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わたしの起業ものがたり 第1章 「パン屋」という考えが生まれるまで

2023年5月10日

シエール本店こと、パンの店 ブティックシエールがおかげさまでオープン20周年を迎えました。

ありがとうございます!

これを機に、「わたしの起業ものがたり」を記してみようと思います。

ん~、何から書こうかな…。

さて…。

出身は、新潟県村上市です。

今は、合併して「村上市」となりましたが、かつては「朝日村」という地域でした。立派な村人として育ちました

故郷の風景

地元の高校を卒業し、進学のため新潟市に。その後、現在まで新潟市で暮らしています。

大学時代は工学部情報工学科に在籍し、「自動翻訳マシーン」を作るべく、プログラミングなど、機械翻訳のためのシステム作りを研究していました。

プログラミングのイメージ画像です。当時はこんな小型でかっこいい感じではなかったです。


…パンはいつ出てくるの?

まだまだ先です。

大学を卒業後は、大学院に進学。

パン屋ですが、工学修士です。


その後、就職。

就職先は、環日本海経済研究所(ERINA)。

中国を担当し、経済や物流の分析をしていました。

大学で学んだこととは、全く異なる分野に飛び込みました。

ERINA時代の写真…20年以上前

中国や韓国、ロシア、モンゴル、北朝鮮を対象とする研究所だったので、普通の旅行では行けないような地域に出張する機会が多く、なかなか会えないような方々と一緒に仕事するなど、貴重な経験をすることができました。

この時の経験は、わたしの宝です。

このことだけでもたっぷり語れます!


…で、パンは?

もう少しで登場しますよ。


経済関連の調査研究をして6~7年経った頃、「経済研究」というテーマが大きすぎて、自分がやっていることがどれほど人の役に立っているのか、全く実感がわかずにいました。

そして、やったことがすぐに成果として表れて、人に喜んでもらえるような仕事がしたいなと思うようになってきました。


ちょうどその頃。

知り合いがフレンチレストランをやっていて、そこで焼いているパンが大人気だったのです。食事のあと、お土産に買っていく人はもちろん、食事せずにパンだけ買っていく人も…。

その様子を見ていて…。

「このパンの部門、独立させたらいいんじゃない?これ、わたしにちょうだい」と、軽い気持ちで言ったのです。

そして、気が付けば、本当に、わたしがパン屋をやることになっていました!

まだ、経済研究所で仕事をしている頃です。

安定した仕事です。収入もそこそこありました。

パン屋で修業したことはもちろんないし、パンを焼いたこともない状況です。



さぁ、どうする?



…つづく


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