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多様性とは「尊重」である

記事の画像にもあるやうに、質問箱にとても難しい質問が来た
「ノロコの人にとって多様性とはどんな感じか」と

そして、記事タイトルにもあるやうに、一応の個人的見解はある
「多様性とは『尊重』である」

多様性(ダイバーシティ)については、それこそ検索すればここよりも詳細でわかりやすい解説がたくさん出てくる
しかし、質問箱に来たものは「ノロコの人にとって」とあるので、あたし自身が多様性をどう考えているかを訊かれているものと思われる

ノロコの人の考えは「多様性とは『尊重』である」

多様性とは「尊重」である

多様性とは「尊重」である
これ即ち「みんな違って、みんな良い」を認めることである

よく勘違いされるが、
「尊重」とは「価値あるものとして相応の扱いをする」という意味であり、個々人がそれを受け容れるといふ意味は含まれていない
それが世の中に存在することを認めて、それには需要も価値もあるといふことを認めればそれでいいのであって、必ずしも個人がそれを受け容れる必要はない

ただ、世の中に在ってもいいんだよと、認めるだけでいい

どこまで尊重するべき?

尊重するものは「全て」
異なっていても「全て」

異なる人種に対する印象は色々あれど、全て尊重するべき
レインボーマンのテーマソングにもあるやうに、肌や言葉の違いを除けば皆同じ人間。全て尊重すべき
これに加え、亜人種であろうとも、尊重すべき

国でも同じ。異国に対する印象は色々あれど、全て尊重するべき
文化・宗教・価値観などの違いがあっても、それを押し付けるやうなことがあってはならない
ただ、在る事を認める、それだけでいい

どんな考え方があれど、全て尊重するべき
学歴至上でも、守銭奴でも、フェミニストでも、頂き女子でも、迷惑系YouTuberでも、相互登録でも、デュエリストでも、プロ奢られヤーでも、初音ミクと結婚しても、怠惰に生きても勤勉に生きても清貧でも、いかなる生き方・考え方であろうと、尊重しなくてはならない

性的嗜好だってそう
巨乳爆乳好きでも、貧乳好きでも、デブ専でも、熟女好きでもロリータコンプレックスでも、アルケニーでも、ネクロフィリアでも、状態変化フェチでも、スカトロジーでも、ドラゴンカーセックスでも、いかなる異常性癖であろうと、尊重しなくてはならない

また、多様性を謳う以上
「多様性を受け容れない」たる考え方も尊重しなくてはならない
いかなる考え方も尊重するのが、多様性だからである

犯罪者などであっても尊重するのか?

答えは「イエス」だ

しかし、尊重するのはあくまで「考え方」であり、
その考え方によって、行動して起きた事象などについては、本人がその責任を取らなくてはならない

前述の通り、尊重には受け容れるとの意味は含まれていないため、
法律や社会通念・規則に反した場合、然るべき沙汰を受けるのは当然である

例えば
「コロナはただの風邪」という考え方は尊重するべきだが
それにより実害を起こした場合、法に則って厳しく沙汰あるのが当然
活動家やらが自らの正義で世の中に損害を与えた場合、法に則って厳しく沙汰あるのが当然

尊重はする。ただ責任は取れ
法を犯したら、当然ながらまた別の問題になってしまうのだ

そもそも思うことがあるのだけれど

昨今のVTuber界隈、これこそ多様性の世界ではないでしょうか

性別はおろか人外までいる、正統派もいればニッチなキャラもいる
可愛い、セクシー、イケメン、またはあえてキモくする方もいる
そして皆それらを普通に受け容れてゐる
尊重+受容の、まさに理想的な「多様性」の世界である

VTuber達が世の中に定着する以前から、
芸の道に生きる方々を、人々は尊重・受容してきた
世の中は既に多様性を認めてゐる
しかし何故「多様性とは何なのか」「多様性を認めろ」たる意見が散見されるのだろうか
「多様性」たるその言葉が、文字通り多様な意味を含むからなのだろうか

おわりに

とりあへずこれが、ノロコの人にとっての「多様性」の考え
だいぶ整理したつもりだが、こうやって文章化しても、やはりノロコの人は頭の中も含めて色々散らかつてゐるみたいだ

最後に、R-1グランプリ2022の寺田寛明さんのネタ終わりの画像を置く

寺田寛明さんは、ネタの最後に、生きていく上でとても大切なことを教えてくれてゐる
これが全く話題になっていないのがとても残念

理解しなくてもいい。受容しなくてもいい
ただ、歩み寄る姿勢を持ってほしい。それが尊重につながる

おまけ「画一性」

「多様性」の対義語は「画一性」である
意味は、個々の性質を考慮せず、全体を一様にそろえること

前半の「個々の性質を考慮せず」といふところがポイント
画一性とは、配慮も慈悲もない。厭だこんなの

画一性が必要なのは、工業製品ぐらいのものだ

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