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オッズの変動から異常オッズ(インサイダーオッズ)を見つけ、勝ち馬を探すことができるのか・前編

オッズ変動からインサイダーオッズを見つけ、勝ち馬を探すことができるのか検証してみます。

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基本無料で使えるので一度使ってみてください。


インサイダーオッズとは

競馬におけるインサイダーオッズとは、大多数の人が知らない有利な情報をもとに行われた大量投票でオッズが大きく変動することです。

インサイダーオッズは誰がおこすのか

インサイダーオッズに必要な条件は

  • 普通の人では知り得ない情報が得られる立場や、まだ知られていない予想理論や技術力がある

  • 大量投票を行える資金力

が欠かせません。

情報源から考える

内部情報を得られる立場としては競馬関係者や記者などが考えられますが

  • JRAの役員・職員

  • 中央競馬の騎手・厩舎関係者(調教師・助手・厩務員ら)

  • 中央競馬の騎乗依頼仲介者

上記の立場の人らは競馬法により投票が禁止されており、実際に隠れて投票を行った者が逮捕されています。

投票が可能な関係者は

  • 馬主

  • 生産者

  • 牧場関係者

  • 記者

に限られると思います。

また内部情報に限らず独自の技術力で高回収率を達成している人がインサイダーオッズを起こす可能性もあります。

資金力から考える

異常オッズを起こせるほどの高額投票を行えるだけの資金力から考えると

  • 馬主

  • 投資家

  • 業として投票を行う者

が考えられると思います。

ゲーム理論で考えるインサイダーオッズ

ゲーム理論とは、自己と他者の行動が影響しあう環境の中で、それぞれの立場の人が自分の利益を最大化するためにどういった戦略をとるか考える方法です。
凄く簡単に言うと相手の立場で考えるです

  • JRAは令和5年純利益569億、競馬人口が増えることが一番の利益。内部関係者による不正はギャンブルの根幹に関わるので厳しく管理する。

  • 騎手や調教師といった関係者の平均年収は高め。不正による利益より、ばれて職を失うリスクの方がでかい。

  • 馬主になれるほどの資金力があるなら、投票にこだわらずに本業関係に投資した方が無難。自分の馬に大量投票はありえる。

関係者による投票があったとしても継続的に行われていなければ、見つける機会も少なく参考にならないので、業として投票している人に着目してみたいと思います。

業として投票している人がインサイダーオッズをおこしていると仮定する

業として行っているとは、仕事として投票を行っている者です。
ソフトなどで継続的に自動投票している人達がこれにあたります。

過去に税金関係の裁判があったものとしては

利益1億5000万

利益5億7000万

利益18億

などがあります。

通常競馬による払戻金は一時所得扱いとなり、外れ馬券は経費として認められません。
一時所得 = ( (当たり馬券の利益の合計)-50万 ) / 2
当たり馬券の利益の合計が50万を超えると、トータルでマイナスだったとしても税金がかかります。

外れ馬券を経費として認められるためには、営利目的の継続的行為である必要がり、自動投票ソフトなどで継続的に投票している実態が必要です。
つまり業として投票を行っている必要があります。

1 馬券を自動的に購入するソフトウエアを使用して定めた独自の条件設定と計算式に基づき、又は予想の確度の高低と予想が的中した際の配当率の大小の組合せにより定めた購入パターンに従って、偶然性の影響を減殺するために、年間を通じてほぼ全てのレースで馬券を購入するなど、年間を通じての収支で利益が得られるように工夫しながら多数の馬券を購入し続けることにより、年間を通じての収支で多額の利益を上げ、これらの事実により、回収率が馬券の当該購入行為の期間総体として100%を超えるように馬券を購入し続けてきたことが客観的に明らかな場合の競馬の馬券の払戻金に係る所得は、営利を目的とする継続的行為から生じた所得として雑所得に該当する

国税庁「法第34条《一時所得》関係」より

競馬で税金も含めて継続的に利益を上げるには、自動投票による方法はさけられないと思います。

業として投票している人が利益を最大化するには

長期間で投票した場合の回収率は、110%~180%ぐらいが現実的に可能なところだと思います。

自動投票で行っているならば、予想スコアと期待値にもとずいて投票するかどうか判定し、プログラムで一定の法則に基づいて投票していると思われます。

利益を最大化する方法としては的中率を上げ回収率を高めるか、賭け金をあげる方法があります。
回収率が100%を超えらるならば、払戻金をまた投票にまわすことで徐々に大量投票になると思います。

いつ投票するのがいいのか

早朝オッズがいいとか、直前に投票されるとか色々な説があります。

大量投票のデメリットとしては、自分の投票によりオッズが下がるのと、変動を見つけられ乗っかる人がでてきてオッズが下がるのがあります。

ただ自分の投票によりオッズが下がった場合、その他のオッズが上がるため、人気馬のオッズが高くなります。

これによりその他の投票が増え、自分が投票したオッズを回復させることができます。
これを穴馬バイアスといいます。

  • 自分の投票の影響でその他の馬のオッズが上がり投票する人

  • オッズ変動をみて投票する人

このバランスで自己の利益を最大化できます。オッズ変動を見て投票する人の方が少数派だとは思うので、直前に投票するメリットはあまりないのかもしれません。

他のオッズに影響を与えられる程度の額を何回かに分けて、
自分が賭けてオッズが下がった分が回復する度に投票するのが効果的だと思います。

簡単に言うと自分の投票で他の馬をおいしく見せるほど自分の利益を高くできる

投票プログラムを予想する

もし自分が自動投票プログラムで利益を高めるならどうするか考える

  1. プログラムにより馬のスコアをつける

  2. ある程度オッズが落ち着いたタイミング(前日の21時ぐらい)で期待値の高そうなレースを選別し、予算を配分する

  3. 投票が活発になる朝(7時)までにある程度の金額を投票して他のオッズに影響を与える

  4. 自分のオッズが決まった値まで回復したらまた投票する

といったものになると思います。

まとめ

  • 自動投票で億をこえる利益をだしている人は存在する

  • 自動投票で利益を最大にするには、早い時間から何回かにわけて投票するといい

長くなってしまったので、実際のデータからインサイダーオッズを見つけるのha
また次回にします。



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