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コケる文化


失敗したくない!!

世の中の大体の人がそう思っていると思います。
僕もその一人です。
失敗しない、後悔しない人生がいいです。

なんで失敗するのって、あんなに嫌なんでしょうね?

僕は失敗が成功に繋がる気がしないからだと思うんです。

だっていつか成功するのがわかっていれば、失敗しても平気です。成功までの過程として失敗に意味があるから。

未来の成功が見えないから、失敗すること自体を避ける。失敗することに意味がないから。


失敗は成功のもと。
と言った人は成功者なのでしょう。
なぜなら、結果的に成功した人じゃないと
失敗は成功のもとなんて言えないじゃないですか。成功したから言える訳で。

なんか同じこと2回言った気がする。笑

そんな捻くれた僕ですが
失敗することに対しての考え方が少しだけ変わりました。
きっかけは趣味で始めたスケートボードでした。

コケている奴ほどかっこいい

スケートボード、略してスケボーは
とにかくコケる(転ぶ)スポーツです。
僕は今スケボーを初めて約4ヶ月ほど経ちました。スケボーは僕みたいな初心者からプロまでそれぞれのレベルでコケます。
あんな安定しない板に乗りますからね。
そりゃもう派手にコケます。
しかも周りに見られます。
痛いし、恥ずかしいし最悪です。

ただでさえ失敗するのが嫌いなのに、ましてや人前でコケるなんて辛すぎる!
そう思って上手い人に教えてもらおうと
勇気を出してスケボーパークに行きました。

スケボーパークでは派手にコケるほど
おぉー!と歓声(と言うのはちょっと違う気がするけど)が上がったりしていました。

…みんな性格悪いんかな。
なんて思いましたが、そうではないです。

コケるほど攻めたことへの歓声でした。

スケボーって、やったことある人ならわかると思うんですけど、めっちゃくちゃ怖いんです。
だから僕みたいな初心者だと、コケるところまでいかないんです。そもそも怖くて乗れないから。(書いてて悲しくなってきた)

スケボーに乗ってコケるということは
恐怖に打ち勝って、板に乗りに行ってる訳です。その勇気をスケーターは讃えているんです。

要するに失敗して讃えられているってことです。
こんな優しい世界あります?

そんなスケーターの文化を目の当たりにすると、僕もやったろう!という気分になるわけですよ。
でも、さっきも言った通り怖くて乗りに行けないんです。コケることさえできない訳です。

そこでなんか閃いたというか、ハッとしたんです。

もしかして、失敗することすらできてない?

失敗するなんて嫌だ!と思ってたら
まさかの失敗することすらできてない。

けれど、なぜか嫌な気持ちにはならなかった。

あれ、もしかして…

今まで自分で失敗と決めつけてただけで、もしかして失敗してないんじゃね?笑

そして、さっきハッとした次の瞬間にはパッと思いましたよ!!

シンプルにビビってただけやん!笑

もうね、器が小さい小さい。
失敗のスケールが小さい小さい。

他人がリアクションを取るようなことをして初めて失敗なんだと。それが賛成でも、否定でも。

僕は失敗という言葉を盾に、周りからの評価を見ない聞かないようにしてただけやったんやって。

これを読んでくれている人で、自分がしたことを批判された人や傷ついてる人がいたら聞いて欲しい。
あなたはすごい。
他人の口を動かすほどのことをしてるから。
そんな失敗、なかなかできない。

出る杭は打たれるし、乗りに行けばコケる。
多分、世の中はそういうなにかがあるんでしょう。

ただ、失敗は誰にでもできる訳じゃない。

失敗できるだけ、すごい。
ノリとか勢いが大切だと聞くのも
思い切ってやれる人が意外と少ないからちゃうかな?

失敗しない、後悔しない人生なんてない。

明日も、僕はショービット。
何回コケても、何回も乗りに行く。


全力でする失敗は、下手な成功より気持ち良い気がするから!!

おわり!!








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