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吹田を震わせた、秋の風

初めまして。ぱくと申します。


note初投稿は、私を虜にした彼のことを書きたくて、ずっとずっとこの日を楽しみにしていました。


2022年10月16日。吹田にあるパナソニックスタジアムで行われた、藤井風さんの「LOVE ALL SERVE ALL STADIUM LIVE」に参加してきました。

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https://fujiikaze.com/lasa_matsuri/ より引用


待ちに待った当日。3日前に発表されていた座席は4階。かわいらしいお野菜の名前がついたアリーナ席への僅かな期待は外れたものの、風くんは会場の隅から隅まで幸せと優しさを届けてくれると確信していたので、特にショックは受けませんでした。


前日。ネタバレを踏みそうだなと思いながらも、15日を楽しんだ風民の声が知りたくて、トレンドに上がっていたタグを恐る恐る押してみる。そこには、楽しそうな風民の感想と16日勢へのアドバイスで溢れかえっていて、ネタバレはほとんどありませんでした。風民は本当に心優しいなとやさしい気持ちになりました。

当日

いよいよ当日。初めての風くんのライブを控え、楽しみと緊張で前日はあまり眠れませんでした。

13:30過ぎに万博記念公園駅へ到着。周辺は風民で溢れかえっていてニッコリ。

ららぽーと周辺は予想外に人が多く、一瞬、大きな垂れ幕に映る風くんをカメラに収め、そそくさと撤収。(この時は、パナスタ周辺がもっと人で溢れていることを予想していませんでした。)


風くんの目撃情報がちらほらTwitterで流れてきて、気まぐれな人だなあとほっこりしつつ、LOVE ALLルートが空いていたのでそちらを歩いて会場へ。


会場周辺は、エキスポシティ以上に人でにぎわっていました。あまりの暑さと人の多さに圧巻されつつも、会場の壁面に展示されているパネルを撮ろうと歩みを進めます。


とても暑く、開場まで2時間ほどあったためららぽーとに戻ろうかな?とも考えましたが、往復するのがしんどくて諦めました。

開場

15:10
いよいよ開場時間を迎え、すぐに入場しました。だだっぴろいパナソニックスタジアム。

全てが見渡せる4階席のほぼほぼステージ正面の席でした。
下手側に紫、白、オレンジのボーダーで構成された旗が掲げられており、上を向くと、数日前まで懸念していたお天気とはうってかわって綺麗な秋らしい空が広がっていました。
スタンド席の特権で日差しも当たらず、心地よい秋の風を受けながら開演を待ちます。早く入りすぎたなー、SERVE ALL AREAに行けばよかった(完全に存在を忘れ去っていました、悔しい・・・)と思いましたが、椅子に座れるという誘惑には打ち勝てませんでした・・・笑

グッズの整理番号が17000番台で、買うなら終演後かなあ、と目処をつけていたのですが、15:00前に確認するとお目当てだったものが全部売り切れていたので、諦めました。

16:00を過ぎると、じわじわと席が埋まってきました。
辺りを見回すと、おひとり様、カップル、親子、老若男女問わず様々な風民。少し風が冷たくなったな、と感じた頃、照明が少し変わり、はじまりの合図です。大きな手拍子は、空間を突き抜けて空に届きそうなほどでした。


開演


始まり方は、今までに例を見ないものでした。
神様としか言い表せない、光り輝く風くんがじわじわと姿を現した時、

「あ、はじまったんだ」
「藤井風は存在するんだ」

とそこでやっと実感が湧きました。
立ちたい人は立ってもええで〜、と会場を包み込むような優しさで溢れる声で「風の秋まつり」は始まりました。

始まってからはとても早く、大好きな曲が次々と流れてきて、ずんずん進んでいきました。 (記憶がなさすぎて断片的にしか書けません。ごめんなさい。笑)


①何なんw
②damn 最後のお顔、とてもよかったです

③へでもねーよの前奏。尺八の生演奏は本当に心に響きました。


疲れたじゃろ、座ってええよ(ニュアンス)
参加者を気遣ってくれる風くん。本当に優しさの塊でした。

④ガーデン

⑤やば。の途中でベンチを使った演出。風くんと椅子ってマッチ度すごく高いですね。


⑥優しさ


⑦「新曲やります」(ニュアンス)
お待ちかねのgraceです。
みんなには自由を感じて欲しいので、と。この曲1曲はスマホで撮影とかしてください、と本人からのお声でした。

私は動画撮影しながらオペラグラスを覗くというなかなかな恰好でしたが存分にgraceを楽しめました。

graceは開放感を感じられる曲なので、次はみんなで自由に舞うのもいいな、と思ったり。

風くんの後奏ダンスを拝み、曲がおわるとモニターがモノクロになり、「じゃもう携帯しもうてもらおか」(ニュアンス)とのお声。ぴかぴか光るお野菜畑が次第に暗くなり、会場のリズムがレゲエ調に変わっていました。


⑧始まったのは、まさかの「帰ろう」。予想だにしなかった曲調に驚きながらも、いつもと違う新鮮な「帰ろう」を明るい気持ちで聴くことができました。

⑨さよならべいべ

⑩ロンリーラプソディは、私はみんなで呼吸をした記憶しかありません。

「きれいなもんだけ吸って~」「ネガティブなもん全部吐き出して~」

生まれてから今この瞬間までしてきた、そして今後、命が尽きるまで私が、みんなが当たり前のようにしている呼吸が、いつもより何倍も価値のある、貴重な行為に感じられました。


⑪それでは、

⑫青春病

⑬ぴかぴかのサックスが映える赤い衣装姿で登場した彼は、これまた素敵な生音を会場に響かせ、「死ぬのがいいわ」が始まりました。

⑭燃えよ

⑮きらり

⑯まつりの始まりです。このダンスを風くんと同じ会場でするのが夢だったのですが、もはや夢なんて言ってられませんでした。モニターにきれいな打ち上げ花火が投影されているなー、とオペラグラスの視界の隅に捉えていました。ふと外して顔をあげると、本物の(?)花火が上がっていました。今年は打ち上げ花火を一度も見なかったため、私にとっては2022年最初で最後の打ち上げ花火でした。なんとも感慨深いです。まさに夢のような時間でした。曲の終わり。リフターで高いところまで上がった風くんの「ハッ!」という声と同時に最後の花火が上がりました。魔法使いでした。


⑰「終わりかと思ったけどあと一曲やります」(ニュアンス)という言葉から、最後の曲「旅路」が始まります。


「みんなひとりひとりがAmazingでSupecialな存在ってことを知ってほしくて・・・」


という風くんの言葉で、私は涙が止まらなくなりました。旅路は私を変えてくれた曲で、今でもお守りのように大切に聴いている曲の一つです。


大好きな曲と、素敵な言葉を、大好きな人が紡いでくれる。この日最大の感情が私を支配した一瞬でした。


これから先、しんどいことがあってもちょっとだけ頑張れる気がする、そう思った一曲でした。


曲が終わり、graceのインストが流れると風くんは上手側に走って向かい、お辞儀。かわいいお手振りを見せながらセンターステージへ行きお辞儀。続いて下手側へ走り同じくお辞儀し、


鳴りやまない、開演前と同じ大きな手拍子。アンコールはありませんでしたが、終演後の満足感は計り知れないものでした。


大阪のでっかいスタジアムに吹いた風。


それを浴び、心で捕らえ、この目で見ることができた。


私にとって初めての風くんのライブ。それが10月16日で、パナスタでよかったと心の底から思います。


年末から始まるアリーナツアー。
私はもちろん申し込みますが、まとまりのないこんな文章を最後まで読んでいただいた皆さんも一緒にいかがですか?


一緒に素敵な、優しい風を感じにいきましょう。


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