【イベントレポート】TOKYOハンドメイド祭 vol.6に参加しました
こんにちは!
ドット絵で色々な雑貨をつくっているパジャドットです。
今回は、9月に行われました「TOKYOハンドメイド祭vol.6」に参加させていただいた時の事についてレポートいたしますっ。
だいぶ時間が経ってしまったのですが、暑いと調子のあがらない私。。なかなかレポートを書く体力があがってこなかったのですが、段々涼しくなってきましたし(もう寒い?!)イベントもとても楽しかったので、今ここに残しておこうと思います。
お時間のある時に良ければご覧ください☆
◆「ハンドメイド」と名の付くイベントへの参加決意
パジャドットとして初めてイベントに参加したのは「ヨコハマハンドメイドマルシェ」でした。レポートにも残しております。
そこから数年経ちましたが、それ以降「ハンドメイド」と名の付くイベントには参加してきませんでした。
上記のイベントが終わった後、私は自分の作っている作品が「ハンドメイド」と名の付くイベントに来るお客さま達が期待している作品なのか、に自信が持てなくなっていました。ドット絵を雑貨にしている身として、なんとなく「ハンドメイド」イベントにふさわしくない作品なのかなぁと思ってしまっていました。ドット絵に興味を持っていない人たちにドット絵を体感してほしいというコンセプトを持ちながらなんと弱気な事でしょうか…笑。
そんな思いの中、2024年になって自分の雑貨作品に「刺繍雑貨」がプラスされました。まだまだ試行錯誤中ですが、刺繍が好きだという事をあらためて実感してから刺繍雑貨を制作したい気持ちが今も高まってきています。
デザインフェスタ59の出店が無事終わって次はどんな事をしようかなぁと考えていた時に、ふと「TOKYOハンドメイド祭」のイベントが頭に浮かびました。これは私が数年前に色々なイベントを探していた時に見つけたイベントです。場所も日程も時間も私にとって理想的なイベントで、参加したいと思っていたのですが「ハンドメイド」というワードが気になっていたのです。
もしかしたら、刺繍雑貨を楽しく作り始めている今の自分だったら「ハンドメイド」というワードと相性がいいかもしれないと感じました。そして、それを沢山出せると思うとワクワクしてきました。ワクワクしているという事は、自分の中で参加したい気持ちが大きくなったという事だから、その気持ちに素直に従ってこのイベントに参加しようと決めました。
この気持ちになったのは5月の下旬。きっとデザフェス59が終わったばかりでイベント熱が高かったのかもしれません笑。でも、これもなにかのご縁だと思って応募にふみきりました。
◆刺繍雑貨中心の売り場作り
刺繍雑貨は2023年の冬のコミティアでトライアルとして初めて出してから、パジャドットのブースでちょこっと出す、という形でやってきました。
今回のこのイベントでは、アクリル雑貨はお休みして刺繍雑貨をメインに打ち出していこうと思いました。結構な決意ですが、刺繍するのが好きと実感した自分にとって、今からたくさん刺繍雑貨を制作できるぞ!というワクワクした気持ちが大きくなりました。
そして刺繍雑貨がメインのイベント出店にする、という事で今までの刺繍雑貨の量産と、新しい種類の刺繍雑貨も作ってみようという気持ちになりました。
今までは、イーゼル付キャンバス刺繍雑貨と、ブローチ、チャームなどを制作しました。
これに加えて、パッチンピンというヘアアクセサリーを制作してみようと思いました。以前から自分のドット絵テイストとパッチンピンが相性良さそうと思っていました。でも制作して販売しようというモチベーションまでにはならなかったのですが、今回は種類を増やしたいという気持ちが手助けをして思い切って作ってみようと思ったのです。
他、ブローチを進化(?)させて、ブローチとチャームを合体させたような揺らすとブラブラするブローチを制作してみたいと考えました。個人的にブラブラするのがカワイイと思っている人間です。
アクリル雑貨は出さないと決めたので、そのデザイン制作時間も全部刺繍雑貨制作に取り組めます。一心不乱にチクチク刺繍をつくってつくったものがこちらです。
イベント時期がハロウィン関連作品を出せそうな時期だったので、ハロウィン好きな私は期間限定のハロウィン作品を制作しました。カクカクネコと子ネコのチャブが白い布をかぶってオバケになっているデザインに、ハロウィンにちなんだアイテムをブラブラぶらさげたブローチにしました。
またドット絵という事を活かしてゲーム風のデザインなどもつくってパッチンピンにしました。
制作過程は難しかったところもありました。金具をつける部分や素材が厚くなっているところに針をさす時の「んぐぐぐ…っ!」と力を入れるところなど、器用ではない私にとっては大変な事でしたが、それでも楽しく作業できました。この雑貨が皆さまに喜んでもらえるような物になっていますように!
◆イベント当日
当日、9月中旬でそろそろ酷暑も終わりかなと思っていたのですが、なんとイベントの2日間だけ最高気温35℃の猛暑日予報でした。暑いのが苦手な私は9月中旬だったら出店イベントいけるなと思っていただけに、気合いを入れ直して会場に向かった記憶があります。(外が暑くて中が冷えてるのがニガテなのです…。)
・ゆとりある会場内と売り場
会場につくと、導線が広くクリエイター間のゆとりもたっぷりあって今まであまり経験した事がない会場だなと思いました。
しかも机も過去のイベントで一番大きい机です。ここにどうディスプレイすればいいんだ…と、その大きさに悩みながら考えてきました。今までは作品がはみ出してしまう…という悩みだったのに、まさか机が余ってしまう…の悩みになる日がくるとは。。
なので、他のイベントでついたてに付けていた装飾物や背後のポスターを思い切って机にのせてしまおう!という組立を考えました。机の上が賑やかになるのはワクワクするかなと期待もこめて。
そんなこんなでつくった売り場がこちらです。
刺繍雑貨をメインに、ポストカードやコレクトコイン、アパレルなどを置きました。この売り場を見て、アクリル雑貨をしまって刺繍雑貨をメインに出す日がくるなんて…!と思いました笑。いつもイベント机の幅に足りているロゴ付きの敷物もご覧のとおり足らないほどです…!
「パジャドット」の看板とデジタルサイネージでの宣伝は机の端に置いきました。それでもこの余裕。…もっといい売り場にできたかも、とイベント3ヶ月後の私は思います笑。時間が経つとナントでも言えちゃいますよねっ笑!
・ふさわしくないという「思い込み」を反省
売り場準備が終わっていよいよ開場です!どんな雰囲気になるのかなとワクワクしておりました。
そうしていると、イベント開始早々にポストカードが売れました。
刺繍雑貨ではなく、「ポストカード」が売れました。
この時私は、「ハンドメイド」と名のつくイベントは自分の制作している作品はふさわしくないかもと思っていた事は「思い込み」だったんだなと思いました。作品に対する自信のなさや迷いから、出ない理由をつくって自分に言い訳をしていただけだったんだと。でも、自信がないなんてお客さまや作品に対して良くない気持ちだと今なら思えます。でもでも、そんな事言ったって昔は怖かった。そんな怖がりの過去の私を受け入れ、過去の私と握手をして、ここからはしっかりイベントに出ると決めた今の自分とイベントに来てくださるお客さまに感謝をしながら売り場に立ちました。
・売り場での楽しみ
次にパッチンピンが売れました。作って良かった!と心の中でよしっとこぶしをにぎりました。新しく制作した物がうごいていくのは嬉しい事です。
ブローチやパッチンピンは見てくれる方が多かったのですが、それに比べてイーゼル付キャンバスはそこまでではなかったのが気になりました。もしかしたら「おうちに持って帰った後はどうする?」のイメージがが難しい作品になってしまっていたのかなと感じました。買った後の事も想像してもらいやすい売り場作りなどは、私がやっている作品に関しては大切なんだなと思いました。
私はイベントでの一期一会が好きです。そのイベントによくいらしている私にとって初めましての方や、私の作品を知っていらしてくれる方、SNSに投稿した当日の売り場の様子を見ていらしてくれた方、色々な気持ちでいらっしゃって下さった方々と、お話ができて楽しかったです。
そして、周りのクリエイターの方々も気持ちのいい人たちばかりでお客さまがいない時にお話しさせていただいたり、情報を交換したり、とても貴重な時間でした。
あと、ここのイベントはライブコマースがOKされています。私は特に制限はしていなかったのですが、その方々からは不人気でした笑。(来て見てすぐ去る!を何度か経験…)
・私のテーマを大切に
私のテーマ「ドット絵にそんなに思い入れのない方にもひとつのデザインとして手に取っていただく」ですが、少しはテーマに添えた気もしないでもないでした(にごしまくっている…)。
もちろんドット絵が好きな方に見ていただけて嬉しかったです!そして刺繍かわいいね、と言って手に取ってくださったり、ドット絵はあんまり見てこなかったけどこのポストカードがステキと思いましたと言っていただけたり、その事もとっても嬉しかったです。
ドット絵がデザインのひとつのツールとなりつつある今、もっとドット絵が日常に溶け込んでいけたらいいなぁと思いました。
◆また参加しよう!と決意
2日間イベントに参加をして思った事は、刺繍雑貨を見て下さった方が一番多かったように感じました。私がそういう売り場にしたから、、または刺繍雑貨が頑張ってくれたから、、そこをしっかり考えて次に活かしていきたいです。
私が勝手に不向きだと思い込んでた「ハンドメイド」イベント会場は、とても温かく私の作品を受け入れてくれました。まだまだなところが多々あるのですが、「何かのせい」にするのではなくて挑戦の姿勢を持ちつつ、自分の作品を大切にしながら前向きな気持ちを維持して頑張っていけたらいいなぁと思いました。自分の作品を大切にするという事は、それを手に取って下さる方々を大切にしたいという事であると考えているので、日々作品をブラッシュアップしていきたいです。
そして、きっとまた参加しよう!を改めて思いましたっ。
また参加できるように頑張っていきたいです。
とてもステキなイベントでした、感謝☆
3ヶ月前のイベントでしたが、ここに記せて良かったです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!