カナダの正看護師 有給休暇(バケーション)について
ニューブランズウィック州モンクトンにある病院で働き始めて、日本で看護師をしていたときとの違いに驚くことがいくつもあります。その一つが有給休暇(バケーション)です。
日本の大学病院で働いていた時は夏、冬ともに1週間程度の有給休暇がありました。病気をしたときも有給休暇で給料が支払われていたと記憶しています。退職時には2週間以上分の有給休暇が残っていましたが、人手不足のためすべてを使うことはできず、残っている分を給料として支払われることもありませんでした。
他の病院で働いている友人も同じような状況であったため、権利として有給休暇があっても全部は使えない、残った分も使えずに退職。これが普通なんだと思っていました。
一方、2021年からカナダで看護師として働いていますが、有給休暇は毎年100%使うことができています。というのも、毎年3月頃に7月から翌年の6月の間で有給休暇を使用したい日を(経験年数が長い順で)選んでいきます。私の有給休暇の日数は年間10日、経験年数が5年以上経つと年間12日に増えるようです。
一日に正看護師、准看護師それぞれ1人しか同時に有給休暇を使えなく、夏はみんな有給休暇を取りたがります。(理由は子供たちが夏休み、天気が良く海やキャンプなど夏のアクティビティが楽しめるなど)一方で、私のような外国人看護師は母国へ帰るために有給休暇を使用し、3週間~8週間程度帰っています。(※有給休暇で足りない分や既に他の看護師が有給休暇を使用していて使えない場合は他の正看護師とトレードして休みを作っています。)
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