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日本人アーティストが350人以上と共に制作した壁画がNICHで公開

カラチ: ここ数日、国立小児衛生研究所 (NICH:National Institute of Child Health) を訪れたり通りかかったりする人々は、壁の周りに気が付かずにいられませんでした。子どもたちが絵筆を手に取り、一生懸命絵に色をつけていく姿が見られました。

彼らが完成させるために取り組んでいた壁画は、パキスタン原産の巨大なアオウミガメが卵の上に座っていて、人々も保護しています。カメは、子供たちが甲羅の上に登りそこでクリケットをすることを喜んでさせていいます。暖かい太陽が全体に降り注ぐ中、空中に浮かぶカラフルなパラシュートには贈り物が付いています。

壁画の背後にいる人は、日本のアーティスト、ミヤザキケンスケ氏です。芸術活動を通じて世界中の子供たちに未来への勇気と希望を与えるため、彼は壮大な芸術作品を世界中で生み出してきました。 また、世界を近くに感じることをも目的としています。これらの参加型壁画プロジェクトは、ケニア、東ティモール、ウクライナ、エクアドル、ハイチですでに実施されています。

そして今、カラチでは、この特定の壁画の除幕式が、土曜日に日本・パキスタン外交関係樹立70周年を記念して行われました。この壁画は、パキスタン日本文化協会 (シンド州) の支援を受けて、カラチの国立小児衛生研究所 (NICH) で作成されました。

アーティストによると、壁画のコンセプトは象徴的で「カラチのアオウミガメについてです。カラチには、アオウミガメで有名なビーチがいくつかあり、絶滅危惧種であるため、政府機関はカメの赤ちゃんの命を守ろうとしています」と彼はドーンに語りました。

「ウミガメと同じように、私たち人間も生涯を通じて保護と多くの支援を必要としています。特に幼少期は」と彼は言いました。

ミヤザキ氏は、ジンナー大学院医療センターの小児科で、子供たちの安全、保護、希望を願って壁画を作成しました。壁画を描く過程で、カラチ中の多くの学校から 350 人以上の子供たちが彼に加わり、ミヤザキ氏本人だけでなく、カラチの子供たちとの共同で製作しました。

「パキスタンと日本の外交関係樹立70周年を記念して、カラチに壁画を制作できることを嬉しく思います。この壁画を制作したNICHは子供病院なので、アオウミガメとその卵を守る人々を、子供を守る人々を描きました。パキスタンの子どもたちの未来がいつも明るいものでありますように」とミヤザキ氏は語りました。

原文:
Mural created by Japanese artist with over 350 students unveiled at NICH

https://www.dawn.com/news/1723318/mural-created-by-japanese-artist-with-over-350-students-unveiled-at-nich


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