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タイ・ミャンマーの社会課題に挑む彼がタイで見つけたネクストアクションとは。

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スタディーツアー参加者インタビュー企画!!

Paint The World は、「 “途上国”から世界を変える」をビジョンに掲げています。

そんなビジョンに少しでも共感してくれ、途上国の中でもミャンマー、タイの社会課題に興味関心を持ち、現場まで立ち会ってくれた参加者にインタビューする企画を始めました。

ツアーのテーマは「ネクストアクション」です✈️

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〈No.3〉

今回は、第1回のスタディーツアーに参加した、会社員の今辻颯人さんにお話を伺いました!

今辻颯人さん

ースタディーツアーに参加した動機を教えて下さい。

ツアーに参加したきっかけは、主催者(田中かのん)から「ツアーをしたい思っていて、軽くサポートみたいな感じで一緒にやりませんか」と声をかけてもらったことです。
私自身、タイへの留学経験があったり、ミャンマーにも興味があったため、声をかけていただいたときに参加しようと思いました。

JEDUCATIONさんにて日本文化のワークショップに参加。

ーツアーの中で印象に残った言葉はありますか。

「ミャンマーやここの移民学校のことを忘れないでいることが一番の支援になる」

という言葉です。

これはある移民学校に訪問したときに、学校の先生とお話しする機会があり、そこで私が「自分たちができることとして何がありますか」と質問したときに返ってきた言葉です。

今の日本では、ミャンマーのことがあまり報道されなくなってきている中で、ミャンマーやこの学校の存在を心の片隅に置いておくということが、後々何かのきっかけとして支援につながっていくんだろうなと、この言葉を聞いて感じました。

私はこの質問をしたとき、「ここで見たことを伝えてほしい」や「日本からの支援をもっと増やしてほしい」などの答えが返ってくると思っていたので、そもそも“忘れない”ということが一番のポイントであるということに衝撃を受けました。

移民学校にて子どもたちとの交流。

ーオンヌットのスラムを見て感じたことはありますか。

オンヌットのスラムには以前にも行ったことがあったのですが、今回のツアーで訪問させていただいた時に、ゴミ処理場で作業されているミャンマー人の方が「Myanmar」と書かれたシャツを着ていたことがとても印象に残っています。

ゴミ処理の仕事などは私だったらやりたくないと思ってしまうのですが、そういう仕事に就きながらも、いつかミャンマーに帰れる日を夢見て祖国を想いながら働いているように私には思えて、とても印象に残っています。

今回のツアーではスラムを回って見るだけでなく、コミュニティのトップの方のお話を聞くことができたり、小さい教室を見学させていただいたりしたので、現地にいる人がどう思っているのかなどのお話を聞けたのは、とても良かったなと思っています。

オンヌットのスラムにて。

ーツアーが終わった後の心情の変化はありますか。

自分の目で見たり、体験したりせずに先入観を持つことはあまり良くないなと感じました。
先入観をもって「かわいそう」などというような目線で見るのではなく、実際にそこにいる人がどう思っているのかとかを直接聞いて、その上で自分たちにできることはあるのかを考えたり、それこそ、そこで見たこと聞いたことを「忘れない」ということが大切だなと感じました。

クロントーイのスラムにて。

ツアーにおいて後悔していることはありますか。

個人的にはかなり満足度は高かったですが、強いて言うなら、もう少し参加者の皆さんと話しておけば良かったなと思っています。いろいろと話はしたのですが、もう少し深い話ができたら、他の方の考え方とかの部分を聞くことができたのかなと感じてます。

このスタディーツアーでは、ツアーの内容からの学びだけでなく、ツアー参加者から学べることも多かったと思っていますね。

今でもツアーの参加者とのつながりはあるのですか。

実際にツアーの後に会ったりすることはありました。ツアーの参加者は主催者以外、ほぼ全員初対面でしたが、ツアーをきっかけに今でも交流が続いています。

参加者間の意見交換。

ーネクストアクションはありますか。

正直に言うと、ツアーが終わってから何かアクションを起こせたかと言われると、あまり起こせていないという感じです。
ツアーが終わって、すぐに入社となり環境も大きく変わったので、具体的なアクションを起こせるほどの余裕がなかったというのが正直なところです。

今は国際協力や、タイ・ミャンマーとは関係のない分野の仕事をインドでしているのですが、自分も海外にいるという状況であり、実際インドもまだ発展途上の国であるので、この立場を生かして、ミャンマーや国際協力に関わるきっかけを模索している段階です。
このスタディーツアーで、知識として知っていたタイの現状を自分の目で見て考え直すことができたので、今後ミャンマーや国際協力との関わりを持ち続けたいとは思っています。

サービスエリアにて昼食。

―将来のツアー参加者へ一言お願いします!
                                      
正直タイとか特にミャンマーは有名な国でもないので、すごく興味があって参加する!というわけではないかもしれません。ですが、このツアーではいろいろな経験ができますし、参加者同士のつながりの中で気づかされる部分がとても多いです!日程が合うのであれば、是非是非参加してほしいと思います!

颯人さんのインタビューでした!ツアーでの学びがこれからの活動の一助になれば幸いです。ありがとうございました!

【広報担当者:齊藤南恵】

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