
映画プロデューサーの言葉『まひるのほし』山上徹二郎P
「GWはうちでドキュメンタリーを観よう!」略して「#うちドキュ」特集記事、第10弾は超豪華★自撮りトークの内容を一部ご紹介しちゃいます。
前回の記事
ドキュメンタリー映画ファンはもちろん、映像作家やクリエイターを目指す方には、テーマの設定や問題意識のとらえ方など、参考になること間違いなし。ここでしか聞けない映画制作の裏話です。
「まひるのほし」1999年/佐藤真監督/93分
「阿賀に生きる」の佐藤真監督が7人の知的障害があるアーティストを通して、「障害者アート」そして「アート」を捉える。作品を彩る井上陽水さんの曲も見どころのひとつ。
自撮りトーク:山上徹二郎プロデューサー(約12分)
98年当時はまだ"アール・ブリュット"障害者アートというふうなものに対する興味が、まだ皆さん全く持っていなかった。そういう時代でした。
私たちも実は手探りで作った作品でもあるんですね。
===
昼間の明るい空には
星々は見えないわけですけど
しかし我々には見えていないけれども
宇宙では、ひとつひとつの星が粒立って輝いている
そのことを私たちが見えないだけなんだ
という意味で「まひるのほし」というタイトルをつけてくれました。
これは はた(よしこ)さんをはじめとして私たちスタッフが当時
障害者アートに対してどのように捉えるべきか
そのことをとても言い表した
素晴らしいタイトルだったんじゃないかというふうに思っています。
目が見えない、見えにくい あるいは耳が聴こえない、聴こえにくい人たちを映画の観客として排除してきた、そういったことを長く続けてきたということが一番大きな反省点としてあります。
バリアフリー映画というのは、
おそらく映画としてもですね、それからビジネスとしても
これから大きく飛躍していくだろうというふうに僕は思ってるんですね。
なおかつ 映画の表現としても字幕を加えるあるいは音声ガイドをつけるということで、より立体的な幅の広い表現につながっていく可能性を持っているというふうに思っています。
つづきは映画を観てのお楽しみ!
ドキュメンタリー映画5作品全てを日本語字幕付き・音声ガイドはUDCast(ユーディーキャスト)アプリを利用してお聞きいただける、今までになかった映画配信、「#うちドキュ!」では、監督&プロデューサーが、この企画のために撮り下ろしていただいた、ここでしか見られないトークを本編終了後にご覧いただけます。
今回ご紹介した『まひるのほし』のほかに、『東京干潟/蟹の惑星』『オキナワへいこう』『もうろうをいきる』をあわせた全5作品を5月10日(日)まで配信中!
鑑賞後はぜひ「#うちドキュ」を付けて感想をお寄せください!
チケットをクリックして、あなたも #うちドキュ !