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生活保護の相談窓口に元警官を置いて利用者を減らした自治体

 群馬県桐生市が、生活保護の相談員として元警察官を配置してから、生活保護の利用者数が急減したという。

 当時の桐生市福祉課の上層部が生活保護の法制に理解が乏しいことに間違いないが、なおざりに法定受託事務を運用したというようでもない。どうにも必要な支給をすることを軽視し、兎にも角にも不正受給を防ぐことに執着していたように感じられる。元警官を相談員に登用した職員も、高圧的に窓口対応した元警官の相談員も、当人なりの正義感に動かされての行為なのだろうとすると、薄ら寒いおもいがする。

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