カラチ中央刑務所の受刑者が100万ルピーの奨学金を獲得
2022年1月13日にThe Express Tribuneに掲載された、Raheel Salman氏の記事(以下は原文の日本語訳)
過去11年間収監されていたカラチ中央刑務所の受刑者が、その優れた学業成績により、公認会計士の学位を取得するための100万ルピーの奨学金を獲得しました。
パキスタン公認会計士協会(ICAP)より、Naeem Shahさんに奨学金が授与されました。中央刑務所上級監督官Muhammad Hassan Sehto氏はExpress Newsに、Shahさんは殺人罪で終身刑を宣告され、過去11年間獄中にあった、と語りました。
「刑務所に入っている間、彼は勉強を再開した。入学試験の後、中級試験に臨み、優秀な成績を収め、上位20人の中に入ることができた」と、監督官は言いました。
さらにSehto氏は、中級の成績が出た後、ShahさんがICAPにアプローチして、高等教育のために公認会計士になるチャンスを与えてほしいと頼んだと言いました。Shahさんは学業成績が優秀であったため、奨学金のオファーがありました。
この件に関して書簡が交わされ、ICAPはShahさんが奨学金プログラムの対象であり、100万ルピーの奨学金が与えられると述べた、と監督官は語りました。
「Naeem Shahは、刑務所の中では、囚人たちと話をするよりも勉強することに時間を割くなど、マナーを守っていた。刑務所も彼を全面的にバックアップし、勉強の面でも万全の態勢を整えてくれた」とSehto氏は言いました。
Shahさん自身の献身的な努力と、刑務所当局の励ましがあったからこそ、今日の地位を得ることができたのだと、監督官は言いました。
写真:EXPRESS
写真:Naeem Shahさんは、中級試験で優秀な成績を収め、上位20人に入ることができました。―EXPRESS
Translated from:
https://tribune.com.pk/story/2338541/karachi-central-jail-inmate-wins-rs1m-scholarship