第124回 娘と家庭内ヒヤリハット
娘が生まれてから、ヒヤッとする場面には何度か出くわしました。
その度に何事もなかったことに胸を撫で下ろしています。
このようはヒヤリハットはその瞬間というよりは、後になってあの時あんなことをしなくてよかったという反省に似た感情になって現れることが多いのですが、娘に気をつかうと同時に、自分も怪我なく健康でいなければならないとうい使命感のようなものを感じます。
それは、我が家では介護が必要な母と手のかかる娘が同居していて、動けるのがわたしと妻だけという状況によります。どちらか片方が欠けてもいけないのです。
転職前に勤めていた会社では毎日安全第一の標語を唱えさせられ、定期的にヒヤリハットの評価をする会議がありました。
大きな事故を防ぐにはヒヤリハットの場面を徹底的に潰していくことが求められます。
わたしはヒヤリとした事柄については、肝に銘じて同じことを繰り返さないようにしています。
こんなところで前職の経験が生きてくるとは思いませんでした。
娘には健康に育っていって欲しい。自分は娘に庇護が必要なくなるまで生きて天寿を全うしたい。そんな思いで今日も危険のタネを探しています。