その⑮Calculating Hz For LFO rates
1.はじめに
このシリーズも15回目。何でも10回以上継続することで見えてくるものもあります。私の場合、復習と備忘を兼ねてライフワークとして定着してきた気がします。この調子で頑張っていきますので応援よろしくお願いします。
さて、今回はLFOの周波数です。作ってる曲のTempoに同期させてWowWowしたい場合は、ほとんどの方がSync機能を使ってお好みの長さ(1/4とか1/16T)にするかと思います。
Mr.Billは、これを良しとしていないというか、よりシームレスな変化を求めているところがポイントですね。
Sync機能を使わないとLFOの周波数はHzを基準としています。Hzを我々が使いやすい音符の長さに変換する計算式を紹介しています。
2.ネタ元動画の紹介
☆計算方法☆
4分音符に換算する場合は、「BPM÷60」。これは押さえておきましょう。 「その① DelayTimeTricks」で紹介したBPMを.msecに変換する式「60000÷BPM=4分音符の長さ(.msec)」とともにDTMer必須の計算式ですよ。
ちなみに×2/3で3連符、×1.5で付点音符になることも覚えておくと良いですよ。
☆計算が苦手な方へ☆
「俺、算数嫌いなんだよね~」ってアナタ。私もそうですが、簡単でもすぐに忘れてしまいますよね。良いツールがあります。ネット上にもDelay計算機なるサイトが幾つも転がってるので検索して使うも良しですね。
せっかくなので、AbletonLiveのMaxForLiveで非常に優秀なモノがあるので紹介します。
Hercelot(@Hercelot)さんの自作デバイスです。2023.8.15現在Dl可能ですので、早めにもらっておきましょう。ちなみに、HercelotさんのNOTEはとても有益な情報ばかりなのでチェックをお忘れなきよう。
3.作例の紹介
SyncをOnにすれば拍単位で同期できるじゃんって思ったアナタ。違うんですよ。
Hzで計算するメリットはシームレスに周期を変調させることができるんですよ。この違いが音で確認してみましょう。エキサイティングなLFO体験がそこにはあります。
動画では1/4(2.2Hz)から1/8T(6.6Hz)にSyncで変更するトラックとHzを使ってシームレスに変化させるトラックを比較しています。
本題とは関係ありませんが、MrBillは動画ないで「Reduxを使うと面白い音になるよっ」てオートメーションを書いています。参考までに。