妻のギモン「なんで男ってあんなキレイな奥さんがいるのに不倫するの!?」に進化心理学でこたえてみる
※この記事は、不倫を断罪するものでも、擁護するものでもありません。
妻との、昨夜の会話から。
「あのさ、東出といい渡部といい、なんであんなにキレイな奥さんがいて不倫なんかするの?男はってみんな浮気すんの?」
「んー、同じ男として申し上げにくいけど、そもそも男は女のひとよりも浮気しやすい生き物なのよ…」
「開き直りかおい」
「えーとね、これは、大昔からの子育てについての男と女性の役割のちがいが関係しててね」
「どういうことだおいこら」
「あのね、動物としての子育ての目的ってさ、究極にはじぶんの遺伝子をのこすことなんだけどね」
「うん、そうだね」
「女性はさ、妊娠してる10ヶ月と、子どもがちょっと手をはなれるまでをあわせて、2〜3年くらいはさ、ひとりのこどもにかかりっきりになるでしょ?いくらまわりがサポートしたとしても」
「まぁそうだね」
「つまり、女性は1人の子どもをつくるのに、2〜3年はかかっちゃうということ」
「うん」
「それにくらべて男は」
「男は」
「数十秒から数分」
「ずいぶん楽だなおい!」
「そうなのよ、もちろん子育ては男もすべきだし、家族を守ったり、食べるのに困らないように働いたり、とかって役割もあるんだけど、とくに子づくりだけをみると、男ってかなり楽なのよ」
「不公平じゃねぇか!」
「ごめんなさいごめんなさい、ただ、男は『生まれた男が本当にじぶんの子どもがわからない』という大きなジレンマがあったりするの」
「どういうこと?」
「女性はさ、妊娠して出産すると、じぶんの子どもってのは100%わかるよね」
「そうね、じぶんのからだに入ってたんだからね」
「その一方で男は、じぶんとの交尾で妊娠したかどうかってわからないから、100%の確信はもてないの」
「あー、どこかで奥さんが他の男の子どもを妊娠してても、分からないのか」
「そうそう、妊娠前後の1〜2カ月とか、奥さんを監禁したり24時間監視したりしないかぎり無理」
「なにそれこわい」
「とにかく、女性は妊娠したら2〜3年は次の子どもをつくれないけど、男は相手さえいれば、いくらでも子どもをつくれるってちがいがあるわけよね」
「なんかズルい」
「すみませんすみません、ちなみに、世界でいちばんたくさん子どもを産んだ女性は、3つ子とか4つ子だらけで60人くらい産んだって記録があるんだけど、男はある国の王様が1000人以上子どもつくったってはなしがある」
「60人産むのもヤバいけど子ども1000人ってヤバすぎでしょ!」
「1000人超えたあたりから、臣下のものが数えるのをあきらめたらしい」
「そりゃそうなるわな」
「はなしがそれたけど、男はそもそもたくさんの女のひととのあいだに子どもをつくったほうが、じぶんの遺伝子をのこしやすいから、奥さんとのあいだに子どもができたとしても、他の女のひとに目うつりしちゃうようになってるんだよね」
「マジかよ」
「つまり、男は奥さんがどれだけキレイだろうが、やさしかろうが、浮気しやすい宿命をもつ悲しき生き物なんだと」
「なんだそれ…」
「それにくらべて、女性は妊娠中とか子育て中に浮気しても、生き物としてのメリットはとくにないから、男にくらべてすくないんだよね」
「なるほどねぇ…」
「しかも、皮肉なことに、活躍してるような仕事バリバリ系の男ほど浮気とか不倫しやすいってのにも理由がありまして」
「え、なにそれ」
「仕事に熱心にとりくんだり、競争心がたかかったり、あたらしいことに挑戦したりする男って、いわゆる男性ホルモンっていわれる『テストステロン』の値が高いってのがわかってるんだけどね」
「ほう」
「一方で、テストステロンの値が高い男はエロいというのも事実」
「マジかよ!」
「競ったり、挑戦したりって、大昔からつづく『男らしさ』の特徴だったりするので、やっぱ男らしいひとってそのぶんエロいのよね」
「そうなんだ」
「つまり、芸能界という競争の世界でここまで勝ち抜いてバリバリ仕事してる渡部プロは、めっちゃくちゃエロいにきまってるわけだ」
「エロいのかよ渡部」
「まとめると、仕事ができる男ほど、浮気や不倫には気をつけなはれや、ということで」
「うーん、なんだかなー」
・・・
と、いうわけで、予期せず時事ネタになってしまいました。
まぁ人間なら誰しも起こりうることですので、みなさま、一緒に気をつけましょう!