スピッツ『ありがとさん』~「ありがとう」と言われる曲
スピッツの一番新しいアルバム「みっけ」に収録されています。
私はこの曲が大好きで大好きで・・・。
「みっけ」の中では断トツで好きです。
YouTubeにフルバージョンが公開されています。
曲ももちろんですが、歌詞がやっぱり素晴らしい。
草野さんの歌詞には「まあまあ普通の恋愛」系、「ストーカー」系、「自分だけの道」系、「人とのつながり」系など、いくつか系統があって(独自分類)、ひとつの曲の中でそれが組み合わせてある場合が多く、幅広い解釈が可能です。
でも『ありがとさん』は、珍しくかなりストレートに大切な人との離別を歌っています。
でもその大切な人が誰なのかは、聴き手の解釈に任せられています。
君と過ごした日々はやや短いかもしれないが
「やや」という、言い切らないところに、すごくスピッツらしさを感じます。
あと、「人とのつながり」と、相手への呼びかけいう意味で、前アルバム「醒めない」の『こんにちは』を思い出しました。
上記YouTubeのPVには約3000件のコメント(2021/8/25時点)があり、聴き手が、それぞれの離別の思いを写して曲を聴いている様子に、胸を打たれます。
そこでびっくりするのは、スクロールしても、しても・・・
どのコメントにも 👎 がひとつもついていないのです。
こんなのってあるのでしょうか。
でも、なんとなくわかります。
スピッツのこんな優しい曲に寄せられたコメントに、👎なんてつける気になれないという。
そして、スピッツへの感謝の気持ちを書いているコメントも、とても多い。
これもわかります。
私自身いつも思います。
こんなに長く音楽を続けてくれて、たくさんの素晴らしい曲を作ってくれて、スピッツ本当にありがとう。
ある外国人の方のコメントを読んで、まさにスピッツのファン全員の気持ちだなあと思いました。
"One of the best band on earth... stay healthy and creative... thank You Guys, God bless!"
スピッツは地上最高のバンドのひとつ。
どうかいつまでもお元気で。そして、音楽を作り続けてほしい。
本当にそう思います。
その活動に対して、ファンからこんなに「ありがとう」と言われるバンドなんて、他にあるのでしょうか。
本当に幸せなバンドだなあと思います。
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