オリンピックってこんなに涙するもんだっけ
と、率直に涙しているのは、いつの日かに誰かが「オリンピックという戦える場があることで、戦争のない平和な世界が保たれているんだよ」と、そんな言葉を話しているのを聞いて、納得したことがあったからかもしれない。
国と国との間で争いがあったら、同じ競技のレーンで並ぶだけでも叶わないだろうと。身近な人が戦争で殺されていたら、ネットを超えていくボールがいつだって爆弾に変わってもおかしくない。文化財建造物などは破壊しないなどルールが戦争にもあるかもしれないけど、そんなのを見守る審判なんていないだろう。だからしっかりとしたルールの範囲内で、お互いの強さを競い合えるスポーツは素晴らしいものなんだなと。
そして、国を超えてお互いを讃え合う光景の平和さにこれが "当たり前" だと感じてしまってはいけないと、感動してしまうのであった。1位と2位と3位になることがオリンピックの真の目的ではないと思う。まさしく、平和の祭典。
今は、全世界 vs コロナ。全世界が一致団結してやっつける新スポーツ、コロナ。そう考えてみたら、どこかの国の誰かや何かを責めることはなくなるのではないでしょうか。今は医療関係のみなさんが本当に戦っているんですよね。彼らこそ、今は選手ではないでしょうか。
本音と建前の日本だけど、泥試合で最後は世界中の人とハグしたいな。と、そんなことでも涙してしまうものでした。