリラードは、パーティーの催者の一人で、赤いスモー キングジャケット姿を着用し、1876年、エドワード7世が、スモーキングジャケットを大変気に入ったことで英国ファッションに取り入れられ、夜の準礼装(現在では正礼装)として、認められるようになりました。
最近はタキシードのバリエーションも豊富なので、お二人のテーマに合わせたり、新婦のドレスの色に合わせたり、蝶ネクタイなどの小物で変化をつけるのも楽しみ方のひとつですよ!
夏が近づくこれからの季節には爽やかな白のタキシードもおすすめです!
タキシードひとつで、印象が全く違う二人になるので、試着の時間はぜひお二人で悩んで、世界に一つだけのカップルになって下さいね♪
ちなみに私は最近、ユニークなタキシードに衝撃を受けました。
アメリカ映画の祭典アカデミー賞で、ビリーポーターさんが“タキシード・ドレス”で登場したことです。
彼の言葉で
「女性はパンツを履いて良くて男性はドレスを着てはダメ?そんなのもうこりごりだ」
当たり前の枠から一歩出る、新しいアイディアって素晴らしいですね!
“タキシード・ドレス”、いつの日か当たり前になる時代が来るかもしれないですね♪
[書いたひと しまぬき]
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