見出し画像

私にとっての、新たな挑戦。

こんにちは。ぱきらと言います。

これまでブログを書いていたのですが、noteにも飛び込んでみました。
その経緯を聞いてもらえますか?


先天性心疾患(生まれたときから心臓病)であった私。
ここ数年、同じような先天性心疾患の人のブログをよく見かけるようになった。
この人たちのように上手な文章は書けないだろうけど、書いてみたいな。

そう思い、「誰かをひどく傷つけなければ好きに書いても良いかな」とブログを始めたのはざっと半年前。

細々と続けていたある日、自分のブログ記事を紹介したツイートがバズッた。
「産めない側の風景」という、妊娠出産が禁忌である立場から書いたものだった。

それに伴い、ブログのアクセス数もとんでもないことになった。

一個人のブログ、しかも週に一度の更新でアクセス数が伸びるとも思えず、数字を気にしてはいなかった。

とはいえ、やはり多くの人に見ていただけると嬉しい。

一度、一日で4,000アクセスを超えたことがあり、びっくりして、そして嬉しかった。

けれどそれも一時的なもの。
アクセス数が3という日もあり、「うんうん、こんなものよね」といつものように更新を続けていたら、である。
先述の記事を公開したら一日のアクセス数が3万を超えた。 

たぶん、たくさんの人に読まれるブログとはこういう数字が通常営業なのだろう。だが、こちとらそんな経験は初めてで。わき汗が止まらない。

とはいえ、共感してもらえたことは素直に嬉しかった。

私と同じように疾患や障害ゆえに子を持てずにいる人、これから先そういう妊娠出産問題に直面するであろう女性たち、先天性心疾患の娘さんをお持ちの親御さん…まさかこんなに反応があるとは。 

何よりも驚いたのが、不妊治療中の人や不妊治療を過去にされていた人からの反響だった。 

私は、彼女たちの対極にいると思っていたのだ。
授かろう、産もうと努力している彼女たちに対し、私は絶対に授かるまいと誓っているのだ。共感を得られるとは到底思えなかった。

いや、実際には共感かどうかはわからないのだが、それでも好意的な言葉を多くいただいて、私は「自分の想いや言葉が誰かに響く」ことがこんなに嬉しいものなのかと感じた。

そして、欲が出た。

もっと書いてみたい、と。

だが、私は一つの記事が長い。
とにかく長い。
私が読み手なら読みたくない長さだ。
ブログを開いたとたんに「うわっ」と思って閉じたくなる。 

けれども、言葉はときに人を傷つけてしまう。

意見の相違はあるだろう。
でもそういうのとは根本的に違う、鋭利な刃物で刺されるような(いや私も刺されたことはないので想像でしかないのだけれど)、そんな痛みを誰かに与えるのは嫌なのだ。

もちろん知らずに傷つけているということはあるだろうが、なるべくなら避けたい。 
かつ、私の想いはきちんと伝えたい。
そうこうして思案しながら言葉を重ねていくと、毎回とても長くなる。

そして、あまりに長い文章はブログには向かない(と私は思っている)。

うーん、困った。
そこで、ブログを始めるときから気になっていたnoteをいろいろと見てみた。

個人的な感想としては、noteは長文を許してくれる。
そんな気がしたのだ。

だから飛び込もうと思う。

ブログとの上手な住み分けができるとも思わないので、しばらくはこちらでいろいろ書いてみようと思う。

ブログは残しておくつもりだけど、これはと思う記事だけこちらに書くことで引き継いだら、いずれ消すかもしれない。
あるいはやはりブログに戻るかもしれない。

ブログを始めたときは文章を書くことも久しぶりで、「よーし、やるぞ!」とかなり気合いを入れて始めた。

でもnotoでは気負わず、私の体の話や体の話や体の話…ようするに、私の体(先天性心疾患)に纏わる話をいろいろして行きたい。

どうなるかは正直わからない。

長い間、何かに挑むということがなく生活して来た。
そんな私にとって文章を書き、誰かに読んでもらう、そのこと自体が冒険であり挑戦なのだ。ブログを経てnoteという場所で書くこと、これは私にとって新しい挑戦だ。

なんと大仰な、と思われるかもしれない。
けれど私はこの10年近く、主な話し相手は夫だけだった。
…とか書くと、超孤独な人みたい笑

もちろん、私も実家の母と電話で話をすることや、友だちと会話することだってある。毎月検診日には病院で主治医とも話をする。入院になれば看護師さん等々、一気に話す相手は増える。
それでも。
たとえ文章だとしても、こうして夫以外の人に私の考えや想いを発信することは長らくなかった経験である。冒険以外の何物でもない。

とにかく、始めてみよう。



こうして飛び込んだnoteの世界。


これまでブログを読んでくださっていた方、そしてはじめましての方、どうぞよろしくお願いします。

いいなと思ったら応援しよう!

ぱきら
あまり本を読んで来なかった私、いただいたサポートで本を購入し、新しい世界の扉を開けたらと考えています。どうぞよろしくお願いします!