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徳島にいたドイツ人捕虜

 徳島県に赴く機会がもしあれば、鳴門市に足を伸ばして大塚国際美術館を訪れてみたいとかねがね思っているのだが、この記事を見て鳴門市ドイツ館にも興味を持った。

 第一次世界大戦中の1914年に中国大陸で日独戦争が始まり、青島の戦いでは4千人近いドイツ人捕虜が発生した。ユーハイムやローマイヤといった今日も続く食品メーカーの名前は創業に携わった元捕虜の名前に由来している。

 鳴門の板東俘虜収容所はそうしたドイツ人捕虜の収容所の一つだったようだ。四国電力のWebページにも、他の四国の捕虜収容施設とともに紹介されている。

 また、徳島県鳴門市には、第一次世界大戦中、ドイツ兵を収容した板東俘虜収容所があった。俘虜たちが築造した「ドイツ橋」や「めがね橋」が今も残っており、俘虜たちがアジアで初めてベートーヴェン「第九(だいく)」交響曲を演奏したことも知られている。

https://www.yonden.co.jp/cnt_landl/1808/special.html

 数十年前に高校で同学年だった学友達が修学旅行で徳島に行ったはずだが、私はその前に中退していて、未だに四国の地を踏んだことがない。いつの日か、訪れる機会を得られるだろうか。

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