2176年前の建物に使われていた2806年前の柱
紀元前一世紀に建立されたと推定されていた大阪府内の #池上曽根遺跡 の建物の柱を、年輪年代測定および酸素同位体比年輪年代で再調査したところ、柱ごとに年代がばらばらだったという。紀元前52年、前221年、前403年、前520年、前782年と、最古の柱は建立時点で700年以上前の木材を使用していたことになる。
記事では転用材、削り出し材、埋没材といったさまざま可能性が検討されている。同じ太さの木を伐採したのではなく、わざわざ色々な入手経路の柱を用いて建てたのは、きっと祭祀的な意図もあったのだろうと想像される。余り物の寄せ集めなどではなく、紀元前の柱のアベンジャーズ大集結だったのだろう。