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腕の状況(気を悪くされた方は申し訳ございません。)
私の今の腕はこんな感じになっております。搔いた部分が瘡蓋になって乾燥してきました。
手の届く範囲は、全てこのような状態になっており、所々、ジュクジュクとした箇所もございます。
このジュクジュクの正体は、浸出液と呼ばれており、皮膚の炎症が起きると、血管が膨張する事で汁がにじみ出てくるようになります。
この状態は、黄色ブドウ球菌やを激しく増殖させています。
黄色ブドウ球菌は、肌のバリア機能が弱まる原因になったり、
感染症を引き起こしたりする厄介な菌です。
アトピーの人はもともと黄色ブドウ球菌が多い傾向にあるそうです。これは、汗の機能が弱く、汗に含まれる免疫グロブリンという物質が少ないためです。
余談ですが、私は昔からスポーツ等していても汗を殆どかくことが無かった為、体臭など無くて良かったなと思っていたのですが、ただ単にアトピーが原因でした。
話を元に戻しますと、免疫グロブリンは、黄色ブドウ球菌を減らしてくれる大切なものです。今の私は、この黄色ブドウ球菌がどんどん増えている状況です。
健常者と比べたところ、数にして凡そ100倍以上にもなるようですが、黄色ブドウ球菌が増加すると、かゆみを引き起こします。 かゆいといって掻くと、なおさら、皮膚表面が傷をついて、黄色ぶどう球菌の増殖の原因になり、さらにかゆみを増していきます。
この「悪循環」...どうすりゃいいのさ!
そこで鍵になるのが、「表皮ぶどう球菌」という似たような菌です。言葉は似てますが、この「表皮ぶどう球菌」は「皮膚・常在菌」のひとつで、人の健康な肌を促進する役割をもっています。
皮膚がしっとりつやつやしている状態は、実は、この「皮膚常在菌」が活性化している証拠なのです。
アトピーの方の皮膚にも「皮膚常在菌」である「表皮ぶどう球菌」が少なからず存在します。よって、基本的な対処方法としては、「黄色ぶどう球菌」を減らし、この「皮膚常在菌」が好むような環境にもっていけばよい、といえます。
ここで大きなポイントなのですが、アトピーなどで皮膚に傷がある方はアルカリ性に傾いており、「皮膚常在菌」を生み出しやすい環境ではありません。(逆に、アルカリ性を好む黄色ぶどう球菌(悪性菌)が活性化します。)
よって汚物は消毒だっー!と消毒や殺菌をしてしまうと一緒に良性菌もいなくなりますし、結局は悪性菌が増える環境になります。(かゆみ等が無くなっても効果は一時的と言えます。)
皮膚常在菌「表皮ぶどう球菌」を育てるためには...?
1.紫外線から身を守る
だからといって、化粧品や、紫外線対策クリームなど多用するのも皮膚にはよろしくありません。これらには刺激性の強い化学物質が配合されており、常在菌にとって好ましくないからです。
2.肌環境を微酸性に保つ
皮膚常在菌は「微酸性」を好みます。アトピーなどで傷がつくと、皮膚はアルカリ性に傾き、アルカリ性を好む病原菌が付着し増殖します。
3.汗をかく
実は、皮膚常在菌は「汗」が大好き。常在菌は、皮脂や汗を取り入れ(「エサ」にして)、酸を出します(酸性のオシッコやウンチをします)。この酸性の産出物が、、それが汗や皮脂と混ざって、皮膚はしっとりとします。そのとき、皮膚は健康な肌の状態である微酸性に保ちます。
やはり汗をかくことは重要なのですね...。高温多湿ですのでクーラーをかけっぱなしの生活はアトピーの人にとっては良くないのかもしれません。
今ではあまり見かけませんが内輪と扇子で脱エアコンも.........無いか。。。。かくいう私は、ジョギングなど全く身体を動かす事が続かないので、治す為には健康的な習慣を身に着けるべきかもしれません。
痒くて痒くて死にそうな時は冷凍庫に入れていた冷たい保冷剤をあてて乗り切りましょう
様々な情報が溢れているこの世界ではどのように情報を精査して自分自身で試していけるかがカギだと思います。
アトピーといっても人それぞれ症状のレベルや原因、勿論ですが腸内環境も全く違います。その中で少しでもヒットする対策が見つかる事を祈っています。
また、逆に~~が効果あったなどもご教示頂けますと幸いです。よろしくお願いいたします。