
その㊱Parallel Compression
1.はじめに
以前に紹介したTips「その㉖How To Subtractively Add Frequencies To Your Mix」の詳細版といったところでしょうか。
いわゆるニューヨークコンプレッションというヤツですね。強調したい帯域をEQで抜き出してコンプで圧縮する手法ですね。
前回紹介したものより詳細に解説されています。
2.ネタ元動画の紹介
非常に分かりやすい説明ですね。たかだか10分弱の動画です。初学者の方にとってもハードルは低いと思われます。
この動画では、「周波数帯域を4つに分けてパラレルコンプレッションをすると、あなたのミックスが輝きだすよ」みたいな事を言っています。
3.方法
私は、テンプレートにしておいて使いたいときに使えるようにしています。センドトラックにEQとCompを設定するだけです。(プリセンド)
①NYコンプレッション
中音域をノッチフィルターで大きくカットして低音域と高音域を強調します。中音域の設定は、曲に応じて調整します。

ビル先生は、NYCのRatioに関しては、ガッツリ高くしてました。
リリースは長めでしっかりとコンプレッションします。
②Subコンプレッション

大体150Hz以下をLowPassします。Ratioは控えめで。リーリス短め。
③Highコンプレッション

Ratioは控えめで。リーリス短め。
④Midコンプレッション

Ratioは控えめで。リーリス短め。
あとは、センド量を調整したりフェーダーで調整したりして遊んでみてください。
おはデスク。
— おとですく@ableton やっぱりabletonだよね (@kijyoumusic) December 3, 2023
NY_Compの研究。
いわゆるパラレルコンプレッションという
テクニックです。
・低音域(Sub)
・中音域をNotch
・中音域をPush
・高音域(HighPass)
センドに送ってコンプする仕組みですね。
色々フェーダーで調整できて、
簡単に反映できるので重宝します。 pic.twitter.com/NlMHgq4v0p
色々調整して遊んでみてくださいな。