夏帽子女性

誰の役にも立っていないかも、とおもう瞬間。

カッコいいことをいってもみても、

やっぱり人は一人では生きられない。

毎日、一生懸命暮らしていても、これが、

「誰の役にもたっていないかも」

って感じると、

何もできなくなるんじゃないかと思う。


人の為じゃなくて、自分の為にやればいいやん。

そう、基本はそうなんだけれど、

やっぱり人って、

どこかで誰かと繋がっていたい、と思っているものだし、

やっぱり人って、

誰かの役に立ちたい、と思うものだろう。

お料理だって、

食べてくれる人がいるから、頑張って作れると思う。

その相手は家族かもしれないし、

お客様かもしれない。

例えば、

自分が美味しく食べるために、

延々と、自分のために、

素晴らしいお料理を作り続けられるか、っていえば

そんなことできる人は、

超精神力強め、超合金メンタル の人ではないかと思う。


わたしには、絶対にできない。


[もしかしたら、自分は誰の役にもたっていないかも。]

そう思う瞬間ってないですか。

家庭で 家族だけと向き合っていると

そう、おもうことが多々ある。


夫も子どもも、外的刺激をもらっている

忙しい時間軸の中で、動き回っている。

それを円滑に進められるように、サポート役に回っているのが

「私」なのだけれど、

あくまで日陰の身で、スポットライトをあびることは まずない。

サポート役に喜びを感じていたはずなのに、

あるとき、自分がほとんど必要ないかも、と思った時、

いや、もっとはっきりいうと

自分が日陰の身となり、家族をサポートしているこの仕事が

認められていないかも、と思った時。

邪険に扱われた時。

そして、自分は世の中の誰の役にも立っていないかも、

ふと、思った瞬間。

この瞬間が最高につらい。

死にたくなってしまうくらい やるせなく、寂しくなる。


わたしは凡人だから、

感謝もされたいし、認めてももらいたい。

いつもじゃなくていいから。


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