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社長子息の夫人が跡を継いだ例

※直近の記事に関する内容ではないが、以前に下書きのまま放置していたものをあらためて投稿

 2021年の日経新聞記事によると女性社長は、家族経営の会社を継承している人が多いようだ。夫や実父だけでなく、義父母から継承するケースもあるだろう。

日本の女性社長比率は8%。半分以上は夫や父など身内から事業を引き継いでいる。想定外で社長になる例が多いのが特徴だ。

https://www.nikkei.com/article/DGXKZO69253140Z10C21A2TY5000/

 思い浮かんだのが下記の2例。

株式会社江の島水族館 社長 堀由紀子さん(故人)

 1940年に経済同友会設立の世話人である実業家の藤井丙午の娘として生まれる。立教大在学中の1962年に日活社長の堀久作の息子と結婚。1974年に義父である久作の急死により、久作が社長を務めていたうちの一社で江ノ島水族館を運営していた日本教育観光株式会社の社長に就く。翌1975年には商号を株式会社江ノ島水族館(現: 株式会社江ノ島マリンコーポレーション)に戻す。2004年に新江ノ島水族館を開業。2023年逝去。


株式会社藤沢製本 代表取締役 藤澤佳織さん

 滋賀県にある1963年創業「藤沢製本」は、赤本などの学生参考書の製本などを手掛けていた。藤沢佳織氏は、2020年に義父の元己氏とともに同社の代表取締役に就いている。就任までの経緯は下記のインタビュー記事にある。

3年たっても好転せず、20年秋に「これはあかん」と手を挙げた。「代表をやらせてもらえませんか」。専務の夫を飛び越し、義父とともに代表取締役になった。

https://www.asahi.com/articles/ASRCB5J2FRC1PTJB00J.html

 また就任当時の状況は同社のnoteに記されている。

 出版不況のなか奇跡が起こるわけではなく、2023年に藤沢製本は製本事業から撤退する。佳織氏のXによると現在は、製本やめた製本屋の嫁且つ代表/プロマネ事業よめじるし代表/日本で一番「中小企業の嫁」の生き方について考えている人、とのこと。



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