見出し画像

『AbletonLive Rackを極める!!』その⑧ サウンドデザイン編~HyperDelay~


1.はじめに

 このシリーズも、おかげさまで8回目を迎えることができました!!
 これも応援して頂ける皆さまのお陰でございます。
 今回は、その名も『HyperDelay』。FeedBackを上手く利用して音作りに活用できるRackとなっております。早速音の方を確認してみましょう。

2.作り方

 基本的にはDelayのFeedBackとEQをマクロにアサインして、直列に3つ繋げれば完成です。 

DelayTime,FeedBack,Freeze,Mode,FilterFreq,Dry/Wetをマクロにアサインするぞ。
マクロ設定。FeedBackは75%が上限だぞ。それ以上あげると耳がヤラれるので注意が必要だ。

 ここまで設定できたら、「Ctrl+D」でDelayデバイスを2回複製する。

Delayを複製。同じ設定の場合、マクロを設定してから複製した方が早い。

 発想として、4~5つ重ねても強力なんだが、結構危ないのでLimiterかUtiltyでGainを抑えるとか工夫が必要です。
 私はUtilityで調整することにしました。

Delay3段の後にUtiltyを配置してGainを調整する

 これで完成なんだが、全体としてDry/Wet機能をつけたかったので、以前紹介したDry/Wetラックを活用してみることにしました。

Resonatorを使ったDry/Wetラックを使ってみた。別に使わなくてもDelay自体にDry/Wetがあるので、その方がシンプルです。ただ使いたかっただけです。

 あとは、最後にGlueCompressorで置いてマクロを再設定すれば完成となります。
 最初に紹介した動画では、Wet100%でMidBassで使用しています。
音色によってはDry/Wetを調整したり、Freeze機能を使ってエフェクティブな音作りにも使用できると思います。
 Beatに複数かけても面白い効果を得ることができます。

 どう工夫するかはアナタ次第ですよ。これからもサウンドデザインがもっと楽しくなるようなRackを紹介していきます。

3.ダウンロード

完成した.adgファイルを置いておく。
【注意事項】
 ・使用は自己責任
 ・当方制作環境はAbletonLive11.3.4
 ・互換性チェックはしておりません

気に入った方は、フォロー、スキなど頂けると励みになります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?