”腕の違和感”の原因を”運動連鎖”から考える
こんにちは。
久喜市鷲宮のスモールジム&整体「身体改善サロン ペインフリー」店長の高橋です。
今年は桜が咲くのが早いようですね。
河津桜はもう散っていますので、いよいよソメイヨシノが咲く番です。
久しぶりに近所の神社に行ってみようかな~と思いつつ、季節の移り変わりの速さを感じる今日この頃です。。
さて、そんな今日のテーマは「”腕の違和感”の原因を”運動連鎖”から考える」です。
人の身体をみる上で重要になってくるのが、「3つの目」です。
「虫の目」 → 筋肉や関節など
「鳥の目」 → 神経支配や関連痛など
「魚の目」 → 運動連鎖など
ざっくりまとめると上記のようになります。
今日はこの中で「”腕の違和感”の原因となる運動連鎖」の一例をご紹介いたします。
良くある例ですが、、
・いわゆる「肩こり」の時に起こる肩甲挙筋や僧帽筋上部の筋硬縮が顕著
・鎖骨が上がっている
・しかし、肋骨は下がっており、骨盤が過度に前傾している
・そして、股関節が過度に内旋優位になっている
この場合、どのような運動連鎖が起こっているかというと、、
→股関節が内旋優位になる(割座など)
→骨盤が前傾方向に誘導される
→腹直筋が下に引っ張られ、肋骨が下がる
→肋骨が下がることによって、猫背になる
→猫背になることによって、胸郭が圧迫され呼吸が浅くなる
→取り込む空気を増やすために、鎖骨を上げて肺を広げようとする
→鎖骨を上げることで鎖骨の位置が変わり血管や神経を圧迫する
→腕の違和感の発生
という流れです。
こうなると「腕の違和感」の大元の原因は「股関節の内旋優位(割座のしすぎ)」になります。
主訴が「腕の違和感」だからと言ってそこだけにアプローチをしても本当の原因は改善しないということですね。
「木を見て森を見ず」
にならないように全体視点で「3つの目」を駆使していくことが重要ですね。