かこがわ学講座③「木村・粟津」
2022年6月25日(土)10:00~
テーマ【木村・粟津】・コーチ「池田吉弘さん」
東播磨地域には地域の神社が共同で開催している国恩祭りというお祭りがある。このお祭りは1833年に地域の神職が集まり、東播磨地域の繁栄を祈って始めたといわれており、加古郡と印南郡それぞれ11の神社が毎年輪番制で行っている。
参加している神社には姫路の神社(大塩天満宮・湊神社)が入っている。大塩は現在姫路市であるが、旧印南郡に属しているため国恩祭に参加している。
泊神社では秋祭りに天狗のお面をつけた人がまちを練り歩いているが、池田さんが子供の頃は天狗に向かって罵詈雑言を浴びせていた。怒った天狗は子供たちを追いかけ回していたそうで、子供たちは怖いながらも天狗とのやり取りを楽しんでいた。子供たちは天狗の事を「ぼけ」と言っていたそうだが、昔の人に聞くと正式名称は「あか」と言うらしい。
加古川の方言でお好み焼きを「にくてん」というそうで、池田さん曰く高砂ではなく加古川が元祖とのこと。「大判」というお店がお好み焼きを最初に始めたそう。また、無くなってしまったが、本町にあった「ニカワ」というお店が付近では一番おいしかったらしい。
現ヤマトヤシキの敷地に以前は「大和」という百貨店があり、その中に「大判」があった。当時のメニューは「明石焼き」や「ヤングラーメン」があり、「ヤングラーメン」の由来はヤングコーンが入っていたから。当時、駅前のラーメンは「大判」か「翁助」かと言われたほど有名だった。
イベント後は基地Labの近くにある古民家カフェ七宝さんで七宝ランチをいただきました。おかずやデザートは2種類から選べるので、お友達と一緒に行って別々のものを頼んで分け合うのもいいかもしれませんね。落ち着いた雰囲気の中でいただく料理は格別でした。また、お店の方が気さくに話しかけてくれたのがうれしかったです。