見出し画像

itの誤訳で人生観が壊れた。

こんばんは。

10秒ぐらいで人生観が崩れたので、突然noteを始めました。

Hairsprayっていうミュージカルみなさんご存知ですか。
THIS IS アメリカの60年代!って感じでめちゃくちゃ面白いし感動する映画です。

2007年にリメイクされたことをきっかけに、はくと(11歳)はHairsprayを見て、
作品中の曲が大好きになり、Hairsprayのサントラをずっと聴いてました。

で、You Can’t Stop The Beatっていう、50000ワットぐらいの明るさの曲がフィナーレであって。

こんな歌詞があるんです。

Ever since this old world began
A woman found out if she shook it
She could shake up a man

この2行目の it なんですけど。

it って来たら、英語ができる人類は「あ!指示語!前の文脈から何を指してるのか探そ!」ってなるじゃないですか!

少なくともはくと(11歳)は一応英語ができたので自動的にそうなったわけですよ。

で、直前に来る名詞ってworldじゃん、だから当たり前のように it = world だと思ってたわけですよ。

で、そう解釈したらこの歌詞ってそこそこすごいスケールのことが起きてて。こういう和訳だと思ってたんです。

「この世界が始まった時から女はわかっていた
世界をシェイクすれば、一人の男だってシェイクできるということを。」

で、はくと(11歳)は「なるほど!世界をアッと言わせれば、変えれば、その世界にいる男だってアッと言ってくれるよね、変わるよね!男を振り向かせるには世界を変えればいいわけか!なるほど!」と思って、感動していたわけです。心の奥底ですごく大きな衝撃を受けてました。

本当に、ずっと、ずっと、そう思って生きてきたんです私。

いくら片すぎる想いをしても、いつか世界を変えればその人だって振り向いてくれるって思ってがんばって生きてきたし、
誰かを本当に好きになっちゃったら、その人の世界で輝けるように無駄に努力して生きてきたわけです。

世界を変えられたら男の気持ちの一つや二つぐらい変えられるよねー!とりあえず世界変えられる人になろう!って思って生きてきました。

本当に、10年以上、月に二回ぐらいはこの歌詞を思い出したり聴いたりしながら、なんとかこの世界でやってきました。

でも、突然あることに気づいてしまったんです。

英語できる人はもう数行前で「こいつまじで馬鹿だな」って思ってるかもしれないんですけど。

いつも通り、You Can’t Stop The Beatを聴いてたわけですね。

そしたらふとこの歌詞が流れてきたんですよ。

Ever since this old world began
A woman found out if she shook it
She could shake up a man
And so I’m gonna shake and shimmy it
The best that I can do it today

お?

shake and shimmy it とな...

お?

ああああああああああああああああああああああああああああああああああ

もしかしてだけど〜〜〜もしかしてだけど〜〜〜〜〜〜〜
it って、お尻のことなんじゃないの〜?

英語で shake it とか shimmy it って言ったらなんかくねくねゆさゆさ踊ったりすることだし、
まぁshakeとかshimmyするのってお尻とかカラダ自体ぐらいだから、きっとお尻のことだよね...

え、it が世界を指してるっていう説はもうないよね...

お尻を振れば男は振り向くのね...
これを知ってしまった今、世界を変えようとする意味なんてあるのか...

10年間、誤訳を座右の銘に据えて生きてきてしまったのか...

そりゃ人生も迷子になるわけだよね...

世界を変えようとするのはやめて、お尻を振って生きていこうかな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?