たくさん貯金した後悔
私は都内の企業で総合職として働いています。給料は総合職の3年目としたら中の中もしくは中の上程度だと思います。
大学生の時すでに100万円程度貯金がありましたが、社会人3年目の今、証券口座に入っているお金なども含めれば、現在の年収位の貯金を貯めることができました。都内一人暮らし、社会人3年目の中で考えると割と多い方ではないかと思います。
私は両親が割と倹約家であったため、その感覚が染み付いてお金を大事にしすぎているところがあると自覚しています。自分としては「無駄なところにはお金を使わず、使うべきところにお金を使う」をモットーとしているつもりですが、時にはケチくさいこともしているのかも・・・。
例えば、ATMの振り込み手数料はおそらく人生で一度も払ったことがないし、コンビニで1000円以上の買い物をする事は滅多にありません。ちょっと高い買い物をするときは、実店舗やアマゾン楽天などをくまなく探して1番お得に買えそうな方法をよく調べて購入します(ブランドものは除く)。
でも最近、こんなに貯金をしていることが本当に正しいのか!?と疑問に思うようになってきたんです。最近読んだ本にすごく心を動かされたんですよね〜
その本がこちら。
『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』。
老後2,000万問題が取り沙汰されたり、副業推進の動きとかも進んでいる中で、(いろいろ省略しすぎると)お金なんてたくさん溜め込むな!ちょうど貯金0円で死ぬために努力しろ!と、ともすれば現代の風潮と真逆をいっているとも捉えられるようなことを教えてくれる本です。
この本で一番印象に残っているのが「人生で一番大切な仕事は思い出づくり」という言葉。
本の中で筆者が、もう自由に動けなくなってしまった晩年の父に、思い出が詰まったiPadをプレゼントしたら、泣きながら喜んでくれたというエピソードを紹介しています。誰もがわかっているつもりですが、どんなに身体が不自由になっても、思い出は誰にも奪うことができない、かけがえのない資産なんですよね。
「人生の最後に残るのは思い出」という筆者のごくごく真っ当な主張。自分の人生を振り返ってみると、20代の私でさえ過去の人生に後悔がたくさんあります。
高校時代、勉強以外にもっといろいろなことに挑戦したり、友達と思いっきり遊んだりすればよかった。大学時代はもっと国内に旅をしてみればよかった。もっと本をたくさん読めばよかった。家族との時間を大切にすればよかった・・・
もちろんある程度の貯金も大切ですが、特に若ければ若いほど、どこにでもできるし何にでも挑戦できるんだから、お金を経験に変えていくべきだと反省しています。がんばって挑戦すること以外にも、今だから楽しいと思えるくだらないことにも時間やお金を使って人生にいろいろな色をつけていきたいものですね。
コロナの影響で思いっきり外出したり、たくさんの友達と会ったりすることは難しいけれど、自分なりにどうしたら自分の引き出しを増やしていけるのかを考えて、お金を溜め込みすぎないで生きていきたいなと思っています。
みなさんも機会があったら読んでみてください。
素敵なおうち時間になるかもしれません。
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