2023の徳島と日本サッカー①
2022年11月
徳島ヴォルティスのJ2残留とポヤトス監督への続投オファーからの退任
日本代表のW杯でのベスト16敗退とドイツ・スペイン撃破
チームづくりの文脈のなかで
披露するサッカーに興味を持ちそれを継続する意思がみえる徳島ヴォルティスと代表チームのW杯での対戦相手にフォーカスしたこれまでの継続を感じない采配への転換に様々なことを考えさせられている。
徳島は意図せず監督が変わるなかでも目指す方向性を継続したなかで発展へ向かえるのか
日本代表はW杯で見せたような本番前(試合前)での急遽の戦術変更から発展に繋げるのか
…それぞれ経緯は無駄ではなかったのか、過程の犠牲は妥当だったのか
比較するにはリーグとトーナメント、クラブと代表…と置かれている状況が違うことも踏まえなければならないのだが。
発展へのキーパーソン
良いものを残し悪いものを修正していくこと
発展への道筋はそのように捉えている。
そのために必要なのは置かれている状況を踏まえた目標を定め、過去から現在にかけて正しく評価したうえで次への行動を決め表現できること…でしょうか。
意思決定(目標を定めること含め)については、
クラブでは株主総会や取締役会から任命された代表取締役社長(内外に分かれていれば内部は社長)が執行権を持ち〜更に任命されたGM・SD・強化部長(名前はクラブによりけりだが)と降りていき、実行、表現していくのは監督以下選手達…となるでしょうか。
それぞれ決定権をどこまで委任するかはクラブによりけりでなかなかそこまでは見えてきませんが。
ヴィッセル神戸と徳島ヴォルティスでは、おそらく違うだろう。名古屋グランパスとかも色々と複雑なようで。
JFAについては各都道府県協会代表者などからなる評議委員の選挙により選出された会長=代表理事がトップとして執行権を持ち理事会を招集し各業務を執行。
代表については技術委員会〜監督…と降りていく。
調べて驚いたのは会長選任について、前会長までは推薦制…密室で事が行われておりFIFAの指導が入り今のかたちに是正されたということ。
そのような体質があったことを考えるとこちらのほうの意思決定に係る権限についてはクラブよりも色々と複雑そうである。
チームづくりについては監督を中心にこれまで意見を述べてきたが、根はもっと深いところにあるのかもしれない。
代表では特にハリルホジッチ元監督のコメントで聞かれるように監督への権限に制限があることも疑っている。発展を求めるなかではこの上層部を本丸として捉えつつ、現場…監督以下選手の出す結果から意思決定と表現されるものの両軸をあまり傾けずに全体として見ていくことが必要だと改めて考えている。