現状
「浪人したのに勉強時間が増えない、自分が恥ずかしい」といった内容のnoteを投稿してから5ヶ月。
もちろん、あれから成績も勉強時間も大して伸びていない。
だが、多少の変化もある。
まずは「環境の変化」だろう。
最初は少なかった予備校の生徒も秋ごろにはだいぶ増えてきて、最近は専ら不快な生徒との戦いに明け暮れている。例えば嫌いな生徒がトイレに行くタイミングを予期し事前にトイレを埋めておいたり、嫌いな生徒がスマホを弄ってこちら側に椅子を当ててきた場合はボールペンの音を鳴らし威嚇したり。
そしてさらに大きな変化。
それは俺自身の「精神の変化」だ。
俺は10月ごろの「ある経験」を通して、まだ大人になりきれていなかった精神が成熟した気がする。
精神が「幼さ」を捨てる瞬間は、人によって様々だろう。身内の不幸、恋愛経験、社会に打ちのめされた経験。
さて、肝心な「ある経験」とはなんなのか?
そう、ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 7th Live! NEW TOKIMEKI LANDだ。
ラブライブを見るのが遅かった俺は、これまで配信視聴や各サブスクでのライブアーカイブ視聴でしかライブを体験していなかった。
満を持して7thライブで初めて現地に参戦。レベル7でステージとはかなり遠い席だったがそれでも十分すぎるほどの熱気と衝撃を感じた。
数百メートルの距離にキャストがいる。あの曲を歌って踊っている。その感動は言葉では言い表せない。
もちろん「初めてライブに行ったという経験」だけでなくライブ自体も非常によいもので、開始直前まで「俺はペンライトとか振り方よくわかんねーし、買ったけど使わねーかも…w」と文化部の中学二年生のような思考をしていたのもつかの間、数曲後には"ブレード"を時には天高く掲げ、時には鋭く突き出していた。即落ちの早さなら女騎士にも勝てる。
もちろん初めての現地参戦だったのでコールやペンライトの振り方が殆どわからず最初は苦戦した。しかし、ラブライブの女の子への「愛」、そして地方から単身横浜に参戦する「勇気」が俺に「盗賊の極意(スキルハンター)」を発現させ、講演終了間際には完全に特質系の顔つきになっていた。
ライブを終えた後に沸き出たものは「人生の希望」、生まれたのは「トキメキ」。
この鮮烈な経験は、必ず、永遠に、人生の大切なピースになるだろう。
共通テストまではあと68日。
志望校の受験まではあと三ヶ月。
楽しくて嬉しくて切なくて
君ともっとね 追いかけたくなる
今日は今日でがんばれたよ がんばった!
ちゃんと休んで のんびりして きっと元気
またね、またね!