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signo bit 0.18mm

はじめに


細いボールペンと聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか?
多くの方が、ジェットストリームエッジやハイテックCを思い浮かべると思いますが、今回は、ジェットストリームエッジの0.28mmよりも更に0.10mm細い、0.18mmという脅威の細さを実現したボールペン、ユニボールシグノビットを紹介します。

概要

・商品名:uni-ball signo bit
・型番:UM-201-[ボール径]
・発売時期:2005.01.25発売-2013頃終売
・価格:200円
・ ボール径:0.18mm(スーパー超極細),0.28mm(超極細),0.38mm(極細)
・カラー:赤,黒,青,オレンジ,エメラルド,ライトブルー,スカイブルー,ブルーブラック,ピンク,紫,バイオレット,マンダリンオレンジ,ライムグリーン,ボルドーブラック
※色名は完全に特定出来なかった為、誤っている可能性があります。


見た目

・全体の見た目

まずはペン全体の見た目を見てみます。
0.18mmというボール径こそ驚きますが、見た目に関しては他の安価帯ボールペンと大きな差はないと思います。

キャップをした状態
全長は約135mm
キャップをポストした状態

・細部の見た目

キャップのボール径表示
値札シール

・ペン先

このボールペン最大の特徴が、この尖りに尖ったペン先に詰まっています。
原材料を削ってチップを作る「切削加工」と、原材料を削らずに変形させることでチップを作る「塑性加工」の2つの工法を組み合わせて作られた新開発のニードルチップを採用していて、極細ながらも折れにくいチップを実現しており、インクには配合を見直した新開発の極細用高潤滑性インクを採用する事で、チップの磨耗を抑えることに成功しています。

長さ約3mmのニードルチップには直径0.18mmのボールが収まっている。

実用化されている中では最細の0.2mmシャープペンと比較してみます。
こんなに細いニードルチップの中にボールが入っていると考えると、三菱鉛筆の技術の高さに感心させられます。

ぺんてるpg2(0.2mm)との比較

リフィルを取り出して見てみます。

他のボールペンにはない、とても繊細な形状をしている。

まとめ

以上で、ユニボールシグノビットの紹介を終わります。
細書き需要の高まりから発売されたボールペンでしたが、ほんの数年で生産を終えてしまったsigno bit。まだまだ文房具屋等で見かけることもあるので、興味を持った方は手に取ってみるといいかもしれません。

追記

中国の天卓好笔というメーカーから0.15mmと思われるボールペンが出ているのを発見しました。もしかすると、これが世界一細いボールペンなのかもしれません。

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