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Photo by
scoop_kawamura
心の故郷
日常が押し寄せる
繰り返し押し寄せる海の波のように
一見穏やかな、しかしけっしてたえることのない波
大きな波じゃないのに飲まれそうになる
疲れて上手く泳げないわたし
この息苦しさから逃れたくて
時々思いを馳せるの
空の向こうへ
わたしに羽があったなら、自由に飛んでゆけたなら
こんな波など、ひとっ飛びで飛びこえて
あの空の向こうへ行くのに
そしたら、なんだってできる気がする
叶わなかった夢に、もう一度チャレンジしてみたり
幸せ求めて世界を旅することだってできるかもしれない
でも、それはあくまで夢
でもでも、行きたいあの向こうへ
それが、架空の世界、想像の世界であれ
その中で思い切り羽ばたきたい
日常からは抜け出せなくても
想像の中には、おかせない自由がある
だからわたしは、想像するの
不器用だけど、確かな翼を持って
私だけの空を飛んでいくんだ
辛い時はここへきた
寂しい時も悲しい時もここで、癒された
ーそこは、大事な、わたしの心の故郷だからー